第46回京都映画サミット「ゴブリンサウンド」大会
第46回京都映画サミット「ゴブリンサウンド」大会
無事終了いたしました
今回ゴブリンが音楽を担当している映画ということで
まず最初は
やはり定番
「ゾンビ ダリオアルジェント編集版」
金に困ってたロメロからこの映画の非英語圏の配給権を買い
アルジェントが独自に編集しなおし
ゴブリンの音楽を付けたVer.
さすがゴブリンと何回もタッグを組んでるアルジェント監督だけあって
効果的にゴブリン音楽を使います
ロメロ版がゴブリンの曲とハリウッド的な曲のミックスで統一感に欠けるのに対して
一貫性があり
テンポもよくて芸も細かい、よりホラー的な編集
僕はアルジェント好きってりもあり
このVer.が一番好き
「ヘル・オブ・ザ・リビングデッド」
ゾンビの大ヒットにのっかろうと
パクリ映画監督ブルーノマッティーがヴィンセントドーン名義で撮ったゾンビ映画
設定をアフリカに置き換えて違う味を出そうとはしてるが内容的には結局同じ
同じなんだけど、ストーリーがてきとー過ぎて、あるのか?って感じなのが困ったちゃん
ま、話はしょーもないけど
途中にホンモノの動物映像や動物解体映像、原住民映像をはさみ込むっていう
「人喰い族」的モンド映画の手法も貪欲に取り入れ
人体破壊描写も何かとがんばり
意味なくヒロインが脱いで原住民コスプレしたり
なんとかウケてやろうという見世物小屋的精神に溢れているところがいい!(・∀・)
そういや子供ゾンビはロメロのよりいい味出してたね
あの子役、ゾンビすんのうまいわ
ま、その上さらにゴブリンサウンドが鳴るとゾンビ映画がワンランク上がってしまうから不思議
しょーもないなりに妙に味のあるゾンビ映画になっちゃいました…
ちなみにゴブリンの曲は無断で使われたという噂だったが
今回DVDに収録されていた監督インタビューでは権利問題をクリアしてたと話していた
いちいちその話をするところがびみょーに怪しいが…
「呪われた修道院」
こっちもまたまたブルーノマッティー監督で
今度はサスペリア、サスペリア2あたりからいただいた感じの映画
サスペリアが全寮制の女子高だったのに対して
こちらは修道院
修道院でどんどん謎の殺人が起こっていくという
なんだか置き換えただけ感のある設定
しかも「サスペリア2」で出てきたみたいな人形や子供の絵みたいなのが出てきたり
ゾンビが出てきたり
ラストは超能力出て来て「キャリー」っぽかったり
もうなんでもありーマイラブな
あらゆるところからいただきました見世物小屋映画
音楽もまたまたゴブリンのをおかわり、いただきました
そして、ストーリーはやはりぐだぐだ…(^_^;)
見世物精神は健在でも
「ヘル オブ ザ リビングデッド」よりエログロ度が低く
全体的にパワーが足りてないんで
観てる間にちょっと飽きちゃう感じー
いいシーンは色々あるんやけどねー
そんな感じで
本日の映画サミット
しゅーりょー
最近のコメント