カテゴリー「京都映画サミット」の121件の記事

2020年11月26日 (木)

第119回京都映画サミット「ワニニパニック大会」

第118回京都映画サミット「ワニワニパニック」大会
無事しゅーりょーいたしましたー(◎´∀`)ノ

改めて探してみると
「キラークロコダイル」は持ってなかったのでした
あったのは
ただの「クロコダイル」と「モンスター・クロコダイル」
 
 
 
一作目「クロール 凶暴領域」

ピラニアをリメイクしたアジャ監督が今度はワニ映画をリメイク
さすがアジャ監督
オシャレ映像でけっこうよくできてました

ヒロインは水泳選手で
泳ぎも速いし、メンタルも強いんで生き残れるんですね
普通の人ならあきらめて即死だろこれ
みたいなシーンが何回かありました…

主人公はクロールで泳ぐのが速い設定で

タイトルのクロールは水泳の型のクロールの意味と
地を這うものの意味のクロールと
色んな意味を含めてるっぽいです

ピラニアほどお色気とかネタ的な描写はなく
思ったよりまじめなディザスター&アニマルパニック映画で
登場人物がほぼ父娘の2人だけ
ほぼ家一軒のワンシチュエーション

そういうところにはお金を掛けず
ワニとか嵐や洪水描写にお金をかけてる感じでしたね

リアルな模型とかホンモノのワニとか雨風をちゃんと混ぜてるからか
CGっぽさも全然なく
いい感じ出した

分数も88分でサクッと終わるうえ
どんどん展開するんで
あっという間に終わりますね

近年ホラー系の映画でも
ダラダラ二時間越えとかやるカットできない監督がたくさんいる中
さすがアジャ監督は分かってますね

ひとつだけ残念なのは巨大ワニ倒さなくて
ほったらかしなとこですね
脱出できてめでたし、めでたし…はい終わりーみたいな
定番としては爆弾飲み込ませて爆死なんですけど…

 

 

二作目「アリゲーター」


1980年、ルイス・ティーグ監督
「クジョー」と同じ監督さんなんですよね
動物モノうまいっすね

女の子が飼ってたペットの子ワニがおとんにトイレに流されて捨てられる
サクッとしたオープニングからキャッチーだが
その後のワニの小出し具合も絶妙
実験動物エピーソードとか
複線が雑に入れられててストーリーはビミョーだし
主人公のおっちゃんもビミョーやけど
けっこう最後までおもしろく観れます

終盤はワニが街中にのしのし現れて怪獣映画みたいになり
爆破なんかもでてきて
結婚パーティー襲撃して大量にカジカジされるシーンなんか
大盛り上がりですね
緩急が効いているというか
溜めてドッカーン!みたいな
うまいですね

子供も容赦なく食べられるのは
(しかも、いじめっこじゃなくていじめられてる方)
さすが、クジョーで子供をいじめまくってた
ティーグ監督って感じです

そういやヒロインのエロシーンもちゃんとありました
押さえるところ押さえてますね
 
 
 
三作目「パニックアリゲーター 悪魔の棲む沼」


「影なき淫獣」のセルジオマルティーノ監督
前観た「ドクター・モリスの島フィッシュマン」もそうやったんやけど

マルティーノ監督、つまんなくて、かったるい…(^_^;)
もしかしたら、おもしろいのは
「影なき淫獣」だけなのかもしれません…

前半~中盤
たまに食べられては
ダラダラどうでもいい話が続くという
演出のメリハリのない感じでずーっと流れていきます

話はアフリカでリゾート作ったら
主である巨大ワニが怒って襲ってきた
それだけです

まぁ他と違うのは
それ見た原住民が
巨大ワニの怒りを静めるために
リゾートの白人を殺し始める
ってとこですかね

終盤、湖では(沼ではなく湖ですよねアレは)
巨大ワニにカジカジされてどんどん人が死んで
逃げて陸に上がった人はどんどん原住民に殺されていきます
そこはちょっと新しかった

そんな感じで
人死に数はめちゃめちゃ多いですよ
それはいいんですけど
人の死に方がずーっと同じなんで
なんかそのシーンすらダレて来るんですよね

予算少なくてワニがハリボテなのは仕方ないとしても
もうちょっと考えてほしかったなぁ…

ラストも
主人公が定番の爆破で退治して
それ見た原住民が安心してありがとーってなって和解
ハッピーエンドって…
50人ぐらい殺されてるんですけど…(^_^;)

いやー何かと雑…(^_^;)

ヒロインがボンドガールのバーバラ・バックなんですけど
そのせいでややお色気シーンはあっても
全く脱がないんですよね
たぶん呼ぶのにお金かかってるんですけど
コレほんとうに正解だったのか疑問

有名じゃなくても
脱いでくれる女優さん使った方がよかった気がする
 
 
 
四作目「モンスター・クロコダイル 聖なる正餐」

1986年オーストラリア映画
これはDVD出てないみたいですね

とりあえず冒頭からカメラワーク含め
センスいい映像で
思ったよりデキがよくキャッチー

オーストラリア映画らしく
アボリジニをからめたところもいい

名作「ジョーズ」をなぞる感じで
徐々に増える被害者ってな流れも
センスある演出と相まっておもしろいし
ヒロインのエロシーンもあり
アボリジニの子供がぱっくりいかれるシーンもあり
なかなかよいではないですか!

