カテゴリー「映画・テレビ」の107件の記事

2017年6月 3日 (土)

「ザ・コーブ」「ビハインド ザ・コーヴ」上映会に行って来ました(◎´∀`)ノ

本日、まことに勝手ながら
店を閉めて

京都大学北部キャンパス理学部セミナーハウスでの
「ザ・コーブ」「ビハインド ザ・コーヴ」上映会
に行って来ました(◎´∀`)ノ

ほんまは
「ザ・コーヴ」のDVDは持ってるんで
(シーシェパードらにお金が流れないようレンタル落ち300円で購入)
「ビハインド・ザ・コーヴ」だけでよかったんですけど

途中から行って入れないとかなったらやなんで
見るの何回目かになるけど「ザ・コーヴ」から鑑賞

実際はそんなに人多くなくて「ビハインド・ザ・コーヴ」からでも
余裕な感じでした…;:゙;`(゚∀゚)`;:゙

「ザ・コーヴ」

とりあえず作りがうまいね

日本の政府と警察と猟師がマフィア化しててグルになって
取材クルーたちを殺しに来る
命が危ない
っぽい演出の仕方

ま、実際活動家の人がロシアでは殺されてるらしいしー
危ない国は危ないんやろうけど
日本はないない

ちゅーか日本をターゲットにしてるのは安全やからちゃう?
ロシアでやったら殺されるしー
中国とかでやったらスパイ防止法で捕まっちゃうかもやし
日本やったら何をやっても安全みたいなー

でも
平和な日本で
余裕綽々で撮影したはずなのに
めっちゃ緊張感出てるのがすごいよね

シーシェパードの「クジラ戦争」って番組でも
日本の捕鯨船が銃を撃って来やがったー!
くそーっ撃たれたー!
撃たれたけど防弾チョッキで助かったよーってシーンがあったけど
まず、日本の捕鯨船は銃撃なんてできません…

いやーマジで危機を演出すんのがうまいわー

ちゅーか日本人は嘘をついてはいけませんって育つけど
あいつらは正義のためなら嘘ついてもいいですって教えられて育ってるんやろうなー

相手を挑発して怒らせて
怒ったところを撮影して
こんなに民度の低い原始人たちがいますとか言って世界に流すとか
もう今は定番のやり方がすでにこのとき行われてる
いやーすごいね

まーでもね
編集で捏造していくんは、まードキュメンタリーって当たり前っちゅーか
ナチの宣伝時代から
そんなもんやし
しゃーないと思うけど

CGまで使って湾を赤く染めるとかは悪質やね
CG加工OKにしたら
もうどんな捏造ドキュメンタリーも好きに作れちゃうしー

それだけはドキュメンタリーをやっちゃいかんことやと思う

そんな感じで
ツッコミどころも色々あって

ま、その湾が血で染まるシーンもそうやけど
映画中で狩られるのはせいぜい20匹ぐらいのイルカで
その20匹のイルカの血をいくら絞り取っても湾全体を赤く染めるとか無理やろーって感じやし

太地町で年間2万3千頭のイルカが殺されてるとか言ってるけど
漁の期間とか言ってたのが9月~2月、7ヶ月として
1ヶ月に少なくとも3千頭は殺さないといけなくなる
映画の感じでは毎日漁が行われてるわけではなく一定期間おきみたいやし
そうなると一回に300頭ぐらいは殺さんと計算合わんくなってくるけど
映画中で殺されてるのは一回20頭ぐらい

ちょっと考えれば映画中におかしな部分はいっぱいあるけど
全くそれに気付かんとアカデミー賞とか出しちゃうなんて
アメリカ人ってよっぽど注意力とかないんやなーって感じー

ま、授業で見せても
この映画なんかおかしいって気付くのは10人にひとりぐらいやけどねー
 
 
 
「ビハインド ザ・コーヴ」

Index_img_flyier_01_pc
「ビハインド ザ・コーヴ」HPより引用)
八木監督が私費を投じほぼひとりで作り上げたドキュメンタリー映画

八木 景子(やぎ けいこ、1967年 - )は、日本の映画監督。2015年に『ビハインド・ザ・コーヴ 〜捕鯨問題の謎に迫る〜』を製作し監督デビューした。 東京都生まれ。アメリカの映画配給会社の東京支社で8年間勤務し、2011年3月に退職。2014年、映画制作会社「合同会社八木フィルム」を設立。同年春にドキュメンタリー映画『ビハインド・ザ・コーヴ 〜捕鯨問題の謎に迫る〜』を企図、同年7月から和歌山県東牟婁郡太地町で4か月間の撮影を行い、半年かけて編集をし、監督デビュー作の製作を単独で行った。(wikiより)

DVD未発売なのが残念

「ザ・コーヴ」の何百分の…いや何千分の一と思われるお金で作ったってところがすごい
第一印象としては
お金がかかってない分
機材の関係で音声が悪く聞き取りにくい部分があるのは仕方がないかなーと思った

しかしまぁよくこれだけの人にインタビューしたなぁ

しかもそれなりにうまくまとめられている

「ザ・コーヴ」と比べると
嘘情報を盛り込んでないんで
ドラマ性とか映画的演出には欠けるけど
逆に正統派なドキュメンタリーって感じがした

映画の結論としてはアメリカ政府がベトナム戦争批判を避けるための
スケープゴート(生贄の羊)として日本の捕鯨批判がはじまったとしていた

まーそうなんやけど
僕的には有色人種差別と先の戦争・経済成長が根っこにあるところをもうちょっと描いてほしかったなーと思う

例えば「ザ・コーヴ」では日本が太平洋の小国をODA買収して捕鯨賛成票を買ってるとしていたが
世界150国にもODA出してるからその中にIWCに参加している国があっても仕方ないと思う

1993年京都でIWC年次会議が開かれた時、英国代表団のメンバーでWWF代表の女性がNHKのテレビで次のような発言をした。 『IWCが黒人やその他の有色人種に乗っ取られることが心配される。』彼女ははっきりと英語でBlack and other non-white people と発言しているのに、丁寧な翻訳は「ヨーロッパ人以外の人々」と訳していた。(ソースはこちら

