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2018年10月の3件の記事

2018年10月26日 (金)

第94回京都映画サミット「ニールジョーダン監督」大会

第94回京都映画サミット「ニールジョーダン監督」大会

無事しゅーりょーいたしましたー(◎´∀`)ノ
 
 
 
一作目「狼の血族」

昔テレビでやってて観たはずねんけど
部分的な映像は覚えてるのに
内容は話とかは全く覚えがない

なんでかなーと思ったけど
今回答えがわかった

まーなんちゅーか
ヒロインが夢見てたり
おばあちゃんに話し聞いてたりする映像の積み重るような作りで
赤ずきんをテーマにした映像集みたいな感じなのだ

映像も雰囲気もいいし
狼変身シーンの特撮もいい感じやし
部分部分はとてもキャッチー

でも全体が映画としておもしろいかというと
ちょっと退屈かなぁ~

ま、一作目ですでに才能は感じるけどねー
 
 
 
二作目「ブッチャーボーイ」

これはかなり昔から個人的に名作認定してるぐらいの映画なんで
もう観るのも何回目かになるが
やはりおもしろい!

おもしろいのは僕だけかと思ってたけど
今回、みなおもしろいと言ってくれたんでほっとした

父がアル中でDVで病死
母が頭がおかしくて自殺
その主人公が
精神病院入り
殺人
刑務所入り
する話

って書くとタダンサーインザダークみたいな暗い映画にしか思えへんねんけど
ちがうんやなー

映像も音楽も語り口も
明るく楽しげで
「スタンドバイミー」みたいに
爽やかで、いい話みたいな感動があるんですなー
不思議とー

内容がアレやからか世間的な評価はあんまりされてない感があるけど
ニールジョーダン監督の最高傑作かもかも
まだ全作品は観てへんけどー
 
 
 
三作目「クライングゲーム」

これも昔テレビでやってて観たはずねんけど
内容はさっぱり覚えてへんかった

始まって冒頭
主人公がブッチャーボーイのアル中パパさん!
そして設定がIRAのテロリスト!

話は
アカデミー賞脚本賞受賞って書いてあるから
どんなスゲー脚本なのかと思ったら
思ったよりビミョー

飽きたころにビックリ展開を入れてあって
うまいこと最後まで興味を持たせ続けてはいるものの
話はありがちやし
全体的にダラっとしてて冗長

113分はいらんかったなー
90分ぐらいならもっとおもしろかったかも

ジャケに
「劇場では見られなかった
あの"秘密"が今、明らかになる」
と書いてあるのだが

(ここからは秘密に触れるので未見の方は読まない方がいいかも)

これはたぶんヒロインが脱いだら男性器ついてたードッヒャー!
ってところのことやと思う
察するに
劇場ではモザイクかかってたんでしょう
DVDではどうなってるか知らんけどVHSでは
ブラーンとモザイクなしで映ってたよ…(^_^;)

ま、映倫によると性的ではない男性器はOKらしいんで
ブラーンとしてて勃起してなければモザなしでいいっぽい
「ベティーブルー」のDVDもそうなってた

そう考えると
「僕のエリ」はなんでモザ処理なのかよーわからんけど
タイトルに200歳の少女とか入れてるあたり
日本の配給会社が
内容を少女吸血鬼の話に無理やり改変しようとした結果っぽく
ヒジョーに悪質やと思う
監督もよくコレで許したもんだ

話は反れたが
確かにニールジョーダン監督だけあって映像はいいものの
この映画って
IRAを扱ってるのと
ヒロインが男だったって部分以外
あんまり売りがない気がする

コレで脚本賞?とか思うが

ボーイジョージが主題歌に起用されているところからして
もしかしたら当事
LGBTブームみたいなのがあったんじゃなかろーか
そしてそこにテロリストブームもあって
その波にうまくのっかってとっちゃったパターン?

つくづくアカデミー賞って
政治的でアホな選考してるなーほんま
 
 
 
そんな感じで
「ニールジョーダン監督」大会しゅーりょー
ヽ(´▽`)/

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2018年10月20日 (土)

第94回京都映画サミット開催のお知らせ

来る
10月23日火曜日20時より
第94回京都映画サミットを行いたいと思います

今回のテーマは
「ニールジョーダン監督」
です

フィルモグラフィ

殺人天使 Angel (1982) 監督・脚本

狼の血族 The Company of Wolves (1984) 監督・脚本

モナリザ Mona Lisa (1986) 監督・脚本

プランケット城への招待状 High Spirits (1988) 監督・脚本

俺たちは天使じゃない We're No Angels (1989) 監督

クライング・ゲーム The Crying Game (1992) 監督・脚本

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア Interview with the Vampire: The Vampire Chronicles (1994) 監督・脚本

