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2015年4月の4件の記事

2015年4月30日 (木)

実写「寄生獣」がテレビでやってた…(゚ー゚;

いまさらやけど
寄生獣がアニメ化されて
実写化されるってことで

まぁ好きな漫画やから
再発掘されるのはいいことだと思ったんです

でもね
どっちも残念なデキでガッカリ

そんなに期待してたわけではないんですけど…
んー
いや
ガッカリするということはまぁ期待していたのかなぁ…
(゚ー゚;

アニメ版
公式サイト

ちょっと設定を今風?に変えながら
ストーリーはきちっと踏襲って感じ

声優さんは
ミギーが平野綾でビックリしたが
案外ハマっていた
キャラデザもまぁアリの範囲

ただ
島田の正体を見破る女の子が主人公の幼馴染とか
細かい設定の変更は正直変える必要性があったか疑問なものばかりやし
演出も凡庸
音楽の選曲・使い方もダサい
等々
グニグニ動くミギーが見れたよさはあったものの
全体としては駄作

ダサく原作たどっただけーみたいな

ダサくて駄作…

監督がダメな人やったんかねぇ…
 
 
 
んで、実写版
公式サイト

前編をテレビで見ただけやけど
やはりガッカリ

僕は
キャストの雰囲気とか顔とかは
どっちでもよくて
演じられてればそれでいいと思う方なんですけど

とりあえず
寄生獣を演じる人って相当演技力がいるんですよね
なんたって感情を持ち合わせていないんで
豪華キャストだけど
それをできるまでの人がどれだけいるか…

そういう意味で深津絵里
無表情ができなさ過ぎです
ただ単に笑ったり怒ったりしなきゃいいってことじゃないんです
もっと爬虫類みたいな顔演技できないとダメ
何かと目や顔の端々でで語ってしまっている
重要な役なのに失敗キャストです

演技できない人は
特殊メイクで自分の顔のマスク作ってもらってかぶっといたらよかったんじゃないかな

逆に東出くんはいい感じで無表情
無理に笑いの表情を作る場面もよかった
ただ
島田にしてはごっつ過ぎな気もしますが…(^-^;

ゴツさから言うと後藤役の方が合ってたかもねー

CGによるミギーや寄生獣も
思ったよりちゃんとしててよかったけど
兎に角
阿部サダオの声が終わってる
緊張感ぶち壊しで
シリアスな場面がシリアスにならない
ミギーは感情を持ち合わせてない生物なのに
それを全く表現できてない…
ちゅーかキャラを理解してない?

ちゃん演技できる声優さんを起用してほしかった…
そう、平野綾ちゃんでよかったですね

全体的に
名前でじゃなくて演技できるかでキャスト決めてほしかったなぁー

残酷シーンが少ないのは
テレビ放映版やからかと思ったけど
もともとR指定がないから
最初からなんやろうね
動物番組とかではテレビでも捕食シーン普通に流れるから
別にいいと思うけど
スポンサー様の意向かなんかでR指定下げないとダメなんやろうね
でもこの「生物が生物を食べる」という重要シーンを丸々カットして
寄生獣の本質が描けるのかな…と思った次第です
;:゙;`(゚∀゚)`;:゙

女生徒の首が転がってて
村野かと思っちゃって恐々引っ繰り返して見る場面も
結構重要だと思うのですが端折られてました

そして

何よりも脚本が終わってます

まぁそもそも前後編でやっちゃおうってのが無茶なんですけどね
せめて昨今流行の三部作にすればよかったのに…

まぁ時間のしばり
R指定のしばり等々ありながら
ズバッと切り捨てて
うまいことつないだのはよくやったなーと思いますけど

つなげるのに手一杯で
流れとかはほったらかし…みたいな

みんなの意見全部聞いてまとめたら
こんな感じになりました…みたいな

まず冒頭の後藤との対決シーンとか無駄
そっから過去を思い出す展開とかもっと無駄
いきなりミギーが手に入ってくるシーンでええやん…

「誰かが思った…」も気に入ったのか
何回も繰り返しすぎ

何回も言うと逆に重みがなくなってウザいだけ
無駄です

兎に角やたらと無駄シーンが多いのに
段階とかは全く踏んでないし
人の心とかが全く描けてないという
残念脚本

主人公はただのへたれ高校生の設定やと思ったら
はじめての寄生獣対決で
いきなり鉄パイプで平気で人刺せるしー

いやーあそこ端折り過ぎでしょー
本来、犬との戦いとか色々あってのあの行動

脚本書いた人は平気で人刺せるんかもしれんけど
ふつうはねぇ…
あれを成立させるには主人公が殺人鬼やったって大幅設定改変しかないよー
ヽ(´▽`)/

脚本のダメさは
超映画批評にも書かれてるね
僕もだいたいそのあたりは似た意見

そこにもある通り
本来、ミギーと進一の関係も
お友達関係ではなく
お互い理解できない別生物で
生きていくための運命共同体でしかないのだけれども
最後に少し理解し合えるというところが
この話のキモだと思うのだけれども