終盤、人間側が
捕獲して元いたところに返す派と
殺してしまえ派に分かれて争いだすとこもなかなかいいし
ラストまで展開の読めない感じもいいんですけど

ただ、ワニ映画としてみると
終盤、ほぼワニは活躍しないんですよね
運ばれるだけ…(^_^;)

うーん

いや、おもしろいことはおもしろいんですよ

個人的にはワニを運んでる間に
もっとカーチェイスで襲撃してほしかったですね
マッドマックス2みたいに

別方向になるなら別方向に振り切れてくれればなんとか…
 
 
 
そんな感じで
「ワニワニパニック」大会 しゅーりょー
ヽ(´▽`)/

 

| | コメント (0)

2020年10月21日 (水)

第118回京都映画サミット「新東宝怪奇映画」大会

第117回京都映画サミット「新東宝怪奇映画」大会
無事しゅーりょーいたしましたー(◎´∀`)ノ 
 
今回、人が集まるのが遅かったんで
待ってる間に来てる人で全く関係のない
「ビースト悪魔の黙示録」を観ました

そんなわけで
 
一作目「ビースト悪魔の黙示録」

公開時の邦題「ビースト獣の日」
まぁ獣の日の方が原題そのままでいいかな
ビーストと獣かぶってるけど…(ーー;)

まぁタイトルがいけてないというか
全くおもしろくなさそうなんですけど
コレめっちゃおもしろかったです

監督はスペインのアレックス・デ・ラ・イグレシア
イグレシア監督の作品はけっこう好きで
映画サミットでも1回とりあげたことあるんですよね

そこで
「ハイル・ミュタンテ!/電撃XX作戦」「ビースト 獣の日」
も観たいなーって書いてるんですけど

当時もつい最近までも
このふたつのビデオに出会ったことなかったんですよね

それがこの前たまたま寄った大坂の店で見つけたんで
そっこー買って
今回のテーマに全く関係ないけど
他の人来るまで観て待とうってことで

内容は
超有名神学者がある日聖書の謎が解けたっていうところから始まって
それが指し示す悪魔の子の生誕を阻止するって話なんですけど

その神学者が頭がおかしい人なのか
世界を守るヒーローなのかの間を絶妙なバランスで歩きながら
ブラックに周りの人を巻き込んでいくという
エログロバイオレンスブラックコメディです

どつかれてアンダルシアとか観てもわかるんですが
イグレシア監督の笑いってかなりブラックなんで
たぶん観る人選びます

人がどつかれて血まみれになっても笑える人限定ですね

途中、リアル兎の死体調理してるシーンもバーンと出てくるんで
それ系苦手な人もダメかも

そういや観てて途中で思ったんですが
今敏監督は絶対コレ観て東京ゴッドファーザーズ作ってると思うんです
こっちが悪魔の子で
東京~は神の子って違いはあるんですけど
色々と共通なシーンとか雰囲気があるんです

東京ゴッドファーザーズ観たことない人は
是非これとワンセットで
コレもイグレシア監督作品の中ではかなり上位に入る作品ですし
東京~もかなりの傑作でめっちゃおもしろいです
 
 
 
二作目「九十九本目の生娘」

永らく封印映画とされていたのに
なぜか急にDVD化されたんで
これを逃したら…と思い、早速購入

しかし思ったよりちゃんとした映画でした
サンカ差別ともまた違うし
全く封印理由わからないぐらいですね

まぁでもたぶん
部落って言葉ではないかと思います
部落って言葉は差別用語にも使われますが
ただ単に村という意味でも使われます
この映画では多くの台詞の中に村としての意味で部落と出てくるんですが
一時期
この部落という言葉を使ってるだけで差別だと糾弾されたときがありました

そんな糾弾を避けるために封印したのではないかと…

内容は思ったよりサスペンス寄り
色々とおもしろいんですが
ホラーなどんより感はあんまりないです

怖いシーンはちょこちょこありますけど
絵面的にはなんかサッパリというかスッキリしてるんです

コレ市川昆監督あたりが
金田一シリーズみたいにもっとねちっこく撮ったら
もっとおもしろくなったんじゃないかなぁ…

冒頭、バカ学生の男2人女2人が山に来て
女2人が消えるとこから
めっちゃホラーの定石をすでに踏んでて
いい感じやし
そんとき出で来るおばあちゃんもめっちゃいい味出してます

でも全体の演出がホラーじゃなくてサスペンスなんで
僕的にはちょっと残念なんですよ

そういやこの映画
主人公らしい主人公がいなくて
確かに文太はおいしい役ではあるんですけど
全体としては脇役で
まだ、そこまでの輝きもないんですよね

で、あえて主人公が誰かと問うならば
このおばあちゃんなんですよ
最初から最後までよく出てて
本筋にもめちゃめちゃ絡んで来るんで

それがよかったのか悪かったのかはちょっとわからないけど
僕的にはそれがよかったんですよね
一番キャラ立ってるし

ラストは警官隊と村の激突
普通にアクション映画っぽく戦いが続くんで
やはりホラー感が薄い(笑)

全体的に確かにおもしろいんですが
求めてた方向とはちょっとちがうなー
 
 
 
三作目「女吸血鬼」

年代的に世界的吸血鬼ブームにのっかる形で作られたであろう本作
中川信夫監督なんで
撮り方はめっちゃセンスありますよね
ただ、やはり和風お化けテイスト

吸血鬼も正体は天草四郎で
話の展開も和風
なのに吸血鬼は世界的に有名な格好なのはなぜなのだろう…(ーー;)

たしかに天池茂の端正な顔に吸血鬼合いますし
小人役者さんも味ありますし
ある意味雰囲気はあるんですけど
何か違う感は常に付きまといますね…(ーー;)

ラストも天草の城の地下にあった迷宮に
警官隊突入しての乱闘
いや、おもしろいことはおもしろいんですけど
やはり何か終始これは違う感が…

月を見たら吸血鬼に強制的に変身してしまうっていう
狼男的な設定は他では見たことない気がするが
どうなんでしょう…?
 
 
 
そんな感じで
新東宝怪奇映画は二本しか観られませんでしたが
「ビースト悪魔の黙示録」が
予想以上におもしろかったんで
よしとしましょう

「新東宝怪奇映画」大会 しゅーりょー
ヽ(´▽`)/

| | コメント (0)

2020年9月29日 (火)

第117回京都映画サミット「血まみれギャングママ」大会

第117回京都映画サミット「血まみれギャングママ」大会
無事しゅーりょーいたしましたー(◎´∀`)ノ
 
以下、基本ラストまでネタバレ上等で書いてるんで
そこらあたり気になる人は
読まないようにしてくださいね
 
 
 
いっこめ「血まみれギャングママ」(1970)


ロジャーコーマン自ら監督した一作目
正直、本日観た中で
娯楽映画としてのデキはコレが一番
流石である

冒頭、いきなりいかにも未成年な少女の集団強姦シーンで
クレイジーでヤバイ感じがビシビシする

その事件が原因で村を追われることになった
母と息子四人
食うためにちっちゃな強盗をしながら
旅をしているんだが
ちまちま稼ぐより
銀行の方がガーンと稼げるということに気付き
どんどんエスカレート
最後は警察に囲まれて蜂の巣っていう
まぁボニー&クライドですよ