マイケル・コリンズ Michael Collins (1996) 監督・脚本

ブッチャー・ボーイ The Butcher Boy (1997) 監督・脚本・製作総指揮

IN DREAMS/殺意の森 In Dreams (1999) 監督・脚本

ことの終わり The End of the Affair (1999) 監督・脚本・製作

ギャンブル・プレイ The Good Thief (2002) 監督・脚本・製作総指揮

ダブリン上等! The Actors (2003) 原案

プルートで朝食を Breakfast on Pluto (2005) 監督・脚本・製作

ブレイブ ワン The Brave One (2007) 監督

オンディーヌ 海辺の恋人 Ondine (2009) 監督・脚本・製作

ビザンチウム Byzantium (2012) 監督

特に僕が好きなのは
当時、酒鬼薔薇聖斗事件でDVD化がお蔵入りになっちゃった
「ブッチャーボーイ」

ジャケを見るとただ単に猟奇殺人モノに見えるがそうじゃない
スタンドバイミーに並ぶ名作青春映画である(私見)

虐待家庭に育った少年による殺人をテーマにしてるのに
映像美とあいまってとことん爽やかな青春映画になってるところがすごい

その他
「狼の血族」
「モナリザ」
「クライングゲーム」
「俺たちは天使じゃない」
あたりがあります

 
 
いつものごとく
参加費は何かみなで飲み食いするもの持ち寄りです
また
スペースの都合上
先着8名様までとなっております

それでは参加希望
お待ちしております

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2018年10月 1日 (月)

第93回京都映画サミット「文太のいないトラック野郎」大会

第93回京都映画サミット「文太のいないトラック野郎」大会

無事しゅーりょーいたしましたー(◎´∀`)ノ
 
 
 
一作目「激突!」

スピルバーグ監督の出世作テレビ映画
低予算で出演者もめちゃ少ない
シーンもほとんど延々と荒野のハイウェイ
でもこれがおもしろい!

やっぱ映画って金かければいいってもんでもないんやんねー

内容は近年流行の「あおり運転」
主人公がトレーラーぬかしたら怒ってきて
ストーカー並にしつこくあおられるという…だけ…

それだけなんやけど89分ずっとおもしろい

ま、主人公もアホっちゅーか
どうしようもない感じなんで
同情は全くできんけど…

しかし犯人が最後まで顔が出てこんってのがいいね
より不安感が増す

腕だけはチラチラ映るんやけどね

気付く人は気付くと思うけど
ジョジョの第三部に車のスタンドとして出てくるやつは
明らかこの映画からいただいてる

ま、それぐらい名作ってことやね
 
 
 
二作目「スペース・トラッカー」

「死霊のしたたり」のスチュアートゴードン監督
トラック野郎を近未来SFにしたらどうなるか、みたいな映画で
ヤバイ積荷を運ばされる主人公デニスホッパーがドタバタするコメディ

しかも日本の
韮沢靖や空山基がデザイン等を
スクリーミングマッドジョージが特殊効果を
坂本浩一がアクション監督を務めている

なんかここまでの設定やスタッフだけみると
めちゃめちゃ面白そうなんやけど
実際観ると…ビミョーなんやなーこれが…

とりあえず
主役のデニスホッパーが思ったより歳くってて
なんか光るものがなくなってる…
そして第二の主役の若者やヒロインも
なんかビミョーな光のない俳優さん…

そして
ストーリー展開が雑でムダにコメディ部分が長くダレる…

模型を使った宇宙シーンとか特撮はよくできてるし
宇宙船に穴が開いて人が船外にすいこまれていくシーンとかもいい感じ
メカデザインもいいし
グロ描写もそこそこあるし
部分部分をとるといい感じなのに残念…
 
 
 
三作目「バトルトラック」

マッドマックスが世界的にヒットしたんで
それにのっかろうと
オーストラリアのお隣ニュージーランドで作られた二番煎じマッドマックス映画

トレーラーを基地にそこいらを荒らし廻る犯罪集団と
村人&正義の味方との戦いを描く

裏切り者が出たりとストーリーもそれなりに凝ってるし
マッドマックス1より金はかかってそうやけど
面白さはマッドマックス1以下

死人覚悟のカーアクションとか
エログロバイオレンスとか
おりこうさん過ぎて
そこらへんのパワーが全然感じられないし

主人公もメルギブソンに負けてるなー
いちおー「ウォリアーズ」で主役はってた人みたいやけど
やっぱ後々大成するメルギブソンとは輝きが違うわ

んで、トラック造形はまぁまぁいいけど
主人公の車がクソ
あれは笑うとこやったんか未だにわからんけど
とりあえずヒドイ
あれはないわ
マッドマックスのインターセプターとかやったらプラモとかでほしい!って思うけど
全く思わないぐらいヒドイ

そしてヒロインもなんか残念
ブサイクとまでは言わんけどなんか魅力薄い…

よくコレがブルーレイ化されたなぁ…
 
 
 
そんな感じで
「文太のいないトラック野郎」大会しゅーりょー
ヽ(´▽`)/

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