また、反捕鯨国側も一生懸命白人国の参加をつのっており
海に全く面していない国スイスなんかも参加している

1986年にIWCの小型沿岸捕鯨作業部会でスイス代表はいった「我々は捕鯨をしたことがない、またその善悪についても、一定の条件があれば是認しても良いとさえ考えている。 しかし、我が国のかっての主幹産業、時計産業を潰した日本のような経済力豊かな国の国民がなぜ鯨のような素晴らしい動物を食べなくてはならないのかは、理解できない。」(ソースはこちら

ま、このふたつの言葉がかなり本質を突いてると思う

「有色人種のくせにわが国の産業つぶしやがって生意気だ!」

さらにこれに

「イエローモンキーのくせに我々の植民地を奪いやがって生意気だ!」
「生意気だから叩き潰して殺しまくってやったのに、また復活してきて生意気だ!」

このあたりの論理が加わる

日本人はあんまりわかってる人いないけど

昔、黒人より下の身分にあったのがアジア系黄色人種だ

黒人解放後
黒人奴隷より安くてよく働くと言われ
黒人より劣悪な労働環境で働かされていたのはアジア系

イエローモンキーって言葉があるのは伊達じゃない

黒人の公民権が認められたのが1964年
それまではアジア系黄色人種も猿扱いやったってこと

猿やから焼夷弾や原爆を落として
一般市民を何百万人殺しても誰も心が痛まないし

猿やから
日本兵の頭蓋骨を戦利品としてお土産に家族に持って帰ったりした
wiki

そうした
差別意識を根底に持ち
経済発展した日本に逆恨みを持つ白人は日本人が思ってる以上に世界各国にいるという現実

だから
日本を叩くと支援が集まる
日本を叩くと金になる
しかも日本たたきは安全でリスクが少ない

そらやるわなーヽ(´▽`)/

ま、「ザ・コーヴ」ができたのも必然なんですなー

アメリカにおけるアジア系住民に対する差別

 南北戦争の前後頃から大陸横断鉄道の建設が始まり、清国から移住してきた中国人などアジア系住民が労働力として多用された。アジア系住民はその風体や衣服あるいは生活習慣、宗教などが欧米系住民と違うことから偏見を生み、差別の対象となり、中国人排斥や排日運動が起こった。

 さらに第二次世界大戦が勃発すると、日系人は敵性民族として強制収容所に送られその私的財産が没収された(⇒日系人の強制収容)。また、アメリカ生まれの日系人に対しては、先祖の国日本につくか(=強制収容所送りとなる)、それとも生まれた国アメリカにつくか(=兵士として激戦地に送られる)の選択を強要した(代表的なのは士官以外が日系人と言う第442連隊戦闘団。ただしこの部隊については多大な戦果を上げた為、現在においては尊敬の対象とされる。また、この部隊が派遣されたのはヨーロッパ戦線である。元々収容所送りの件を日本に宣伝されるのを防ぐ為の措置)。戦後になって、日系人に対するこれらの差別的仕打ちは、自由の国アメリカとして誤りではなかったかとの批判が起こっている。

 1980年代、日本がバブル景気によって世界的にその市場を広げていた際、世界中の様々な市場が打撃を受けた。アメリカでも例外ではなく、とりわけ家電や自動車の市場が奪われると、その結果アメリカ国内では失業者が増え、その失業者や家族を中心に日本製(Made in Japan)製品の不買運動や日本人敵視の風潮が生まれた(ジャパンバッシング)。中国系住民のビンセント・チンが日本人と間違えられて撲殺される事件も発生している。これはアメリカ経済が立ち直った現在ではあまり聞かれなくなっているが、それでも当時の記憶から敵視する者も皆無になったわけではない。

 学校でのアジア系に対するいじめは、他人種よりも酷く、10代のアジア系アメリカ人のうち、半数以上が学校でいじめられた経験があると回答。これに対して黒人やヒスパニック、白人では1/3程度である。フィラデルフィアの学校では2009年にアジア系の生徒に対する集団暴行事件が発生、被害者は1日で26人に上り、うち13人が重傷を負って集中治療室で手当てを受けた。この学校では、アジア系生徒が身の安全が確保されるまで登校を拒否するストライキに発展した。アジア系は、他人種に比較して、うつや自殺の割合が突出してる[11]。2009年、アメリカの司法省と教育省が10代の学生を調査した統計によると、31%の白人、34%のヒスパニック、38%のアフリカ系が「学校でいじめを受けたことがある」と答えたのに対して、アジア系学生の場合は54%に達するという結果が出た。(wikiより)


 
 
 
二本の映画上映後
討論会があるらしく
気にはなったんやけど
お店あるしー帰っちゃったーι(´Д`υ)

まー
思ったよりイルカ大好き活動家らしき人とか来てない感じやったしー
たいして面白い議論にならんかったかもしれんけどー

誰か残って観てた人いたら報告をー!
(*゚▽゚)ノ

| | コメント (0)

2017年3月30日 (木)

「ドラゴン×マッハ! 殺破狼Ⅱ」を観に行ってきましたー(◎´∀`)ノ

「ドラゴン×マッハ! 殺破狼Ⅱ」

320

公式ページ

この映画はいちおー
ドニーイェン「SPL狼よ静かに死ね」の続編らしいけど
内容的にはほぼ関係ない感じ
そんな内容と集客を考えた結果
邦題が2でなく「ドラゴン×マッハ」になってるんでしょうね

僕的には「SPL2」って言ってもらえる方が
より見に行きたくなるんやけど
他の日本の人がどれだけ「SPL」を知ってるかはビミョーなんやろうね
ドニーイェン、ウージンすら知らん人もいるやろうし

今回は前作でドニーイェンと壮絶なバトルを繰り広げたドス使いの刺客ウージンと
「マッハ!!!!!!」で世界を驚かせたトニージャーの
ダブル主役

ポスターではウージンの日本での知名度が低いためか
やたらトニージャーが前に出てるが
若干ウージンの方が主役かな?ぐらいのダブル主役

ちなみに
刺客ウージンは前作で死んでるんで
今回は全く違う人物として出てる

そういや
前作と両方に出てるサイモンヤムは
前作でいちおー生き残ってたし(病気かなんかやった気もするけど…)
同じチャン刑事って名前なんで
もしかしたら同じ役柄なんかもしれんねー
 