ボニー&クライドも実際の人物の映画化なんですけど
こちらも実際にいたケイトバーカー一家がモデル

年代も同じくらいで
場所もアメリカ南部
禁酒法とかカポネの時代とも同じ

この時代のアメリカ南部ってこういう強盗団多かったんですかねー

ちなみにママを演じるのは
ポセイドンアドベンチャーで主人公を助けて心臓発作で死ぬ
元水泳選手のおばあちゃん
シェリー・ウィンタース

後々何回も賞とってるだけあって
演技も半端ないっすね
映画の格を確実にワンランク上げてます

若かりし頃のデニーロも息子の一人としてて出てて
麻薬やり過ぎて死んじゃう役なんですけど
こんときはそこまで存在感ないですね
すでにうまいことはうまいですけど

やっぱ後々ビッグになる卵を見抜いて使う
コーマンの目の確かさみたいなのはすごいですよね

エロ描写はほぼないものの
バイオレンス、残酷描写満載で
強盗繰り返すだけなのに
最初から最後まで飽きさせない
さすがっす

デニーロがヤクやり過ぎて死んだあたりから斜陽感が出てきて
ラストはアジトにしてた家を警官に取り囲まれて激しい銃撃戦
息子が一人また一人と撃ち殺され
追い詰められた長男はマシンガン自分の顔に向けて乱射自殺!
(グチャグチャになったスプラッターな顔も出てきます)
マシンガン自殺かぁー
コレありそうで今までなかったなー
そこからの「ママクレイジー泣き→射殺される」の流れが
めっちゃキャッチーですね
演技もすばらしいです

当時はそこまでヒットしなかったらしいですけど
いやー名作ですよコレは
色々とヤバ過ぎるんで
ダメな人はダメかもしれませんけど…
 
 
 
にこめ「ビッグバッドママ」(1974)


監督は
「超高層プロフェッショナル」「香港コネクション」「テキサスSWAT」「パッコン学園 」等々
多ジャンルのB級映画を撮り続けた
スティーヴカーヴァー
話は「血まみれギャングママ」と似たようなものなんやけど
主役が当時プレイボーイとかでもヌードを披露していたアンジーディッキンソンになり
セクシー美女路線になった
そんで、今度は息子たちじゃなくて娘たちになってて
娘らもちゃんと脱いで、エロは選り取り見取りな感じ

これも実際にいた強盗団って書いてあるけど、どこまで本当なのか…

全体的な雰囲気もコメディーっぽい演出が多く
一作目とはかなり方向性の違う
セクシーコメディーバイオレンスアクション映画になってる

基本、強盗ばっかり繰り返す映画なのは同じで
こっちは飽きてきた頃にエロを入れて引っ張る感じで
一作目と比べるとややパンチが弱いというか
物足りないね

コメディー寄りなんでラストの悲壮感みたいなのも薄いし…

そういやカーク船長ことウィリアムシャトナーも出てます
最初、全く気付かんかったけど
なんか似合ってる金持ち中年役で…
 
 
 
みっつめ「クレイジーママ」(1975)


「ビッグバッドママ」と似たような話で
今度は祖母、母、娘、三代プラス色々な人の強盗団

監督が後に「羊たちの沈黙」を撮るジョナサンデミで
さすが色々とオシャレにうまく撮ってるはいるよね
ただ全体的には
「ビッグバッドママ」と似たコメディー路線っぽくて
強盗の繰り返しに
途中ちょっと飽きるかなぁ

オシャレ映像とワンセットの音楽も選曲センスはいいと思うけど
有名曲ばかりで凡庸な気もしなくもない

続けて三作観てるのもあると思うけど
どうしても前と同じだとねぇ…

ラストはめずらしく
何人か生き残って
ビミョーにハッピーエンドという

いや、なんかそれもぬるい気がするな…

ま、オシャレぬるい映画です
 
 
  
そんな感じで
「血まみれギャングママ」大会 しゅーりょー
ヽ(´▽`)/

 


いちおー以上の三つが三部作って言われてるんですけど
実はたいぶ後になってからコーマンプロデュースで撮った「ビッグバッドママ2」(1987)てのと

強盗繰り返すのを2人の娘にした「ダイナマイト娘」(1976)

っていう
シリーズっぽいのもあるんですよ

またそのうち観たいですね

| | コメント (0)

2020年8月22日 (土)

第116回京都映画サミット「丹波哲郎 ノストラダムスの大霊界」大会

第116回京都映画サミット「丹波哲郎 ノストラダムスの大霊界」大会
無事しゅーりょーいたしましたー(◎´∀`)ノ
 
 
 
いっこめ「ノストラダムスの大予言」

五島勉の書いた「ノストラダムスの大予言」というオカルト本が大ヒット
それにのっかる形で作られた映画で
被爆者団体等の抗議で封印映画となってしまい現在は全く観ることができない

ま、確かにいかにも抗議来そうな内容
コレなぜか文部省選定なんやけど
今から見ると当時の文部省の役人の頭が正常だったとはとうてい思えないな…

反日描写のある「オーシャンズ」を推薦したり

今も昔も文部省の映画選定はかなり疑問が残る

まぁ当時農水省にいた西丸震哉がアドバイザーとして関与してるんで
その影響もあるかもしれない

内容は丹波哲郎演じる(マッド)サイエンティストが
このままでは世界が滅びると言って
いろいろなことを調べて紹介の繰り返しなんですけど
なかなかトンデモでいいっすよ!

これは…
ヤコペッティです!
モンドです!
フェイクドキュメンタリーです!

