第48回京都映画サミット「建さんvs文太」大会
第48回京都映画サミット「建さんvs文太」大会
無事終了いたしました
「網走番外地 吹雪の斗争」
石井輝男監督の網走番外地シリーズ10作目にして最終作
(新網走番外地シリーズは石井輝男監督ではないのです)
もう10作目になるとネタ尽きなのか
前半は刑務所でのやりとりと脱獄
後半は西部劇
という既視感のある内容で
それなりにしか面白くないのだが
最終作だからかキャストがやけに豪華で
健さん以外に他で主役をはる安藤昇や梅宮辰夫などが出ている
が、逆に嵐寛や田中邦衛などのお馴染み面子はなぜか出ていない
で、今回のテーマ菅原文太であるが
最初の三分の一ぐらいをしめる刑務所シーンで
健さんをいびろうとする悪い囚人のボス役で出てくるだけで
後半は全く出てこない
ゲストという感じでもなく、当時はまだそれほど人気がなかったのかもしれない…
「神戸国際ギャング団」も共演してるけど
健さんが兄貴分な役で文太は途中で裏切る弟分みたいな役やしね…
健さんと一緒に出てるときは文太は弟分以下でしかないのだろうか
来年3月に石井輝男監督の「大脱獄」(ストーリー的にはほぼ網走番外地)の廉価DVDが出るみたいなんで
こちらの健さんと文太の共演もそのうち是非観たく思う
「太陽を盗んだ男」
この映画は超名作ですねー
何回見ても面白い!
沢田研二扮する化学教師が何となく原爆手作りで作っちゃったものの
使い道がなく
野球のナイター中継最後までやれとか
ローリングストーンズのビザ発行して来日させろとか
てきとーなことしてるうちにどんどん話が広がってくみたいなー
149分と長いんですけど
娯楽的にどんどん展開するので最後まで全く飽きません
金がないから
ほとんどのロケゲリラでやって
助監督が何回も警察の留置所行ったっちゅーからすごいね
文太は珍しく刑事役で僕が思う文太のベストバウト
確かコレで助演男優賞も獲ってた気がする
とりあえず
カーチェイスの大事故でも死なねぇ
めちゃめちゃ高いヘリコプターから飛び降りても死なねぇ
銃で撃たれまくっても死なねぇ
無敵の文太がめちゃカッコイイ(゚▽゚*)
ラストの沢田研二との心中も最高!
そういや原案のレナード・シュレーダー
たまたま「ザ・ヤクザ」の原作・脚本と同じ人なんやねー
「ザ・ヤクザ」
健さんハリウッド侵出第一弾
内容的にはアメリカのマフィアvs刑事モノに東映ヤクザを混ぜ込んだ感じで
後の「ブラックレイン」や「キルビル」の元ネタってだけでなく
ハリウッドにおけるあらゆる「ヤクザ」映画のお手本となった作品
原作・脚本は先ほどのレナード・シュレーダーで
ポール・シュレーダーの実兄らしい
wikiによると
1969年~1973年の5年間、同志社大学と京都大学で英文学の講師として来日する。義侠の世界に興味を持ち、実在の暴力団にも出入りして、日本のアンダーグラウンドを研究する。帰国後、当時の東映ヤクザ映画を元に、『ザ・ヤクザ』(1974年、シドニー・ポラック監督)をポールと共に脚本を書き、映画化され、欧米圏だけでなくアジア映画などにも一大センセーションを巻き起こした。
ということで
京都でヤクザ研究をしてたもよう
どうりで映画中、京都ロケが多いと思った…(^_^;)
主役はいちおーロバートミッチャムで出番も圧倒的に多いんやけど
実質主役はあきらか健さん
ラストバトル(カチコミ)もロバートミッチャムは見てるだけの場面が多く
健さんの殺陣がやたらと長くクローズアップされている
「燃えよドラゴン」でブルースリー単独主役を避けるため
白人のジョン・サクソンや黒人のジム・ケリーを配したように
当時はアジア系の単独主役が難しい時代やったんで
ロバートミッチャムを置いたのかなって気もする
「ブラックレイン」でも実際は健さんや優作がマイケルダグラス等の白人勢を食っており
なんか時代変わってもその流れなのかなぁって気もしないでもない
「人斬り観音唄」
若山富三郎主演の「極悪坊主」シリーズの菅原文太演じる坊主了達を主役にしたスピンオフ的映画
主人公がめくらで少林寺拳法使い、さらに鞭がインディージョーンズ、いや、おしどり右京並にうまいという
それにさらに子ども探し
天下を揺るがす爆弾火薬騒動等々がからんできて
なんかそれだけで面白そうなのだが
実際観るとそうでもないのです…(^_^;)
なんか、演出の問題か…何かかったるいんですよねー
文太に拳法も何か似合わん…
まぁもっとも眠気が襲っているときに観たんで
よけいそう感じたのかもしれませんけど…
いつか「極悪坊主」シリーズを観てからもう一度観てみたいですね
以上
残念ながら「ブラックレイン」は観れませんでしたけど
まぁ僕は何回も観てるのでいっかーヽ(´▽`)/ははははは
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