 
 
前作は父の日が主題で
やたら父がらみの演出が多かったけど
今回はトニージャーが白血病少女のお父さんってぐらいかなー
あんまり父重視ではなかった
あとは叔父と甥、男兄弟って感じで
女性がほとんど絡んでこず男臭いのは相変わらずヘ(゚∀゚ヘ)

んで
アクション映画って
メインストーリーあたりの映画作りがおろそかになりがちやったれするんやけど
同時進行でいくつもの話が進んでいってだんだん収束して一本になるっていう
映画「トラフィック」のさらにテンポいい版な感じで
映画としてもよくできていた

アクション映画にしては120分って長いなーと思うけど
全くその長さを感じさせなかったねー

ツッコミどころは色々あったけどー
;:゙;`(゚∀゚)`;:゙

また、当然
この面子だけに
アクション映画としてもすばらしく

冒頭から
刑務所に収監されたウージンと看守トニージャーのバトルがガツーン!と出てきて
なかなかキャッチーやし
Vs

敵の
ラスボス刑務所長(なんとなく「サイクロンZ」のラスボス、ユンワーとかぶるけど)
Photo

ナイフ使いの刺客(なんとなく前作のウージンとかぶるけど)
Photo_2
もキャラが立っていていい感じ

それぞれのバトルもかなり気合入ってた

そーいや看守のじじいまでムエタイ使いで
ウージンとバトルし出したのにはビックリしたなー!!(゚ロ゚屮)屮

タイの看守は全員ムエタイでける…と ( ..)φ
 
 
 
ただ
ラスボスとのバトルの勝ち方と
白血病少女の助かり方が
なんとなく納得いかない感じで

前作の因果応報的な重厚ラストからすると
ちょっとテキトー過ぎな気がした

そこがちょっと残念かなー

まだあの骨髄適応の少女を生きて救出できたって方がよかった気が…

それから相変わらず
エンドロールの歌「殺破狼」はダサイ…
(;゚∇゚)

そのダサさと男臭さがこのシリーズの味な気もするけどね…
 
 
 
ま、でも
近年のアクション映画の中でもかなり上位に入るんで
アクション映画好きは絶対観た方がいいですよ
ヽ(´▽`)/

それから
一作目「SPL狼よ静かに死ね」
なかなかの名作やのに
アマゾンでも在庫切れになったままの超レアになっちゃってる

なんでこのタイミングで再販しないかなー
へ(;´д`)へ

| | コメント (4)

2017年3月21日 (火)

映画「哭声 コクソン」を観に行って来ましたー(◎´∀`)ノ

いやー
「チェイサー」「哀しき獣」と
今のところ全くハズレのない
僕の中では韓国No.1監督の
ナホンジン監督

久々の新作と聞けば
見に行かないわけにはいきません

ちゅーわけで
映画「哭声 コクソン」を観に行って来ましたー(◎´∀`)ノ
Top_bk

公式ページ

いちおー予告編は観てから行きましたけど
予告編はふつーに殺人鬼モノ?ホラー?みたいな感じでした

ま、この監督
基本的な設定としては定番なものを使うんですよね
「チェイサー」は猟奇殺人鬼とそれを止めようとする元刑事のポン引きの色々
「哀しき獣」は貧乏な朝鮮族の鉄砲玉がマフィアの陰謀に巻き込まれるヒッチコックテイストなサスペンス
定番な設定を使いながら
予想に反する斜め上を行く展開が魅力なんです

たぶん
今まで映画を観てれば観てるほど逆におもしろい

だからまぁ予告だけじゃわからんので
とりあえず観ないとってことですね

やっぱ、おもしろかったっすー
ヽ(*≧ε≦*)ノ

いやー色々な映画のオマージュを散りばめて
そっち方向へ行くのかと見せかけて
斜め上を行く
さらに磨きがかかってましたー!

なんかデビットリンチの「マルホランドドライブ」のま逆バージョンみたいな感じでしたねー

毎回、脚本も監督がやってるみたいやけど
この計算しつくされた感はすごいわ
この完璧に計算されつくした感は今敏と共通のものも感じるねー
監督のメガネとヒゲっていで立ちも今敏と共通のモノあるけどーヽ(*≧ε≦*)

まだ観てない人は
今すぐ劇場へー

あー
ある程度血は出ますし
ゾンビみたいなのも出てきますから
そのへん苦手な人は気を付けてください

ちなみに
この映画を観る前に
「エクソシスト」「震える舌」なんかを観とくといいかもかもー


 
 
 
さて
ここからはネタバレに近くなるんで
未見の人は読まないようにー
 
 
 
この映画のキモは
あとは自分で考えてください
ってとこで

色々想像するのが楽しみのひとつなんで
あんまり詳しくは言わないけど

どうとでもとれるラストにしつつ
監督の中では
ひとつの答えは出てるんやと思う

まんまと騙されてる人は
悪魔やとか天使やとか言ってるんやけど
(定番は日本人=悪魔、祈祷師=悪魔の手下、おねーちゃん=天使)
流れで観ると
そんな映像通りの単純な答えなわけがない

デビットリンチが「マルホランドドライブ」で
複線を回収していけば答えがわかるように作ってたように

ちゃんと答えがわかる伏線はあった

大量のダミー伏線が多いけど
ひとつだけ他のものと全く性質の違う伏線がある

どうでもいい伏線を全て捨てて、それだけひらえば自ずと答えが…

結局アレが答えなんやと思う
「最初から悪魔と決め付けていたら悪魔にしか見えない」

これはまさしく観客に向けて言っているのだと思う

最初からホラーだと思っていたらホラーにしか見えない

実はコメディーなのに (・∀・)

なーんてね

| | コメント (0)

2016年8月25日 (木)

