第42回京都映画サミット「子連れ狼」大会
第42回京都映画サミット「子連れ狼」大会
無事終了!
とりあえず
観たことない人のため
一作目から観ようと思いましたが
来たメンバー全員
第12回京都映画サミット「サムライムービー大会」で観ていたので
一作目はさらっと冒頭だけ観て
ちょっと思い出し
二作目から観ることにしました
二作目「子連れ狼 三途の川の乳母車」
一作目の冒頭、子どもの切腹・介錯も外人のハートを鷲づかみにしたことでしょうけど
二作目の冒頭もなかなかです
拝一刀と刺客ふたりの対決なんですが
ひとり目が拝一刀に刀で頭割られて、それを素手でぐっと持ち武器を封じ込め、その肩を越えて二人目が襲うという
ガイアがジェットストリームアタックの参考にした、かどうかはわからないが
まさに死闘なやりとりと、三隅研次のカッコイイ演出がめちゃめちゃキャッチー
さらにそのあとは
間に拝みと大五郎との冥府魔道な親子関係を挟みつつ
バラエティーに富む刺客がどんどん襲う襲う!
アイデア出し惜しみなしでどんどん出してはヤラレ出してはヤラレ
一秒とも観客を飽きさせない展開
すばらしいの一言です
砂丘でのラストバトルもめちゃカッコイイ!
頭パッカーン割れたりスプラッター具合も超イイし
「わしの首が泣いてる」ヒューって死に方も超カッコイイ
小池一夫の特殊な世界観をそのまま完全に実写化できているのがほんまスゲーですわ
三作目「子連れ狼 死に風に向う乳母車」
今回はあえてほんわかした場面から始まって
大五郎の脱糞をはさんでの竹林での居合い殺陣
緩急が効いててこれまたキャッチー
亡八者浜木綿子や浪人加藤剛とのからみも
いかにも小池一夫的でかっこいい
ラストバトルの100対1みたいな対決も
乳母車からガトリングガンって意外過ぎ!やり過ぎ!で逆にめちゃ盛り上がる
その後の1対1の決闘も男臭くてイイ!
このときの斬られた首が本人視点で転がるシーンは
カメラを投げて何台も壊して撮ったとか
一台めちゃ高い時代にスゲーぜ勝プロ!
もう誉めるとこしかないねー
四作目「子連れ狼 親の心子の心」
冒頭、まさぐりの金太郎童子の刺青が入った乳房のアップからはじまり
ズームアウトすると
女が一対多人数で背中の山姥の刺青と乳房の金太郎に血しぶきを受けながらの竹林殺陣
いやー毎回やられますなー
刺青・乳房・侍・殺陣、外人のハートも鷲づかみですなー
冒頭がおもんない映画はあともおもんない
これ定石
今回はこの東三千演じるお雪が第二の主役みたいな感じで
かなり活躍します
この人、気付かなかったけど「三途の川の乳母車」でも脇役で出てたみたい
そーいや岸田森も「三途の川の乳母車」で死んだはずやけど
全く別の役で出てるねー
ラストバトルはやっぱり100対1
今回は迷路みたいな地形での壮絶ゲリラ戦
拝一刀もけっこう斬られて最後は瀕死で去って行く
次作がちゃんとあるか心配になるよ…(ノ;´Д`)ノ
ちなみに
この「乞胸お雪」の話はドラマ版では抹消されてDVDにさえ収録されていないストーリー
漫画でも一時期載せてない版がある
乞胸だからって何なんだ?
抹消する事こそまさしく差別に他ならない
差別主義者はどこにでもいるものだ
さて今回はここまで
5作目、6作目が残りましたが
それはまた違う機会に
しかし
劇場版
大五郎がいいね
いい演技してるというか
いい雰囲気出してる
原作にかなり近いと思う
ぜひみなさんも
原作
劇場版
テレビ版
見比べてみてください
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