いやわかりますよ
当時、アフリカの食糧危機が世界的に有名になって
公害病が日本のあちこちで発生して
冷戦の核戦争危機が高まって
社会不安だらけで
それを煽って商売しようってのは…

それにしても色々サービスし過ぎですwww

パプアニューギニアに放射線が降り注いで原住民が凶悪化
人間を襲い食べるとか
食人族よりこっちが早いんで
ルッゲオデオダート監督コレをパクったんじゃないですかね

そう考えると元祖食人族はこの映画ですね

都市圏が公害でヤバイってんで
都市圏から逃げる車が高速に殺到するんですが
ルールを守らず車の間をすり抜けようとした車が転倒炎上
類焼して首都高全部火の海、人死にいっぱいとか
東宝の特撮能力生かしてめっちゃリアルに再現してみたり

富士山爆発、大地震、洪水、核戦争
特撮ファンにはたまらない再現度の高い日本崩壊シーンたっぷり

核戦争後の大地に残るのは
ミュータント化した人間だけで
醜い姿でミミズ肉を奪い合うという
いかにも被爆者団体が食いつきそうな再現映像まで…

一番ヤバそうなのは
丹波哲郎が「世界的に食料が足りなくなってきてるんで、まず弱いものに死んでもらう」
お年寄りや障害者には…
というくだりはマジヤバイでしょう
下手したら相模原障害者施設殺傷事件です

これ風評を気にする日本の会社じゃ絶対再発されんわ…

まぁでも
当事、劇場に観に行ったKさんによると
当時は全く違和感なく観れたとのことなんで
世の中、高度経済成長の陰りが見えて社会不安が膨らんで
そういう感じだったんでしょうね

いやートンデモモンド映画としてはよくできてました
音楽もいいし
特撮もいい
丹波さんのマッド度もなかなかいい
日本映画史の重要作品ですねー

なんとなくスピルバーグの1941を思い出しました…(^_^;)

これはソフト化すべきですね
当時は…のお断りつけて

なんたって
文部省推薦ですからー♪ 
 
 

にこめ「大霊界 死んだらどうなる」


「丹波哲郎の大霊界」という本の大ヒットにのっかる形で作られた
というのは
なんとなくノストラダムスと共通の感があるよね

企画・原案・製作者・総監督が丹波哲郎で
学研と丹波企画の共同出資
学研は元々の本が学研から出てることで関わったのだと思われる

内容はバスの転落事故で死んだ人々の行く末を
主人公(丹波哲郎の息子)の目を通して見る感じの内容

丹波流死後の世界感満載で
基本は仏教的輪廻転生なんだけど
地獄が変な争いが起こる、人によっては楽しそうな場所だったり
ツッコミどころは色々ある

監督の演出の問題か
全体としてはちょっと素人っぽくてかったるい
日本映画製作者連盟のHPに
「監督は新人の石田照」とあり
その後一本も撮ってないっぽいんで
そういうことなのかなーと思う

キャストは丹波人脈を使ったのか
若山富三郎が出てたり
最後のにチラリと渡瀬恒彦、野際陽子、千葉真一が出てたり
意外に豪華
 
 
 
みっつめ「大霊界2 死んだらおどろいた!!」


1がヒットしたからか今回は松竹が制作
内容的には1の丹波流死後の世界を描くということの焼き直しなのだが
特撮が贅沢になってたり
ストーリー回しや演出がうまくなってたり
すごく観やすい映画になっている

冒頭、三人の黒い影が歩いてて
真ん中の影だけ下に落ちる
何なのかと思ったら絞首刑という
なかなか秀逸なホラー演出もキャッチー

しかもそこからの
絞首刑で霊になった主人公(丹波哲郎)がやったみたかったとかで
護送車運転手に乗り移り暴走
派手なカーチェイス、カークラッシュ!

いやームリクリですが
つかみはバッチリです

で、天使が変な乗り物に乗って迎えに来たので
主人公は霊界へ行き
(ここからは主人公若返って息子が演じます)
そこで自分をはめて死刑に陥れたのは親友だと知るが
天界がすばらし過ぎて
こんなすばらしいところへ来させてくれた親友にお礼に行こうとなる…

ここですでに何かおかしいと思う人は正しいです

親友にお礼に行ったが
結局、やることなすこと怪現象にしかならず
自分がはめたせいで霊に仕返しされてると勘違いした親友は自殺

自殺した人は地獄行きということになってて
主人公は親友を助けるために地獄へ向かうという
かなりアホな、というか狂った内容です…(^_^;)

一連のことを助けてくれる天使が目からビーム出せるとか
丹波哲郎の脳内ほんますごいな…

これはすごいですわ
ヤコペッティ的モンド映画であり
ネバーエンディングストーリー的ファンタジー冒険モノであり
ホラーにカークラッシュにアクション、SF
盛り沢山

ちなみにキャストはさらに豪華になってカオス
ジュディオングとか竹中直人、野際陽子
明石家さんま、タモリ、山瀬まみ…etc.

さらに主題歌はリンドバーグで
ボーカルの渡瀬マキが関西弁の天使役で出演もしてるという…

前作同様、地獄描写が変なんですけど
よりエログロバイオレンスで楽しそうになってます
この地獄と天国なら、僕は地獄行きを所望してしまいます!

ま、そんな感じで、これは名作認定いたしますです!
 
 
 
よっつめ「丹波哲郎の霊界ワールド」


映画自体はカナダ製のドキュメンタリーで
大霊界のヒットにのっかるために
冒頭と最後を丹波哲郎のコメントではさんでみたってだけで
「監修・解説 丹波哲郎」となっているが
監修した感は皆無

元々はリンゴスターが案内役だったみたいで
丹波哲郎のコメントが流れた後
今度はリンゴスターのコメントがはじまるという
最初から映画としてどうなの展開

内容的には
マーティンシーンとか有名人が
臨死体験とか語ったり
生まれ変わり体験の人にインタビューしたりするだけで
正直つまんない

若かりし頃のダライラマのインタビューがあったのはちょっとおもしろかったが
あとはけっこう眠かった…(^_^;)

まぁ当時の西洋人は東洋思想に被れてて
こういうの作ったらそこそこ売れたんだろうね…
 

 

  
そんな感じで
「丹波哲郎 ノストラダムスの大霊界」大会 しゅーりょー
ヽ(´▽`)/

 

大霊界3は持ってなくて観れなかったのが残念
またいつか観れるといいな

今のプレミア価格じゃさらさら買う気ないけど…

| | コメント (0)

2020年7月22日 (水)

第115回京都映画サミット「大蔵怪談映画」大会

第115回京都映画サミット「大蔵怪談映画」大会
無事しゅーりょーいたしましたー(◎´∀`)ノ
 
 
 