「シン・ゴジラ」観に行って参りました(*゚▽゚)ノ

聴く人、聞く人「おもしろい!」って言う
「シン・ゴジラ」
ついに観に行って参りました(*゚▽゚)ノ

公式サイト

以下ネタバレ含みますので
未見の方は読まない方がいいかもー

さて
この映画ですが

ザクッと言うと

現在、ほんとうにゴジラが日本に来ちゃったら
っていう設定を
細かいとこまで考えて
再現映像にしてみました
という映画で
ゴジラ映画というよりは「日本沈没」に近い感じがしました

官僚の人が「想定外」を連発するあたりや
避難所の様子
基本的には東日本大震災を下敷きにしてる感じです

ただ残念なのが
CGが金のかけ方が足りないのか
ハリウッドなんかと比べるとややショボイ

そこがちょっと醒めるというか
せっかくのリアル設定がだいなしになっちゃってるというか
残念なところですね

戦闘機や戦車・ヘリコプターなんかも実機が出てるところとCGのところの落差があるのがビミョーです
実機を360度から撮り込んで合成とかでなんとかならなかったのかなぁ…

さて
そんな感じで東京が大変なことになります
ゴジラに色んなとこつぶされちゃって

たぶん東京の景色をよく知っている人はここいらへん
すごく面白いんでしょうね
知ってる景色がガンガン潰されて

残念ながら僕はずっと京都なもんで
東京は遠い世界の話で、あんまり感情移入できませんでした…;:゙;`(゚∀゚)`;:゙

そんで東京崩壊と共に
グズグズしていた内閣の面々や上級官僚が死んじゃって
やる気と能力のある政治家・官僚に実権が渡され
がんばって事態を解決するという

まぁそれだけの話です

話しは単純で、どこかであったような流れ
新しいところも特にありませんねー

話より設定重視です

そんな感じなんで
話が単純すぎて普通ならダレそうなところですが
テンポが異常にいいというか
やたら早い
役者さんもけっこう早口で台詞をまくしたて
どんどん話が転がっていくので
120分あるにもかかわらず全く飽きない
まぁその辺はよくできた映画だと思いました。

ただ娯楽作品として観た場合
面白いかと問われるとかなりビミョー

まず

ゴジラの来襲でたぶんかなり人が死んでるんですが
R指定下げるためか人死シーンは皆無です

あの建物の中で人たくさん死んでるんだろうなー
とか
あの戦車やヘリコプターの中の人死んだんだろうなー
みたいなシーンはいっぱいあるのですが
兎に角、人死シーンがないので
ラストに「奇跡的に死人は一人も出ませんでした」ってキャプション入れれば
みんな「ハァー?」っとは思うけど一応成り立つような作りです

このあたり
リアル志向なのかどうなのか
どっちつかずな印象です

R指定を下げて子供が観られるようにしたところで
あんな官僚と政治家の細かいやりとりの映像がほとんどで
果たして子供にこのゴジラが面白いのか?

そこいらあたりも疑問です

どう考えても
面白いと感じられる層は
現在の日本の政治的仕組みをわかってる人間です

また、作り的に
反米をちょっと入れたり
国連は正しく機能していないので自分たちで何とかしないといけない
とか
自衛隊は色々がんばってますよー

みたいなのが入れてあって
中道保守の考え方を持つ人にウケるように作られています

京都映画サミットの創始メンバーのひとりであるクロネコさんが
めっちゃおもしろい
2回も観に行って涙した
と言っておられましたが

まさに
政治的仕組みをよくわかっていて、中道保守、しかも東京に住んでいる
というバッチリ条件に当てはまる
それゆえの面白さやと思うんですよね

僕は考え方左翼なんで
まぁ反米はいいんですけど
自衛隊を単純に褒めてるとキモって思っちゃうんですよね

そーゆーことで
僕の全体の感想は
「つまんなくはないけど、面白くもない」
って感じです

例えば
ゾンビ映画なんかで面白いヤツってのは
ゾンビがどうというより
立て篭もった人間ドラマが面白いんですよね

まっとうなヤツや汚いヤツ
正義を振りかざすヤツ
人種差別なんかもあったりして
色々な人間がいてぶつかり合う
そこで人間ドラマが生まれるわけです

ところがこのゴジラは
性善説っちゅーかまっとうな人間しか出てこない
若干、アメリカと国連が核兵器落とすとかゆーて悪者っぽくなりますが
日本国内は悪い人間・ロクデモナイ人間が皆無なんです

みーんなよい子ちゃん

そこがなんか物足りないですね

途中で
どっかの大学教授と動物愛護団体がゴジラ駆除じゃなくて捕獲を進言して来るシーンがあるんですが

僕ならそこで「グリーンインフェルノ」的に
自衛隊の攻撃用意に対して
ゴジラ神格化したシーシェパードみたいなグループが海外からも来て
日本人のサヨク活動家と一緒に「ゴジラを守れ」「戦争反対」って
人の盾とかゴジラの前でやるわけですが
結局、ゴジラに踏み潰されて全員死亡
とかやっちゃいますね

その他
ゴジラの映像撮って一攫千金狙うユーチューバーとか
ゴジラに家族殺されて家に隠してた旧日本軍の武器で玉砕するおじいちゃんとか
お父さんお母さんを殺されゴジラに文句を言いに来た子供とか
怪獣が大好きでお話したくて来ちゃった子供とか
非難して留守になった家を狙う火事場泥棒とか
自衛隊員にちょっとは逃げちゃう人いてもよかったし
官僚に責任擦り付け合いする人もいてもよかったし
責任者呼び出して怒鳴ってばかりの空回り首相とかいてもよかった

そういった人たちを老若男女・善悪貴賎関係なく平等に皆殺しにするのがゴジラなんじゃないかと思うんですよね

そういう側面が全くなかったですなー

そんでなんか庵野さんだけあって
ゴジラというより使徒?

