第64回京都映画サミット「ミュージシャン映画大会[黒人編]」
第64回京都映画サミット「ミュージシャン映画大会[黒人編]」
無事しゅーりょーいたしましたー(◎´∀`)ノ
一本目
「ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男」
ゴッドファーザー オブ ファンクと呼ばれる
ジェームスブラウンの半生を映画化
俳優さんのJBの動きのコピー度はなかなか高い
ただ、映画が139分と長いわりに話が薄っぺらい
JBのバックバンドJB'sなどの話も出てこず
JBがただ単に給料も払わずバンドメンバーを全く顧みてないみたいな描き方…
みんなそれぞれソロ活動なんかもしつつ
JB'sを出たり入ったり
色々な事情があったと思われるが
そのあたり全く描かれていない
幼い頃に自分を捨てた母親との、ありがちなやりとり
ヤクをやって唐突に銃を振り回して刑務所へ
全ての演出が薄っぺらい
JBの偉大さが全く伝わらないよ…
ライブの再現度が高いので
それに時間をとっているためってのもあるかもしれないけど
やっぱJBとオーラが違うし
やっぱほんまのライブ観た方がいい
んーなんか作る方個性を間違っちゃった感じやねー(^_^.)
「バッドアス!」
ブラックムービーというジャンルを築いた
メルヴィン・ヴァン・ピーブルズの伝記映画
息子のマリオ・ヴァン・ピーブルズが監督しつつ、おとんの役もやっている
おとんの横でやることをずっと観ていた息子ならではのリアルな再現VTRだが
話は大体思ったとおりだし(実話だけに…)
ヒットするまでの話でそれ以降はないし
全体としてのデキは凡庸な感じかなぁ
興味ある人には面白いけど、興味なかったら…
とりあえず
当時幼かった息子も脱がして筆おろし出演させたり
借金しまくりで映画に客が来なければ家族首をくくるしかないようなギリギリ状況で
ヒットしてよかったですなぁーって感じ
しかしほんまにあんな状態で当時から息子はリスペクトしていたのだろうか…(^_^.)
まぁ当時の雰囲気の歳限度は高く
黒人と白人そしてアジア人の扱いの違いなんかもよくわかるし
アメリカの一歴史を知るって目線で観るのもありかもかも
「スライ・ストーン」
JBの切り開いたファンクというジャンルをさらにポップロックに昇華し
バカ売れして一時代を築いた
スライストーンの伝記ドキュメンタリー
オランダのスライコレクターの双子が
世の中に嫌気が差して行方不明になっていたスライを探し出し
ストーカーし続けて執念で撮ったドキュメンタリー
そのキチガイ的な気合とホンモノのスライが出てる重みがなかなかいい感じに醸し出されて
実に味のあるドキュメンタリーとなっている
前半のスライの半生を描く部分はまぁ普通のデキ
しかし後半のスライ探しからの
現在のホンモノのスライ登場がすご過ぎる
見事にオーラのないおじいちゃんになってしまっているスライが
曲の権利を譲渡しちゃったがために一文無しになり
キャンピングカーで路上生活をしながら
パソコンで地味に曲を作っていたり
なんだかスゲー哀しい…のだ
が
ちゃんと最後に勝訴して数億円取り返すとこができ
ハッピーエンド
娘のライブにもちょこっと出たり
なんだか幸せそうでよかったよかったって感じで終わるのもよい
ストーカー双子のスライ探しも
スライの生涯も
どっちもドラマチックで
なかなか見ごたえあるドキュメンタリーでした
スライは生きていた!
スライファンは必見です!
そんな感じで
今回はしゅーりょー
次回は白人編をやるかなー
どうしよーかなー
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