いっこめ「生首情痴事件」


1967年製作モノクロでエロシーンだけカラーという
大蔵カラーと呼ばれる手法

つまり、カラー映画だと売れる時代なんでカラーにしたいけど
全編カラーフィルムだと金かかるから
一部だけカラーにして「カラー映画です」と言ってたという

まぁ観てる方もエロシーン目当てなんで
そこだけちゃんとカラーやったら納得してたんでしょうね…(^_^;)

話は怪談によくありそうな設定で
クズな夫がいて財産目当てに結婚した奥さん邪魔になって殺して
その妻が化けて出るという

奥さんは睡眠薬飲まされ線路に放置されて首ちぎれて死んだんで
グロ生首幽霊が出てくるんですが
正直まったく怖くないです
たぶん演出がしょぼいからです
逆に笑えるぐらいです…(^_^;)

そして笑撃度がトンデモ高いのはラスト
この幽霊めってナイフを振り回していくうちに全員死に絶えるという…

普通一回刺して「幽霊じゃなかったー」とかなったら
次は刺さないでしょう…

でもどんどん刺します
出てくる人アホばっかりです

そして死体ゴロゴロなのに
すっごいハッピーエンドテイストで終わります…

これは…作ってる人も…そうとう…(^_^;)

幽霊が出てくるまではかったるい昼ドラみたいで
からみシーンは多いですが
乳首もダメやったんかエロ度は低めです

雑誌プレイボーイ載せて股間隠す手法はセンスなさすぎて苦笑ですが
のちに乳首映った!って驚いて後
カメラ引いたらプレイボーイのページやったという
その布石になってたと考えればなかなかの策士かもかも
 
 
 
にこめ「沖縄怪談 逆さ吊り幽霊 支那怪談 死棺破り」


1961年、日華合作となっているが (ちなみに華は中華民国の方で中華人民共和国ではないみたい)
関係ない映画をムリクリニコイチにしたようにしか思えないデキ
カット割りや編集が雑なのと
回想内回想が多過ぎるのとで
自分の立ってる位置がときどき分からなくなります…(^_^;)

全編カラーやったり
セットが組まれてたり
車崖から落としたり
たぶん今回一番お金がかかっていると思われるが
正直、一番おもしろくない…(^_^;)

話的には結局定番怪談展開で
上の「生首~」と大筋はほぼいっしょで
エロ要素はほぼなし
のちのちは
コレがコケたんでエロ要素を追加したんじゃないのかなぁ…(^_^;)
 
 
 
みっつめ「怪談バラバラ幽霊」

1968年製作、やはり大蔵カラー

基本設定は似たようなもんで
遺産相続したお嬢様が殺されて幽霊になる話なんだけど
今回、登場人物の人間関係がやや複雑になっているにも関わらず
適切な説明がないので
人間関係を理解するまでにワンクッションいる感じ

バラバラの名の通り68年なわりに切り株度が高く
幽霊も足だけとか手だけとかバラバラで出てくるので
日本スプラッター映画を語る上では外せない映画な気がするが
やはり演出がビミョーなので全く怖くない
ちゅーかコントみたいで笑える

しかしラスト
他作品と違うラストにしたいと思ったのか
お坊さんを呼んでお経をあげたら幽霊は成仏
悪人のうち最も悪いヤツを含め二人は生き残るというラストはいかがなものか

まったくスッキリしない…(^_^;)

ちなみに、乳首が解禁になってエロ度はあがってます

 
 
 
よっつめ「怪談 江戸の淫霊」

174okuram00539pl

大蔵映画50周年記念として1997年に作られた映画
劇場公開されたらしいんですが
内容的にピンク映画系の映画館でのみ公開されてたんではないかと

僕はVHSで持ってるんですがAmazonで検索しても全く出てこないんで
少なくともDVD化はされていないのだと思います

VHSもそのへんでは全く見かけないので
観たい人はFANZA動画で観られるようですのでどうぞ

同じ頃に作られた「色欲怪談 発情女ゆうれい」は

DVD出てるんですけど
なんでなんでしょうね?

さて中身ですが
意外にしっかり作られてます
セットや衣装もちゃんと時代劇してるし
斬首された首を非人のひとが夜番してるとか時代考証もしっかりしてます
撮り方や編集もしっかりきっちり
でもしっかりし過ぎで逆に大蔵っぼくない気も…

話は単純で
斬首されたお父さんの首を返してほしいと番をしてる浪人に頼んだところ
浪人が三日間好きにさせてくれたら返すゲヘヘと嘘をつき
その通りした娘を最終的に殺しちゃってその霊に復讐されるという…

なぜか霊が淫霊なんですけど…

そんなわけでエロシーンも時代が進んだ分
直接的な性表現、露出多めです

ただ、笑えるシーンとか
すごく印象に残るシーンはないですね
きっちりした映画な分大蔵っぽい毒気はなくなった感じです

大蔵怪談映画のフィルムを発掘DVD化した
山田誠二氏が製作と脚本やっておられます
 
 
 
そんな感じで
「大蔵怪談映画」大会 しゅーりょー
ヽ(´▽`)/

 

| | コメント (0)

2020年6月25日 (木)

第114回京都映画サミット「ガバリン」大会

第114回京都映画サミット「ガバリン」大会
無事しゅーりょーいたしましたー(◎´∀`)ノ
 
 
 
いっこめ「ガバリン」


昔はテレビでよくやってて
何回も観たはずねんけど
行方不明の息子取り返すぐらいの話しか覚えてへんなぁ
と思ったら
それぐらいのストーリーしかないから覚えてへんだけやった…(^_^;)

あらためて観るとけっこう雑で無茶苦茶な話

まぁでも結局その滅茶苦茶具合と
様々なモンスターが混沌と混ぜ合わされた感じが
おもしろいんやねぇー

ラストも唐突に解決して終わって
結局、何と戦っていたのかも分からずじまい
ハッピーエンドやからまーえっかーみたいな感じ

そういや
英題は「House」のはずねんけど
ビデオ版は冒頭に「Goblin」と出てくる
「House」は後付けのタイトルなのかな?
そして邦題「ガバリン」はもしかしてゴブリンから来てる?
 