なんか
ナウシカの巨神兵みたいな口からビームと
トップを狙えのガンバスターみたいな拡散ビーム兵器みたいなの使います

なんか背中の向こう側とかに飛んでるのサーチして
拡散ビーム発射するんで反則気味です

まぁ近代兵器に対抗しなきゃいけないんで、あれぐらいやらないと仕方ないのかもしれませんけど…

そしてラスト
もうちょっとゴジラが残酷に苦しがって死んでいく感じがよかったですなー

人間の都合で駆除される生物の代表なんで
あんな活動停止的なぬるーい死に方はなんかねー
今どき残酷な殺し方したら愛護団体が五月蝿いのかもしれんけどー

しかもわりかしあっさりー

そもそもの初代ゴジラは近代兵器を全く受け付けず
オキシジェン・デストロイヤーという現代科学を超越した兵器がたまたまあったから殺せたのである
しかもそれを発明した博士はその兵器を封印するため使用後ゴジラと共に自殺する

そういう重たい話やったはずなのに

それを今どきの製薬会社で急いで生成した薬でいとも簡単に…

なんか軽い、ぬるい…
 
ならばいっそ
前宣伝の絵のように
エヴァを登場させればよかったですね

庵野さん本人が出て来て
実はエヴァ関係の全世界の売り上げを投入して
ガイナックスの地下施設にエヴァを建造してましたーっ!って

リアル路線でやってて
急にちゃぶ台ひっくり返して
それくらいぶっ飛んでくれれば
あるいは評価できたかもしれない…
 
 
 
まーそんな感じで
僕としてはがんばった感はあった
ぐらいな感じのぬるーい映画でした…;:゙;`(゚∀゚)`;:゙

あーでも
この前のクソつまんないアメリカ版ゴジラより10倍は面白いですよー

アメリカ人がコレ見てどう感じるかも気になりますねー
アメリカ悪い国やしー
アメリカでヒットしたりするのかなー?
 
 
 
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
9月4日追記


今日、お店に来たおねーちゃんに教えられて
なんでつまんねーって思ったのか
わかってしまいました

ゴジラの退治のされ方も
この前の震災で放水車で原子炉冷やしてるのを踏襲してるんやってー

まー要するに、この映画
この前の震災をゴジラに置き換えただけっちゅー

僕が日本沈没に近いって思ったんもそういうことやったんやねー

しかも再現っちゅーても
怒鳴るだけの総理大臣も出てこないし
あらゆる人に配慮して
人間のよいこちゃんのきれいな面だけ拾い集めて作った感じ
 
誰も文句言われないように作ったら
まー薄っぺらくなるわなー

オールニッポンいい人ばっかりでがんばりましたー的な
自画自賛のキモイ映画

そのままやとやっぱ自画自賛はキモイと思う人多いから
ゴジラのオブラートでくるんだら
自画自賛の心地よさに大ヒットと…

ま、うまいことやりましたなー
 
個人的には自画自賛映画なら
中国共産党の自画自賛特撮災害映画
「超強台風」の方がバカでよかったですね

 
 
 
今日はその他
僕なんかより相当特撮映画見ておられるおマニアックなお二人から
「ドつまらん」「ゴジラじゃねー」「駄作」「千円返せ」
のお言葉をもらったので

つまんねーと思ったのが世界で
僕とベジ太くんだけじゃなくてよかったと思いました…ヘ(゚∀゚ヘ)

| | コメント (3)

2015年11月22日 (日)

「食人族」に日和る人々

ハピネットから発売する予定だった
「食人族 -製作35周年記念HDリマスター究極版-」

一度発売が危ぶまれたが
発売元を変え
ニューラインから無事発売された

4540498800172

この理由としてはメーカーは
「販売元が変更になった経緯については、契約上の取り決めから「諸般の事情」以外のことは言えない。」
と言っているが

元記事

今までは
スタッフが「殺した後ちゃんと食べました」と言っているということでOKになっていた
亀の殺害シーンが収録されていることについて
今更ながらクレームが来たことが原因らしい

ま、実にしょーもない事件であるが

さらにこの事件以来
過去に出たものも含めて「食人族」のDVDが全て消えてしまったサイトがある

それは
Amazon

過去の
「Amazonで児童ポルノを購入できる状態にしていたとしてアマゾンジャパン・ロジスティクス契約社員が書類送検される」
という事件に懲りたのか
世間的にクレームが少しでもあるものは扱わないようにしたのかもしれない

他の食人族モノ
「食人族2」「食人族3」「人喰族」「食人族 最後の晩餐」等々
は検索しても出てくるので
明らか「食人族」1だけ消されている

うーむ馬鹿馬鹿しい…(;´д`)

みんな日和過( ゚皿゚)ぎーッ!!

楽天とかではちゃんと売ってるので
ほしい人はそちらで

| | コメント (0)

2015年6月12日 (金)

ブルース・ウィリスが「抗日」映画に

【「ブルース・ウィリスが「抗日」映画に」
スクリーンのタフガイをノックアウトしたチャイナマネー】

 ブルース・ウィリスが第二次大戦を題材にした中国映画『大爆撃(仮題)』に出演する。契約成立のわずか数日後の先週、8日間の撮影のため上海に向かったという。この作品には国有映画会社の中国電影集団も出資。公開は今年末の予定だ。

 監督は蕭鋒(シャオ・フォン)。旧日本軍が1938~43年に行った重慶での爆撃を描いている。爆撃の犠牲者は1万1000人を超えた。

 当時、中国は多数の戦闘機を保有していたがパイロットが不足していたため、アメリカ人志願兵が現地で協力した。ウィリスが演じるのは教官で、指導を受けるパイロット役は韓国の人気俳優ソン・スンホン。監督のブログによると、中国の人気俳優リウ・イエとニコラス・ツェーも出演するという。

 中国がこの映画を製作する目的は、近代史の重要な部分に光を当て、歴史教科書が伝え切れていない戦争の物語を未来の世代に伝えることだとか。「この作品は重要な意味を持つ。アジアの多くの国が戦争の被害を受けたからだ。若い世代には、この史実をぜひ知ってもらいたい」と、製作者の1人である楊歩亭(ヤン・プーティン)も米バラエティー誌に語っている。

 アメリカで映画館に行く人が減り続けている一方、中国ではハリウッド映画が大人気。英ガーディアン紙によれば、昨年の中国の興行収入ランキングでは、『トランスフォーマー/ロストエイジ』『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』『X-MEN:フュ―チャー&パスト』が、それぞれ1位、3位、4位を占めた。

