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2019年10月の3件の記事

2019年10月29日 (火)

第106回京都映画サミット「遊戯映画」大会

第106回京都映画サミット「遊戯映画」大会
無事しゅーりょーいたしましたー(◎´∀`)ノ
 
 
 
一作目「死霊遊戯」
1985年アメリカ映画
映画「スナッフ」で有名になったフィンドレイ夫妻の妻の方
ロベルト・フィンドレイが監督・撮影
(撮影自分でしてるとこがすごいな↑)

コックリさん的な交霊自動初期機能を持つ手を手に入れたヒロインが
殺人鬼に対する霊の復讐に巻き込まれヒドいめに合うという
正直ツッコミどころ満載のひどい脚本なんやけど
金をかけずにがんばったスプラッターや
デパルマの「殺しのドレス」丸パクリの美術館シーンなど
色々とあの手この手でおもしろくしようという努力の結果
意外にちゃんと最後まで観れる映画になっている

これをZ級とか言う人はほんとのZ級を観てないのでは…(^_^;)

しかし不思議なことにエロはない
ハードコア系の監督してたからエロは得意なはずやのに…

そこはちょっと残念かな…
 
 
 
二作目「逃走遊戯」

豊悦と東映Vシネ資本がハリウッド進出した映画
ブレイクする前のラッセルクロウが主役で豊悦は
ヒロインのヘレン・スレイターに次いで三番目ぐらいの役どころやけど
なかなかの存在感でラッセルクロウに負けてないね
そして、けっこう撃たれても死なない…(^_^;)

逆にヘレン・スレイターは旬が終わった感じでスーパーガールのときの光はもうないな…(^_^;)
人に言われるまでスーパーガールの人って気付かんかったぐらい…

話は
ラッセルクロウがFBIなんやけど息子を人質にとられて
アメリカンマフィアのゴッドファーザーの息子を殺した日本人ヤクザを連れて来さされるという感じで
ありがちでたいした話ではないし
展開も地味なんやけど
これが意外とおもしろかったんで不思議

役者さんがいいのと
監督さんの作り方がうまいのと
そのあたりが相まっての結果かなぁ

そういや
島田久作が武闘派ヤクザとして出ていてなかなかいいキャラなんやけど
途中で爆死して出てこなくなるのが残念
 
 
 
三作目「暗殺遊戯」

1982年
ターミネーターブレイク前のリンダハミルトンが主役の
大学内で流行ってるおもちゃの銃で行う暗殺ゲーム
毎回優勝してる優等生がしょーもないデブに事故で負けて
それに納得いかずホンモノの銃を持ち出し射殺
そこから火がついたように対戦相手を殺していくという殺人鬼モノと
ポーキーズとかの学園コメディを混ぜこぜにしたような変な映画

オープニングからしばらくは学園ラブコメかと思う作りやし

香港三級片映画でよく
コメディと殺人鬼モノの恐怖を同居させて失敗しちゃってるパターンがあるんやけど
コレは意外にうまくブレンドしてるね
めちゃくちゃおもしろいってことはないけど
ちゃんと最後までドキドキして観れる

監督のニックキャッスルは後々に
「ミリィ少年は空を飛んだ」「わんぱくデニス」「フック」とか子供コメディでヒットを飛ばすんやけど
やっぱこんときから作り方がしっかりしてるわ
 
 
 
そんな感じで
「遊戯映画」大会 しゅーりょー
ヽ(´▽`)/

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2019年10月15日 (火)

第106回京都映画サミット開催のお知らせ

来る
10月22日火曜日20時より
第106回京都映画サミットを行いたいと思います

今回のテーマは
「遊戯映画」です

とりあえず
ブルースリーの「死亡遊戯」
松田優作の遊戯シリーズ
ホラー映画の「死霊遊戯」
豊悦・ラッセルクロウの「逃走遊戯」
をご用意しております

他にも遊戯がつく映画を持ってる人は持って来てね♪
 
 
 
いつものごとく
参加費は何かみなで飲み食いするもの持ち寄りです
また
スペースの都合上
先着8名様までとなっております

それでは参加希望
お待ちしております

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2019年10月 8日 (火)

第105回京都映画サミット「11人いる!周辺のSFアニメ」大会

第105回京都映画サミット「11人いる!周辺のSFアニメ」大会
無事しゅーりょーいたしましたー(◎´∀`)ノ

 

一作目「LILY-CAT」


1987年、劇場公開はされてないOVA作品で
海外ではDVDが出ているのに日本では出ていないため
VHSがプレミア価格になっている本作

 

「エイリアン」とか「物体X」を踏まえ
そういった実写映画的雰囲気をあえて出そうとしている
なかなかおもしろいテイストのアニメである

 

話は
惑星探査に向かう宇宙船の中で船外から入り込んだバクテリア系エイリアンと戦うという感じで
調査員の中に二人身分を詐称した人が混じってるとか
「11人いる!」的な要素も取り入れてあったりする

 

67分と短いが
逆に無駄なくテンポのいい展開でちょうどよく
映画一本観たぐらいの満足感はある

 

声優陣も豪華で
80年代アニメの歴史を語る上で欠かせない一本であると思う
 
 
 
二本目「2001夜物語」


リリィキャットと同じく1987年製作のOVA
原作は星野之宣の同名漫画

忠実にアニメ化してるとは思うが
元の話が地味な上
ほとんど止め絵のスクロール・寄り引きで作られてて
正直眠くなる…(^_^;)

 

サミットメンバーのKさんの話によると
アメリカのSFイベントかなんかで
有志で作った漫画取り込みに
台詞や音楽をつけたものが大ウケして
それを聞きつけた東京ムービーがコレはいけると思って
OVA化をしたものの、大コケしたとのこと…

 

うーん
どうせ止め絵にするならわざわざセル画で書き直す必要なかったような
原画そのまま使ってれば評価もまた違ったかと思います…(^_^;)

コケたからかDVDは出ていない模様

声優陣は豪華だけど
色々間違ってしまいましたね…

ある意味80年代アニメ史を語る上で外せない一品ではありますが…(^_^;)
 
 
 
三作目「11人いる!」


今回のメイン
1986年製作の劇場アニメ
なかなかの名作なのにDVDの再販がなくレア価格化しているのが残念
原作は萩尾望都の同名漫画

原作がいくらおもしろくても
それを潰しちゃう場合もありますけど

 

出崎哲監督うまいですね
原作の雰囲気を全く壊さずというか
より補強してうまく作ってると思います

 

弟の出崎統監督ほどコッテリとした演出はないんですけど
地味にうまい

 

コレもやはり80年代を代表するアニメのひとつだと思います
 
 
 
そんな感じで
「11人いる!周辺のSFアニメ」大会 しゅーりょー
ヽ(´▽`)/

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