 
 
にこめ「ガバリン2 タイムトラぶラー」


話も関係ないし、家も違う家だし
続編感は全くないよね

蘇ったひーひーじいちゃんを仲間に
異世界扉からやって来る原始人とクリスタルスカル争奪戦を繰り広げる
ドタバタコメディ
でも正直つまんない…
笑えもしない…

なんかフィルムを安いの使ってるのか
全体の画の雰囲気も安っぽい

とくにいいとこ何もなかったな…(^_^;)
 
 
 
みっつめ「デビルジャンク」


ビデオの英版タイトルは「THE HORROR SHOW」となっており
殺人鬼モノでテイストもガバリンと全く違うし
やはり「House3」は後付けな気がする

別シリーズやったところ
ショーンSカニンガムのプロデュースシリーズってことで
のちのち一緒にまとめたのかもね

冒頭から切り株描写満載でなかなかキャッチー
犯人処刑後の流れがなんかウエスクレイブンの「ショッカー」とかぶるんやけど
調べたらどっちも89年公開
たまたまかぶっただけ?なのかなー

後半、弱冠地味めやけど
ところどころキャッチーな特撮が入ってきて
飽きずに観れるね

色々と突っ込みどころというか疑問が残るけど
都合の悪い部分は幻ということで
いちおーハッピーエンド

そういや
殺人鬼の人どっかで見たことあんなーと思ったら
ブレランのレプリカントの人やった
 
 
 
よっつめ「ガバリン3」


ジャケに書いてある英題は「GOBLINⅢ」
やはり当初はガバリン1、2、3がゴブリンシリーズで
デビルジャンクは別枠扱いやった疑いがますます強まるものの
ビデオ内のタイトルは「GOBLINⅢ」と出た後「HouseⅣ」と出てくる
この頃からデビルジャンクを同列扱いする分類も存在していたらしい

ガバリン1~3はテイストは全く違えど
屋敷を受け継いだという共通点があるけど
デビルジャンクは共通点ほぼないし
別扱いでいいのではないかと個人的には思ふ

さて「ガバリン3」は
方向性としては
「ゴースト ニューヨークの幻」風です

死んだだんな(1の主人公と同じ役者さん)が
インディアンの精霊みたいなのの力を借りて
奥さんと娘と屋敷を悪者の手から守るという感動モノ

いかにもガバリン的なだんな霊から奥さんへの嫌がらせが
なんであんなに起こったのかとか
色々できるくせに、してくれないだんなの霊とか
よくわからない突っ込みどころは多々あるも
それなりにおもしろかったです
 
 
 
そんな感じで
「ガバリン」大会 しゅーりょー
ヽ(´▽`)/

| | コメント (0)

2020年6月 3日 (水)

第113回京都映画サミット「プロレス映画」大会

第113回京都映画サミット「プロレス映画」大会
無事しゅーりょーいたしましたー(◎´∀`)ノ
 
 
 
一作目「美少女プロレス失神10秒前」


後にビーバップハイスクールでヒットをとばす那須博之監督の作品
さすがに映画としてきちんとしてるというか
このよくわからん題材でちゃんとおもしろいし

冒頭のおっぱいポロリマスク剥ぎプロレスからしてキャッチーで
ちゃんとエロサービスも満載

アクションに関しても
意外と役者さんのプロレスもちゃんとしてるし
ビーバップっぽい街角乱闘シーンとかあったり
けっこうビーバップの片鱗はのぞかせてると思う

ヒロインが大学入学と同時にプロレス同好会にだまされて連れて行かれ
逃げようとしたら暴行拉致監禁折檻
しごかれているうちにプロレスに目覚め
最終的に
プロレスでも恋でもライバルである高校の同級生と試合に臨むという感じ

話はかなりカオスでエロでめちゃくちゃなんやけど
(さすがに当事もこんなプロレス同好会なかったと思う)
それはそれで魅力かな~

日活ロマンポルノはほんまに色んな色の監督がいておもしろいわ
 
 
 
二作目「カリフォルニア・ドールズ」


「何がジェーンに起こったか?」「特攻大作戦」のロバートアルドリッチが監督

名監督だけにまじめに作った感のある映画ではあるけど
女子プロならではのエロとバイオレンスもちゃんと入ってるあたり
押さえてるとこは押さえてる

話的には売れない女子プロレスラータッグチームの
売れるまでの紆余曲折を描くという感じで
定番感は否めないし
実際、定番な展開しかないけど
演出がちゃんとしてるんで
ちゃんとおもしろく
それなりに感動もする

ただ僕的にはプロレスはショーであり
相手のレスラーの協力なしに成立しない技も多々あり
ローリングクラッチホールドも相手の協力なしに成立しないと思うので
あれがガチマッチの決め技ってのはちょっと作り過ぎな気がした

見映えがいいからか
美少女プロレスと同じくジャイアントスイングが技として出てくるが
美少女プロレスの方がよかったように思う

切れてすぐにバットを振り回すピーターフォークは
なぜかデニーロに見えた
デニーロを意識した演技してたのかな?
 
 
 
三作目「DOGLEGS」


ドッグレッグスは20年前ぐらいから知っていて
一部の変な人たちから障害者を見世物にしてけしからんと
叩かれていたのも知っていましたので

プロレス好きとしては
方向性は違っても同じプロレス好きとして
心の中では応援してました♪
観に行ったことはないですけど…(^_^;)

んで、ドキュメンタリーを
しかも海外の監督が撮っていたなんて全く知らなくて
最近になって気付いたので早速DVDを購入した次第であります

内容は
サンボ慎太郎がやっぱ20年たってるんで
けっこういい歳になってるんですよね
それで生き甲斐であるプロレスを引退するのかどうかって感じで

テーマが引退に絞ってあるんで
旗揚げやこれまでの興行はあまり出てこなくて
僕的にはちょっと薄い無難な内容な気がしましたが
しぼった方が分かりやすいんで
これはこれでありかなという感じがしました

海外監督らしく
日本人が撮ったらこうはならないだろうなーって感じの雰囲気のオシャレ映像も色々あり
ならではな感じもおもしろかったです

1997年に出版されたアンチテーゼ北島さん著の「無敵のハンディキャップ」って本があるんですが
これに旗揚げや興行の裏話みたいなのが綴られててけっこうおもしろいので
(個人的にはこのドキュよりおもしろい)
このドキュを観る前に読んどくといいと思います
 
 
 
そんな感じで
「プロレス映画」大会 しゅーりょー
ヽ(´▽`)/

| | コメント (0)

2020年4月27日 (月)

第112回京都映画サミット「三級片なアンソニーウォン」大会

第112回京都映画サミット「三級片なアンソニーウォン」大会
無事しゅーりょーいたしましたー(◎´∀`)ノ
 
 
 
一作目「八仙飯店之人肉饅頭」

1993年作品

久々に観たけど
やっぱおもしろいわ

昔観たときはグロい救いのないトンデモ映画ぐらいにしか思わなかったけど

今観ると色々と興味深い

冒頭の生きた人間に火付けて殺してってのもキャッチーでよくできてるし
その後の展開も色々凝ってる

警察も含め出てくる人みんなクソ人間ばっかりで(子供以外)
正直、誰が殺して、誰が殺されても
全く同情もできんし(子供以外)
登場人物の誰一人共感したりできない徹底した作りも最高!