 中国では映画の興行収入が昨年34%も増加。世界最大の映画市場になる日も近いだろう。ガーディアンによれば、最近ではウィリス出演の『エクスペンダブルズ2』と『G.I.ジョー バック2リベンジ』が、中国でいずれも5000万ドルを超える興行収入を達成した。ウィリスが『大爆撃』に起用されたのは、中国に大勢の熱いファンがいるからだ。(ニューズウィーク日本版 2015年6月16日号掲載掲載 2015年6月11日(木)配信)

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
大好きー!トンデモ反日映画!
なんか記事書いてる人柔らかく書こうとしてるけど
抗日じゃなくて
反日でしょー
中国電影集団が金出す時点でー

いやーでもまず
中共がよく蒋介石の映画に金出すよねー
台湾政府が中国政府の正しい血統!って言うようなもんだしー
ま、そこいらへんはモヤーっとさせるのかな

しかし
ブルースウィリスもチャイナマネーには勝てなかったかー
変な映画に出ちゃうのねー

ところでこのブルースウィリスの役柄
これってたぶん
フライングタイガースのパイロットだろうねー

これは日本もチャンス!
フライングタイガースを世界的にアレいいのっ?って問い直させるチャーンス!

ちなみに
フライングタイガースは
1943年にもジョンウェイン主演で映画化されている

実際にあった戦闘部隊で

アメリカの戦闘機でアメリカ人の部隊だが
アメリカ軍をやめた民間人という設定で送り込まれた
100人ぐらいの戦闘機部隊

裏でアメリカが糸を引いていても
民間人が勝手に志願して勝手に攻撃してるんだから知りませんっていう
キタナイやり方です

詳しくはwiki

これが真珠湾攻撃前、日米開戦前で
アメリカは中立ですって言ってたときにすでに行われてたっちゅーんですから…

さらにコチラのブログを見ると中国軍という名目の米軍爆撃機で日本本土を攻撃する計画もあったようです

この計画はJB355と名付けられ、 一九四一年七月二十三日に大統領だけでなく 当時の戦争長官、海軍長官なども署名。

ビルマから中国への物資補給路を援護するため
中国に雇われた米人パイロット・グループ、フライング・タイガースを率いる
クレア・シェンノート氏がこのJB355計画にもからんでいた。

米政府は日本の弾薬工場や重要な産業施設を爆撃するため、
長距離爆撃機六十六機を供与するほか、
数百万ドルにのぼる経費や兵員も負担することを承認していたが、
これは当時の米国の中立法に反するという。

シェンノート氏は、この爆撃により
「日本の紙とマッチの軸で出来たような建物を灰に出来る」
と報告していたが、作戦実施に手間取っているうちに真珠湾攻撃が始まった。

真珠湾がなければ
終戦間近を待たずして本土は火の海になってた可能性もあります
ちゅーか紙とマッチの軸って明らか民間人の家燃やしたる!って言ってますよね

重慶爆撃は多数の民間死傷者を出したけど
まぁそれは蒋介石の「民間人を盾にして、死んだらそれをさらにプロパガンタに使う」という方法と
当時の爆撃がそんなに正確にできないことを考えれば
当時としては仕方ない気もします

当時、爆撃って方法を使ってない国もありませんし
民間人を巻き込んでない爆撃もありません

白髪三千畳の国の発表が犠牲者1万人なので
まぁ実際は1000人か100人ぐらいでしょうし

重慶爆撃で一番有名な死体が累々と重なっている写真
もとのキャプションは
「防空壕に戻ろうとして踏みつけられたり窒息したりして死亡した人々」
ですし
爆撃自体の死傷者はもっと少ないかもしれません

とりあえず

キタナイ国は勝つ!

戦勝国は正義ヅラしてますが
ほんまに当時はどの国もキタナイっす
現在極悪国って言われてる日本が一番まともに見えるくらいです

| | コメント (0)

2015年4月30日 (木)

実写「寄生獣」がテレビでやってた…(゚ー゚;

いまさらやけど
寄生獣がアニメ化されて
実写化されるってことで

まぁ好きな漫画やから
再発掘されるのはいいことだと思ったんです

でもね
どっちも残念なデキでガッカリ

そんなに期待してたわけではないんですけど…
んー
いや
ガッカリするということはまぁ期待していたのかなぁ…
(゚ー゚;

アニメ版
公式サイト

ちょっと設定を今風?に変えながら
ストーリーはきちっと踏襲って感じ

声優さんは
ミギーが平野綾でビックリしたが
案外ハマっていた
キャラデザもまぁアリの範囲

ただ
島田の正体を見破る女の子が主人公の幼馴染とか
細かい設定の変更は正直変える必要性があったか疑問なものばかりやし
演出も凡庸
音楽の選曲・使い方もダサい
等々
グニグニ動くミギーが見れたよさはあったものの
全体としては駄作

ダサく原作たどっただけーみたいな

ダサくて駄作…

監督がダメな人やったんかねぇ…
 
 
 
んで、実写版
公式サイト

前編をテレビで見ただけやけど
やはりガッカリ

僕は
キャストの雰囲気とか顔とかは
どっちでもよくて
演じられてればそれでいいと思う方なんですけど

とりあえず
寄生獣を演じる人って相当演技力がいるんですよね
なんたって感情を持ち合わせていないんで
豪華キャストだけど
それをできるまでの人がどれだけいるか…

そういう意味で深津絵里
無表情ができなさ過ぎです
ただ単に笑ったり怒ったりしなきゃいいってことじゃないんです
もっと爬虫類みたいな顔演技できないとダメ
何かと目や顔の端々でで語ってしまっている
重要な役なのに失敗キャストです

演技できない人は
特殊メイクで自分の顔のマスク作ってもらってかぶっといたらよかったんじゃないかな

逆に東出くんはいい感じで無表情
無理に笑いの表情を作る場面もよかった
ただ
島田にしてはごっつ過ぎな気もしますが…(^-^;

ゴツさから言うと後藤役の方が合ってたかもねー

CGによるミギーや寄生獣も
思ったよりちゃんとしててよかったけど
兎に角
阿部サダオの声が終わってる
緊張感ぶち壊しで
シリアスな場面がシリアスにならない
ミギーは感情を持ち合わせてない生物なのに
それを全く表現できてない…
ちゅーかキャラを理解してない?

