第124回京都映画サミット「ジャンローラン大会」
第124回京都映画サミット「ジャンローラン大会」
無事しゅーりょーいたしましたー(◎´∀`)ノ
ちょっと前に
ジャンローランのジンを手に入れまして
元々日本でのソフト化が少ないんで
手持ち少なめなんですけど
ま、とりあえずジャンローランもやっとかな
と思った次第です
一作目「催淫吸血鬼」
サンドラジュリアンが出てるんで
「サンドラジュリアンの」がタイトルに付く場合もあります
全編に流れる
フランスのプログレバンド アカンタスの音楽がやたらかっこいい吸血鬼映画
アカンタスは現在↑のアルバムしか出てないね
wikiもないし
他にアルバム出してるのかは不明
この曲とかはサバスっぽいね
なかなか雰囲気ある
ただ、中にはブルースっぽい曲もあって
その場面に合ってるのか合ってないのか
ビミョーなときもしばしば…(^_^;)
話はたいしてないし
全体的にマッタリとしてて
ときどき眠いけど
ジャンローランの独特の映像美と
サンドラジュリアンを含め
脱ぎ度がかなり高いのと
ときどき出てくる想定外の演出とで
けっこう楽しめる
ドリフみたいにありえへん柱時計から出て来て
今度はそっからかいっ!みたいなんとか
乳首針で刺し殺したりとか
なかなか笑える
二作目「呪われたレイプ魔」
自称海賊のしょぼい強盗団にレイプされ殺された二人の娘が悪魔の力を借りて復活
復讐?する話
2人の少女の雰囲気はいいものの
(小さな悪の華オマージュ?)
映画としてはビミョー
なんか脚本なしで
思いつきだけで撮ってつなげたみたいな
チグハグ感
表現主義映画とか言ってるけど
ムダに舞台っぽいことしてるだけ
なんかカットせずにムダが多くてダラダラしてる
映像的にはいいとこあるけど
話もつまんないし…
悪魔に力もらったわりにはほとんど行使しないし
したと思ったら像上から落とすだけ
なんかショボイ…(ーー;)
相変わらず
ムダにやたら脱いで
脱ぎ度はなかなか高いんやけど
スプラッターとかグロはほぼなかったね
んー残念…
三作目「リビング・デッド・ガール」
ゾンビブームが来て
それに乗っかろうと思ったのか
仕方なしに乗せられたのか
設定はゾンビっぽい
でも何か吸血鬼な映画
冒頭
産廃ドラム缶が漏れ出して大惨事
人も溶けた
と思ったら死体復活で
いきなり指で目玉突き!
なかなかキャッチー!
ゾンビとして復活したヒロインを養うため
幼馴染の女(もう一人のヒロイン)が
人を連れてきては殺して与えるということを繰り返すという
なかなか極悪な内容
たぶん当時イタリアンホラーとかが流行ってて
スプラッターシーンとか
それにかなり影響受けてるっぽく見える
今までと違って
商業的に売れるために色々考えてる感じがした
そういったモノも取り入れながら
従来の自分が撮りたい女吸血鬼レズ的要素も入れ
ジャンローランならではの味で
うまく作ってあると思う
裸も血も満載でテンポもよく
今回見た中で一番の娯楽策やった
四作目「猟奇殺人の夜」
タイトルにしても
逃げる婦女子2人からはじまる冒頭にしても
サスペンスっぽいなっ思って見始めると
精神病院に連れ帰られてからは
精神病患者の大変さが延々と映し出され
そうかー
サスペンスじゃなかった
精神病院はこんなに酷いんだ告発映画かと
思いきや
精神病患者の殺し合いがはじまり
キャッチーなジャーロっぼい死に方するけど
自殺やったり
犯人別々やったり
なんかジャーロではないジャーロみたいな展開
一体どこへ物語りは向かうのかサッパリわからんまま
ついに
精神病患者の処分がはじまる
やっぱりホロコースト的告発?
そして
実は
反原発ラブストーリーやったという…
なかなか予想外トンデモ映画やった…
ラストのハッピーエンドなのかビミョーな終わり方といい
いや
なんか味のある映画でした
これはフツーの頭ではなかなか作れないよね
従来通りエロ・グロもきちんとありますです
しかし
フランス人って意外と銃の所有率高くて
簡単に人撃ち殺すのね…(ーー;)
さすが死刑はないけど
射殺がめちゃ多い国
進んでるー!
そういやDVDの帯に
「人間を破滅に導く近未来ヴァンパイアの恐怖」
って書いてあるんやけど
どこにも吸血鬼出て来てない気が…(^_^;)
そんな感じで
「ジャンローラン大会」しゅーりょーヽ(´▽`)/
殺戮謝肉祭も観たいなー
誰か持ってない?
| 固定リンク
「京都映画サミット」カテゴリの記事
- 第150回京都映画サミット「シッチェス映画祭振り返り大会」(2023.09.21)
- 第150回京都映画サミット「タイ産ホラーの夕べ」(2023.09.21)
- 第149回京都映画サミット「いまどきアジアンコメディー大会」(2023.07.07)
- 第147回京都映画サミット「シッチェス映画祭振り返り大会」(2023.06.06)
- 第146回京都映画サミット「ヤバイ南米映画大会」(2023.03.14)
コメント