後に大物監督となるハーマンヤウの的確な演出
アンソニーウォンの演技力

三級片という蔑まれるジャンルにあって
このヒドイ内容で
これだけリスペクトされるにはやはり理由があるのだ

この映画のハイライトが一家惨殺で
そのときに子供も何人か首ちょんぱ等で惨殺されるシーンがあるのだが
いやーよくできてるし、子ども、殺され演技うまい!

現在出てるDVDはこのシーンがカットされてるとかいう話を聞いたが
これはカットしたらいかん
主人公の超級のクズさを表す重要シーンやと思う

そもそも、がんばった子供に失礼やろ!
 
 
 
二作目「エボラシンドローム」

1996年作品

冒頭またもや殺人シーンからスタート
人肉饅頭では逃亡先がマカオやったけど
今回はアフリカへ
アフリカで人肉バーガー売るはめに…って同じ展開かよ!
と思わせといての
主人公エボラ感染
しかもエボラで道端で死に掛けてるおねーちゃん
抵抗しないから強姦して感染とかクソ過ぎてええわー

でも主人公、抗体があってエボラに感染しても無症状
人肉バーガーにエボラウイルス入ってて
アフリカが大混乱してる最中
殺した店主のパスポートで香港に舞い戻り
香港でエボラウイルスを撒き散らす毎日
ついでに人も殺すのでしたー

いやー主人公またもやクソ過ぎて笑える

エボラに感染した人が急にクハッて白い液体吐いて
倒れて痙攣起こすの
リアルなんかよーわからんけど、何だかキャッチー♪
そこらじゅうで
クハッ!ピクピクっ!クハッ!ピクピクっ!
ってやられると何か笑える

みごとな人肉饅頭+パンデミック 映画でした
 
 
 
三作目「タクシーハンター」


1993年作品、監督は同じくハーマンヤウ
話は
妊婦の嫁を赤ちゃんごとタクシーに殺された主人公が
態度の悪いタクシー運転手を夜な夜な殺して廻るという話

狼よさらばに影響を受けてるっぽく
タクシー運転手は死んでも当然と考える市民が応援してたりもする

いやー当事の香港のリアルタクシー運転手ってよっぽどクソやったんでしょうねー

しかしながら今回
アンサニーウォンはまじめなサラリーマンなんですよ
あんなクソ人間が似合ってたのに
まじめなサラリーマンも似合うところが
アンソニーウォンのすばらしいところでもありますよね

そんなまじめなサラリーマンが
だんだん病んでって
ついには殺しを始めてしまうという
そこんとこもちゃんと描いてあって
トンデモやのに
けっこうそういうとこは映画としてもきちんとしてますね

演出が秀逸やったんが
刑事役にン・マンタが出てるんですけど
途中で死亡フラグ立つんですよ
その後の殺されるの?殺されないの?あたりの演出がめっちゃいい

なんかコメディとしてもよくできてますよね


そういや意外とカーチェイスシーン、クラッシュシーンもふんだんにあって

そこらへん好きな人も楽しめるし

三級片って
ホラーでもありサスペンスでもあり悲劇でもありコメディでもあり、アクションもあるという
すごいごちゃ混ぜなのに成立しちゃってるとこがおもしろいですよね
 
 
 
四作目「失眠 ザ・スリープカース」


アンソニーウォンもハーマンヤウもそれぞれ大物俳優、大物監督になった後々の
2017年に
まさかの三級片映画製作ってのがすごいですね

香港が中国に返還されてエロにもグロにもかなり厳しくなったらしいんで
よく作ったなーと思います
エロはほぼありませんでしたけど…

内容は題名通り
失眠→不眠症、カース→呪い
つまり不眠症の呪いをかけられた話です

なんかジャケからして
呪いを探究する今風な深い話かと思ったんですが
違いました…
まさしく三級片です…浅いです…アホです…

ここからはネタバレになるんで
知りたくない人は読まないでください

ちゅーか話が単純過ぎて
ネタバレなしに書けません…(^_^;)

謎の不眠症に襲われ、頭が狂って死んでいく一族の過去を調べたら
先祖が旧日本軍協力者で
強姦され死んだ呪術師の娘の呪いがかかっていたのでしたー以上

久々に観ました鬼畜旧日本軍
司令部が慰安所になってて
どんどん若い女さらって来て強姦しては殺して捨てます
女なら子供もさらいます

昔から愛国無罪で
旧日本軍がやったならスプラッターOKってことで
作られまくった日帝クスプロイテーション-Nitteixploitation-映画群が多々ありますが
久々に観ましたよ

日本人俳優らしい司令官以外はみーんな片言日本語
なんか既視感すごいです、昔そのまんまです

まー今の中国共産党下でスプラッター映画作るにはさらにこうしないと厳しいのかもしれませんね

そんながんばりのおかけで
けっこうスプラッター度は高かったです
それでも人肉饅頭とかからしたらぬるいですけど
巨匠、大物俳優にしてはがんばったかな感はあります

でもこんなに共産党に媚びたのに
アンソニーウォンが民主化運動支持発言したおかげで
アンソニーウォンが出てる映画は中国全土で公開禁止

なんか皮肉な話というか
映画とワンセットでアホな笑い話ですね…
 
 
 
そんな感じで
「三級片なアンソニーウォン」大会 しゅーりょー
ヽ(´▽`)/

| | コメント (0)