監督・脚本は
それすら分かってない

原作読んだことないか
漫画を理解することができない人なんやろうね

ま、良い物のリメイクは以下にしかならないお約束通りの作品群

みなさん
アニメや実写映画を観て
寄生獣こんなもんかーって思わないでくださいね

漫画はかなりおもしろいです
(◎´∀`)ノ

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2015年4月16日 (木)

第52回京都映画サミット「超能力映画」大会

第52回京都映画サミット「超能力映画」大会
無事終了いたしました

「スキャナーズ」

昔、何回か観たはずなんやけど
全くストーリーは覚えてなかった
なんでかなーと思ったけど
今回久々に観て理由がわかった

設定はいい感じだし
人体破壊シーンもなかなかいいけど
兎に角、展開が地味
主人公も地味
見せ場シーンも色々あるはずなのに
なんか全体的にテンポが悪く、記憶に残らない…

うーむ、この程度の映画だったかー(ーー;)

もっと面白かったような気がしてたが…
 
 
 
「超少女REIKO」

玲子の登場シーンのひっぱり具合がよかったが
その後は凡庸、エクソシスト風味の学校の怪談で
ツッコミどころ満載なテキトーな展開
こんなもので終わるのかと思いきや
ラストあたり超能力バトルに入って俄然面白くなった
東宝特撮技術を駆使した超能力表現がなかなかいい(・∀・)!

観た後はなかなかの満足感があった
今回観た中で一番よかったかもかも

菅井きんが他ではなかなかみないカッコイイ役柄なのもいいね
 
 
 
「ねらわれた学園」

薬師丸ひろ子をヒロインにすえた角川映画
アイドルモノかと思いきや
思ったより薬師丸ひろ子がかわいくない…(ーー;)
里見八犬伝のときの方がかわいいね

本来はSFミステリー系なのだろうけど
同監督の「HOUSE」がホラーのようでホラーでないように
馬鹿か天才かわからん変な演出で
狙っているのか狙っていないのかわからないようなトンデモ馬鹿映画に…

面白いかと聞かれるとビミョーなんやけど
味がある映画ではあるねー( ^ω^ )
 
 
 
「パトリック」

植物人間になった少年が体は動けないけど殺人はできるという
なかなか凝った設定に
なかなかうまいストーリー運び
なのだが
やはりなんか地味

とても最初に母親と愛人を殺したとは思えないほど
プールでちょっとだけ溺れさせるとか
部屋を荒らすとか
いたずら程度のことしかやらない

最後の方になってやっとひとり人死が出て残酷描写があるが
それ以外は全くなし

ラストも安直で納得いかない感じだし

ちょっとまじめに作り過ぎかなぁ…
もうちょっとオーメンとかエクソシストみたいに見世物的要素を加えていれば超名作レベルまでいけたかもかも
雰囲気よかっただけに何かとおしい感じの映画
 
 
 
ま、今回こんな感じで
「超能力映画」大会しゅうりょー

超能力映画なかなか面白い
そのうち第二回したいですねー

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2015年4月 7日 (火)

第52回京都映画サミット開催のお知らせ

来る
4月11日土曜日
第52回京都映画サミットを行いたいと思います

今回のテーマは
「超能力映画」

エスパーでスパイな「エスパイ」は第49回京都映画サミット「世界色々スパイ映画」大会で観たから置いといて

「ねらわれた学園」
「超少女REIKO」
「キャリー」
「フューリー」
「スキャナーズ」
「キャメロン」
「ザ・シャウト さまよえる残響」
「パトリック」
「メデューサタッチ 恐怖の魔力」
あたりが手持ちにあるので
そのあたりを掘りたく思います

いつものごとく
参加費は何かみなで飲み食いするものです

また
スペースの都合上
先着10名様までとなっております

それでは参加希望
お待ちしております

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2015年4月 6日 (月)

『アジア秘密警察』大会に行って来ました(*゚▽゚)ノ

京都文化博物館で
レアモノ映画
『アジア秘密警察』を上映
しかも
日本版と香港版同時上映するというので

店を閉め
中国からわざわざ店を訪ねてきたらしき女の子ふたりが
「今日、定休日ですか?」と尋ねるのを
「すいません映画を見に行くんで閉めました」と
来た方にしたら納得行かない理由で振り切り