ちゃん演技できる声優さんを起用してほしかった…
そう、平野綾ちゃんでよかったですね

全体的に
名前でじゃなくて演技できるかでキャスト決めてほしかったなぁー

残酷シーンが少ないのは
テレビ放映版やからかと思ったけど
もともとR指定がないから
最初からなんやろうね
動物番組とかではテレビでも捕食シーン普通に流れるから
別にいいと思うけど
スポンサー様の意向かなんかでR指定下げないとダメなんやろうね
でもこの「生物が生物を食べる」という重要シーンを丸々カットして
寄生獣の本質が描けるのかな…と思った次第です
;:゙;`(゚∀゚)`;:゙

女生徒の首が転がってて
村野かと思っちゃって恐々引っ繰り返して見る場面も
結構重要だと思うのですが端折られてました

そして

何よりも脚本が終わってます

まぁそもそも前後編でやっちゃおうってのが無茶なんですけどね
せめて昨今流行の三部作にすればよかったのに…

まぁ時間のしばり
R指定のしばり等々ありながら
ズバッと切り捨てて
うまいことつないだのはよくやったなーと思いますけど

つなげるのに手一杯で
流れとかはほったらかし…みたいな

みんなの意見全部聞いてまとめたら
こんな感じになりました…みたいな

まず冒頭の後藤との対決シーンとか無駄
そっから過去を思い出す展開とかもっと無駄
いきなりミギーが手に入ってくるシーンでええやん…

「誰かが思った…」も気に入ったのか
何回も繰り返しすぎ

何回も言うと逆に重みがなくなってウザいだけ
無駄です

兎に角やたらと無駄シーンが多いのに
段階とかは全く踏んでないし
人の心とかが全く描けてないという
残念脚本

主人公はただのへたれ高校生の設定やと思ったら
はじめての寄生獣対決で
いきなり鉄パイプで平気で人刺せるしー

いやーあそこ端折り過ぎでしょー
本来、犬との戦いとか色々あってのあの行動

脚本書いた人は平気で人刺せるんかもしれんけど
ふつうはねぇ…
あれを成立させるには主人公が殺人鬼やったって大幅設定改変しかないよー
ヽ(´▽`)/

脚本のダメさは
超映画批評にも書かれてるね
僕もだいたいそのあたりは似た意見

そこにもある通り
本来、ミギーと進一の関係も
お友達関係ではなく
お互い理解できない別生物で
生きていくための運命共同体でしかないのだけれども
最後に少し理解し合えるというところが
この話のキモだと思うのだけれども

監督・脚本は
それすら分かってない

原作読んだことないか
漫画を理解することができない人なんやろうね

ま、良い物のリメイクは以下にしかならないお約束通りの作品群

みなさん
アニメや実写映画を観て
寄生獣こんなもんかーって思わないでくださいね

漫画はかなりおもしろいです
(◎´∀`)ノ

| | コメント (0)

2015年4月 6日 (月)

『アジア秘密警察』大会に行って来ました(*゚▽゚)ノ

京都文化博物館で
レアモノ映画
『アジア秘密警察』を上映
しかも
日本版と香港版同時上映するというので

店を閉め
中国からわざわざ店を訪ねてきたらしき女の子ふたりが
「今日、定休日ですか?」と尋ねるのを
「すいません映画を見に行くんで閉めました」と
来た方にしたら納得行かない理由で振り切り

観に行って来ましたとも!ヽ(´▽`)/
『アジア秘密警察』大会
Zahlten_matsuo_asiapol_secret_servi
雨の中!(*゚▽゚)ノ

この『アジア秘密警察』というのは
日活とショーブラが共同出資で作った映画で
まぁ日活得意の銃アクションのスパイモノ

面白いのは
日本版は二谷英明が主役で
香港版はジミーウォンが主役なんですが

それぞれが出てる場面以外は全部使いまわし
他の俳優さんとのからみがあるシーンは全く同じにそれぞれ2回撮って
完全に主役のところだけを差し替えて作ってあるんですね

ほぼ同じ映画です

役者さんが同じ演技を二回するのはまぁできそうやけど
格闘シーンまで同じ手順で殴り合ってるのには感心しました

まぁ香港のカワイイ女の子が
二谷英明ver.では義理というか育ての親の妹
ジミーウォンver.では実の妹
とか
地味に設定が変わっていたりするのと
二谷英明とジミーウォンのキャラの違いで
けっこう雰囲気は違うんですけどね

ただ映画としてはビミョーっすね

なんか観てて
ポールナッチー監督主演の「残虐!狂宴の館」を思い出しました
とりあえずテンポよくて
見せ場をどんどんつないでいくから飽きないけど
話はしょーもなし、ツッコミドコロ満載っちゅー…(;゚∇゚)/

「残虐!狂宴の館」も日本のホリ企画との合作で
日本から永島暎子、森次晃嗣なんかも出てて
海外ロケ・日本ロケをしつつ低予算なりに金かけて…話はグダグダやけど…
なんか最後まで観れちゃうんですよー

全く設定やストーリーは違うけど
できあがった作品のテイストっちゅーかデキは似てる気がするなぁ…

ま、でも
この日本版と香港版を見比べて同時に観ると別の楽しみも出てくるからいいよね

例えば
香港版のジミーさんの出演シーンは日本版の二谷英明の全く同じシーンよりカットが多かったりするんですけどね

映画が終わった後のトークショーで
ザルテンさんが
「ジミーウォンの演技がヘタだったからカット数が多くなってるのかもしれない」
と言っていたが
僕は全く違うと思う

最初から二谷英明ver.ありきで撮影・編集されたからそうなってる
例えば間一髪車から脱出して車が爆発するシーン
二谷英明ver.では穴に飛び込むシーンと車の爆発がワンカットで撮られ
けっこう危ないタイミングで車が爆発していた

ジミーウォンver.ではジミーさんが穴に飛び込むシーンと車が爆発するシーンはカットがわかれていた
これは
予算の都合等々で車は一回しか爆発できないが
実際爆発する方は二谷英明で撮ったということだ
当然ワンカットで撮ったほうがハラハラ度は高くなるので映画としては面白くなる可能性が高くなる
そういう風に何かと二谷英明ver.優先で全体が進んだのだと思われる