2020年4月 3日 (金)

第111回京都映画サミット「フリークス映画」大会

第111回京都映画サミット「フリークス映画」大会
無事しゅーりょーいたしましたー(◎´∀`)ノ
 
 
 
一作目「フリークス」


フリークス映画のパイオニア、トッドブラウニング監督1932年の作品

冒頭、なんとなく高尚さを語る文章が垂れ流されるが
内容はいたってB級、見世物小屋的なんで
たぶんコレは世間の追求を回避するため入れたのだろう

ストーリーは
遺産を狙って結婚→毒殺を狙うが、返り討ち
まぁよくある感じやけど
舞台をサーカス一座にして
当事働いてたであろう障害者の数々と健常者の群像劇をからめたところにこの映画の価値がある
まぁそこだけと言えばそこだけなんやけど
当事のサーカスの様子、障害者への差別の様子など
映画で作り物とはいえ
歴史好きには色々と興味深く観ることができるのである

そんな感じで全体的に映画としてはそこまで…であるものの
見世物小屋的要素で最後まで飽きずに観れてしまうのである

ラストは勧善懲悪になってはいるものの
鶏人間ってオチがビミョーでなんかスッキリしない…
結局、監督も障害者=不幸みたいな差別心から離れられてない感じ…
まぁ時代が時代やし仕方ないかもしれんし
そもそもB級、見世物小屋的に作ったとしたらまぁ正解なのかもしれない

しかし、何されたら鶏人間になるのやろ…(^_^;)よくわからん

 
 
二作目「センチネル」

1977年のオーメンやエクソシスト系の雰囲気を持つホラー映画
「狼よさらば」の監督マイケルウィナーがこんなんも撮っていたのが驚き

それなりにちゃんとしてて
それなりの雰囲気はあるけど
やはりどこか二番煎じ感のある映画で
コレといった特徴もない

あるとすれば
リアル身体障害者を使ってる部分ぐらいなんやけど

地獄の門が開いたシーンで
資金がなくて特殊メイクをできないから
実際の身体障害者に頼んだというエピソードの通り

なんか地獄からの怪物の動きに素人感がはんぱない
ある意味
それまでの雰囲気ぶち壊しで
作品としては正解やったかが怪しいけど
結局、実際の身体障害者を使ったことで
こうやってDVD化され話題にのぼるようになったとも言えるので
正解やったんかもしれない

ヒロインもきれいな人やし
なんか雰囲気よさげでもあるのに
ここまで心に残らないのはなぜなんだろう…(^_^;)
 
 
 
三作目「小人の饗宴」


淡々と、とある施設の小人の叛乱を描く
賞を色々と獲っているドイツの巨匠ヴェルナーヘルツォーク監督1970年の作品
この作品もけっこう評価されてるみたいやけど
正直、僕はつまんなかったです

淡々となんで、めっちゃかったるい…

ぐるぐる車が回転して走ってるシーンを長回しでずーっと撮るとか
眠いです

どう観ても見世物小屋的映画なのに
芸術をきどっている感もなーんか鼻につくんですよね

ところで
バッドルーテナントのニコラスケイジリメイクもこの監督やったってこと
今さら気付いて驚いた
 
 
 
四作目「悪魔の植物人間」


撮影・監督で数々の名作を作り出してるジャックカーディフ1974年の作品

内容的にはマッドサイエンティストモノの定番にフリークスをからめた
みたいな感じで
それほど斬新さはないのですが
さすが巨匠なだけあって
やっぱり映画としてすごいちゃんとしてます
しかも
ちゃんとエログロバイオレンスを入れて
おもしろいB級娯楽のツボも分かってる感じ

今回観た中で一番おもしろかったっです

トッドブラウニングの「フリークス」をリスペクトしてるだけあって
既視感のあるシーンがちらほら

同じく当事のリアル身体障害芸人さんを使ってるので
歴史資料的な価値もあるよね
とりあえず目玉が飛び出すおじさんは必見
あの芸はすごいインパクトある

植物人間の着ぐるみが、やや安いのはご愛嬌というか
あれはあれで味があると個人的には思う
デザインも含めて…
 
 
 
そんな感じで
「フリークス映画」大会 しゅーりょー
ヽ(´▽`)/

| | コメント (0)

2020年3月 3日 (火)

第110回京都映画サミット「真田広之映画」大会

第110回京都映画サミット「真田広之映画」大会
無事しゅーりょーいたしましたー(◎´∀`)ノ
 
 
 
一作目「吼えろ鉄拳」


監督・脚本が鈴木則文やからか全体的におちゃらけムード
お話は定番の麻薬シンジケートとの闘いなのであるが
緊張感はほぼない

そんな感じでストーリー進行は雑だが
笑いとエログロバイオレンスはきっちり入れてあるので
最後までそれなりに楽しく観れる

真田広之は色々危なそうなアクションに挑戦してて
なかなかかっこいいが
空手アクションになるとやや個性がないというか
千葉ちゃんや悦っちゃんに比べると華がない気がする

個人的にはブッチャーが出てるのがポイント高いが
途中で出なくなるのが残念
 
 
 
二作目「伊賀忍法帳」

山田風太郎小説の実写化
山田風太郎っぽいエログロバイオレンス・トンデモな感じは
なかなか再現されててよい

ただ100分の中の制約のためか
全体的なスケールダウン・端折られている感は否めない
特に
「淫石を作るのに大量の女をさらって強姦し愛液を煮詰める」という設定を
篝火一人でいい設定にしたのはどうかと思う

全体的にキャストはバッチリで
千葉真一・成田三樹夫・中尾彬もいいし
主役の真田広之も忍者姿が一番似合う気がする
空手アクションより忍者アクションの方がかっこよくて向いているよね、たぶん

ヒロインの渡辺典子もデビュー作だけあって初々しい感じがいいが
なんと言っても
全盛期美保純の脱ぎっぷりと演技がすばらしい!

ラストバトルの大仏殿炎上も金かけただけあって
実物大大仏の崩壊等々特撮的にもなかなか見ごたえあるし
いやーいいわー

エンターテイメントはこうでなくっちゃ!
 
 
 
そんな感じで
「真田広之映画」大会 しゅーりょー
ヽ(´▽`)/

| | コメント (0)

より以前の記事一覧