観に行って来ましたとも!ヽ(´▽`)/
『アジア秘密警察』大会
Zahlten_matsuo_asiapol_secret_servi
雨の中!(*゚▽゚)ノ

この『アジア秘密警察』というのは
日活とショーブラが共同出資で作った映画で
まぁ日活得意の銃アクションのスパイモノ

面白いのは
日本版は二谷英明が主役で
香港版はジミーウォンが主役なんですが

それぞれが出てる場面以外は全部使いまわし
他の俳優さんとのからみがあるシーンは全く同じにそれぞれ2回撮って
完全に主役のところだけを差し替えて作ってあるんですね

ほぼ同じ映画です

役者さんが同じ演技を二回するのはまぁできそうやけど
格闘シーンまで同じ手順で殴り合ってるのには感心しました

まぁ香港のカワイイ女の子が
二谷英明ver.では義理というか育ての親の妹
ジミーウォンver.では実の妹
とか
地味に設定が変わっていたりするのと
二谷英明とジミーウォンのキャラの違いで
けっこう雰囲気は違うんですけどね

ただ映画としてはビミョーっすね

なんか観てて
ポールナッチー監督主演の「残虐!狂宴の館」を思い出しました
とりあえずテンポよくて
見せ場をどんどんつないでいくから飽きないけど
話はしょーもなし、ツッコミドコロ満載っちゅー…(;゚∇゚)/

「残虐!狂宴の館」も日本のホリ企画との合作で
日本から永島暎子、森次晃嗣なんかも出てて
海外ロケ・日本ロケをしつつ低予算なりに金かけて…話はグダグダやけど…
なんか最後まで観れちゃうんですよー

全く設定やストーリーは違うけど
できあがった作品のテイストっちゅーかデキは似てる気がするなぁ…

ま、でも
この日本版と香港版を見比べて同時に観ると別の楽しみも出てくるからいいよね

例えば
香港版のジミーさんの出演シーンは日本版の二谷英明の全く同じシーンよりカットが多かったりするんですけどね

映画が終わった後のトークショーで
ザルテンさんが
「ジミーウォンの演技がヘタだったからカット数が多くなってるのかもしれない」
と言っていたが
僕は全く違うと思う

最初から二谷英明ver.ありきで撮影・編集されたからそうなってる
例えば間一髪車から脱出して車が爆発するシーン
二谷英明ver.では穴に飛び込むシーンと車の爆発がワンカットで撮られ
けっこう危ないタイミングで車が爆発していた

ジミーウォンver.ではジミーさんが穴に飛び込むシーンと車が爆発するシーンはカットがわかれていた
これは
予算の都合等々で車は一回しか爆発できないが
実際爆発する方は二谷英明で撮ったということだ
当然ワンカットで撮ったほうがハラハラ度は高くなるので映画としては面白くなる可能性が高くなる
そういう風に何かと二谷英明ver.優先で全体が進んだのだと思われる

そして、最初に編集して完成したのも二谷英明ver.
そこから二谷英明を削ってジミーウォンを挿入して行くと
元の映像をなるべく使ったり、尺を埋めたりする都合上
ジミーウォンver.の方がカット数が多くなるのは必定である

まーたぶんそういうことでしょう

しかし
ザルテンさん
チラリとフィルマーク社とこの映画祭への出品作品を交渉した
とか言ってたのにはビックリしたなー

領収書発行できないって言われて断念したらしいけど
やっぱり怪し過ぎな会社やんねー
ちゅーか
まだ悪名高いフィルマーク社がまだ存在してること事態ビックリだよ

知らない人のために言っとくと
フィルマーク社は
ニコイチ映画というジャンルを発明した偉大な極悪会社

もともとパクリ映画を得意として作ってたが
(音楽もパクリ放題、彼らに著作権など存在しない)
もう作る金もなくなってきたのか
てきとーな自分とこで作ったものや他社の過去作品を勝手に
てきとーにつなぎ合わせて新しい映画を作るという
(↑この手法をニコイチという)
普通ならやらない方法の映画作りを発明した

しかもコレがけっこう世界に流通してたのが恐ろしい

日本でもかなりビデオ化されてるし
アメリカではDVDBOXとかも出てたと思う

第十回京都映画サミット「似非ニンジャムービー」でも
二本ばかし観ましたよね

ネットで検索してみたら
フィルマーク社のwikiはなかったけど
フィルマーク社のフィルモ作ってる強者がいたので紹介

ここに
1996年、フィルマーク本社ビル焼失
って書いてある…(=゚ω゚=;)

でもまだあるの?

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