そして、最初に編集して完成したのも二谷英明ver.
そこから二谷英明を削ってジミーウォンを挿入して行くと
元の映像をなるべく使ったり、尺を埋めたりする都合上
ジミーウォンver.の方がカット数が多くなるのは必定である

まーたぶんそういうことでしょう

しかし
ザルテンさん
チラリとフィルマーク社とこの映画祭への出品作品を交渉した
とか言ってたのにはビックリしたなー

領収書発行できないって言われて断念したらしいけど
やっぱり怪し過ぎな会社やんねー
ちゅーか
まだ悪名高いフィルマーク社がまだ存在してること事態ビックリだよ

知らない人のために言っとくと
フィルマーク社は
ニコイチ映画というジャンルを発明した偉大な極悪会社

もともとパクリ映画を得意として作ってたが
(音楽もパクリ放題、彼らに著作権など存在しない)
もう作る金もなくなってきたのか
てきとーな自分とこで作ったものや他社の過去作品を勝手に
てきとーにつなぎ合わせて新しい映画を作るという
(↑この手法をニコイチという)
普通ならやらない方法の映画作りを発明した

しかもコレがけっこう世界に流通してたのが恐ろしい

日本でもかなりビデオ化されてるし
アメリカではDVDBOXとかも出てたと思う

第十回京都映画サミット「似非ニンジャムービー」でも
二本ばかし観ましたよね

ネットで検索してみたら
フィルマーク社のwikiはなかったけど
フィルマーク社のフィルモ作ってる強者がいたので紹介

ここに
1996年、フィルマーク本社ビル焼失
って書いてある…(=゚ω゚=;)

でもまだあるの?

| | コメント (0)

2015年2月17日 (火)

知らぬまに「トムヤンクン2」が公開しとった…(゚□゚*)

いつまでも公開しないなー
「トムヤンクン2」
とか思ってたら

2月14日から公開しとったーっ!
Σ(゚□゚(゚□゚*)

公式サイト

Mach_poster

いくら「トムヤンクン2」と
検索しても出てこないはず

名前が「マッハ!無限大」になっとった…

原題「トムヤンクン2」やのに…

どうせやったら
トニージャーとジージャーで
「マッハ!ジャー!!ジャー!!!」
にしといたら…

とりあえずこの映画
超絶ムエタイで世界を驚かせた
アクション映画
「マッハ」

のトニージャーと
「チョコレートファイター」

のジージャーちゃんが初共演っちゅーことで
もう何年も前から期待されてた映画である

世界ではとっくの昔に公開されていて
DVDも出ている

日本にはもう来ないのかなぁーと思ってたら
ついに来たーっ!

近々観に行って来ようと思います!

そしてもうひとつ

「ザ・レイド」の世界的ヒット以降
熱い注目を浴びているインドネシア産アクション映画
「SARAH サラ」
T0019759p
も公開されているみたいだが

公式サイト

こちらは京都では公開しないみたい…

DVD出るかなー(゚▽゚*)

| | コメント (0)

2014年7月22日 (火)

「オール ユー ニード イズ キル」を観に行って来ました!;:゙;`(゚∀゚)`;:゙

Allyouneediskill
なにやら
日本の桜坂洋によるラノベ
『All You Need Is Kill』が原作のハリウッド映画ってことで
(少し前に小畑健が絵を描いて漫画化もされているらしい)
気になったので
観に行って来ましたー
;:゙;`(゚∀゚)`;:゙

公式HP

23時過ぎからのレイトショーで
誰もいないかと思ったら
意外に30人ぐらいいました

しかしレイトショー
消費税アップと同時に1300円になったんですね
映画の日の1100円といい
便乗値上げも甚だしい
よけい映画館行く気なくしますよね

1000円でハリウッドのDVD買えて
そこそこでかい画面
そこそこいい5.1ch音声で
観られる昨今
BR上映とか
客なめてると痛い目みるんじゃないのかなー

まぁでも
なかなか面白かったですよね

映画版は
主人公が 青年→おっさん(トムクルーズ)
ヒロインが 黒髪美少女→マッチョおねいさん

色々アメリカ的に変更されてるみたいですが
ストーリーは
やはり日本人が考えたっぽい感じがしました

そうテーマはまさしく
「覚えゲー」
ですね

死んだらリセットされる世界で
どうやってハッピーエンドを目指すか…みたいな

原作者絶対ゲーマーです(・∀・)

昔のゲームってみんなそやったねー
「アールタイプ」とか
「最後の忍道」とか
死んで死んで攻略法見つけて
みたいなー

ゲームではそれを逆手にとったのに
「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」とかありましたねー
あれは世界が7日間で終わるかなんかで
何しようがとりあえず7日たつとゲームオーバーなんです
それを何回も繰り返して
だんだん状況を変えていく感じ

アニメでは
劇場版「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」が
延々と学園祭前日を繰り返してました

映画では
「ラン・ローラ・ラン」がありましたね
こいつは3回繰り返すだけですけど

最近では
「一週間フレンズ」なんかも
ヒロインの記憶が一週間でリセットされるのを
主人公がどうやって恋愛を発展させていくのか
みたいな
ひねったループ設定でなかなか面白かったです

そんな感じで
ループネタは日本では特に使い古されたネタでもあるので
どうストーリーをからめていくかが一番重要なのですが
それがなかなかいい

この先どうやってクリアすんの?
みたいな興味を常にかき立てられてる状態で
繰り返し部分はサクサクカットして
どんどんテンポ良く進んでいく作りがとても気持ちよかったです
(ゲームクリア感?)

このあたり
さすがハリウッドって感じです

ただハリウッドだけあって
メカやエイリアンデザインに既視感があるし
撮り方もオーソドックス
音楽もオーソドックス
何かとフツーで全く心に残らない
そのあたりのオリジナル性の低さが残念ですね

ま、でも一度観てもいいかも
ぐらいの面白さはありますよ(*゚▽゚)ノ

| | コメント (0)

より以前の記事一覧