第41回京都映画サミット「鈴木則文監督追悼」大会
第41回京都映画サミット
「子連れ狼」大会改め
「鈴木則文監督追悼」大会
無事終了!
さて、今回観たのは
「伊賀野カバ丸」
同名少女マンガの実写映画化で
版権問題か
それとも人気がなかったからか
たぶん全くソフト化されていない
レンタルのVHSでさえ見たことない気がする
テレビでは昔何回かやっていて
それを見た気がするが
内容はほとんど覚えていない
まぁだいたい内容を覚えてないような映画は面白くないのが常
久々に見直したが
やっぱり面白くなかった
俳優さんは脇役が意味なく豪華で
JACらしくアクションもふんだんにあるのだが
原作では愛されキャラのカバ丸が映画では全然愛せない感じなのを含め
色々と難がある感じ
ラストの対決も全然燃えない…
(=゚ω゚=;)
少女マンガ原作ということもあり
鈴木則文監督お得意のエログロが押さえられたのが原因か
それとも押し付けられてイヤイヤ監督やったのか?
しかしながら
主題歌の「青春まるかじり」は
なかなかのバカ歌謡曲で心に残る
主演の黒崎輝・真田広之・高木淳也が歌ってるようだ
苦いか甘いかまーるーかーじりー♪
わースゲー
∑(゚∇゚|||)
作詞 阿久悠やー
「華麗なる追跡」
こいつはもうけっこう何回も観てるんやけど
志穂美悦子主演映画の中で
最も志穂美悦子が活躍する映画なのではないかと思う
コスプレ回数もかなり多いし
アクションもけっこひう危ない事してがんばってる
そしてなんと言っても
今回は女必殺拳シリーズのように千葉真一や倉田保明が出てないので
最後まで独占大活躍なのがおいしい
鈴木則文監督のキワキワな演出もなかなかいい!(・∀・)けどね!
「エロ将軍と二十一人の愛妾」
さすが東映だけあって
衣装もセットも時代考証もめっちゃしっかりしてる
こんだけしっかりしてると
史実だと勘違いしちゃうよ(ノ∀`)・゚・。
お話は定番な「王子と乞食」パターンで将軍と三助が入れ替わって
その替え玉将軍が調子乗ってめちゃくちゃして
最後はやっぱり因果応報みたいなー
単純な話だけど
うまく色んなキャラで話を縦横に編みこんで飽きさせないようになってるし
色々なアイデア演出も豊富でなんかノリで一気に見れちゃうねー
池玲子は主役っぽいけど意外に途中いなくなって
代わりに三原葉子大爆発な感じー
女囚さそりで怒髪天な三原葉子も大好きだけど
清国から謙譲された狆(犬)やパンダ(なぜか白黒衣装の小人)とからむ三原葉子
筆で奉公人をいじめる三原葉子
何かとすばらしーです
ラストのちゃぶ台ひっくり返したような展開から
池玲子がすすーっとまとめて終わるのもなかなかいいねー
「まむしの兄弟恐喝三億円」
暗くなりがちなヤクザモノなのに
とりあえず軽快
軽いノリでサクサク観れる
軽いけどきちんと悪役は憎たらしく極悪
カチコミのカタルシスもあるし
泣けるシーンもある
母という複線をずーっと裏でひいたりとなかなか脚本・演出あたりもしっかりしてる
笑いと人情とエログロバイオレンス
まさに鈴木則文監督の得意分野って感じですなー
冒頭のおばあちゃん集団立ちションもキャッチー;:゙;`(゚∀゚)`;:゙
ゴルゴ13みたいなカッコイイ雰囲気を出してる松方弘樹も
兄弟に続いて出番も多くなかなかおいしい感じ
こいつはいいね
他のまむしの兄弟シリーズも観たくなった
「聖獣学園」
海外でも早くからDVD化されているくらいカルトで有名な映画
鈴木則文監督の世界的代表作やね
基本、修道女にあれやこれやさせるってとこに重点が置かれているが
意外に復讐ストーリーもしっかりしている
うまいねー
キリスト像とか十字架も使いたい放題やりたい放題なんで
こりゃ海外じゃ逆に作れんねー
それゆえの海外人気かもかも
また、主役の多岐川裕美が脱いでるのはこの映画だけらしく
ファンにはお宝な一本らしいヽ(´▽`)/
そして
またまた三原葉子が
またまた同じようなイジワル役で出ていて
相変わらずいい味を出してます
漫画原作も鈴木則文監督で
ほんまアイデアマンですなー
トラック野郎、まむしの兄弟、緋牡丹博徒、女番長、温泉芸者etc.
監督がいなければ存在しなかったシリーズが多々あります
「徳川セックス禁止令色情大名」
やはりこれもさすが東映という感じで
セットも衣装も時代考証もしっかりしている
人によっては史実と勘違いしそうなデキ
話はセックスの楽しみを知った殿様が
「庶民は今までこんないいもの自由にやっててけしからん」
というわけわからん理由で禁止するという
ひどい話なのだが
それにちゃんと笑いと涙をからませ映画として成立させる監督の手腕がすばらしい!
ヽ(◎´∀`)ノ
ラストの「やらせろ一揆」ってのもすごいなー
この突き抜け感がいいねぇー
池玲子がほされて杉本美樹が昇格した時期だが
意外に杉本美樹の活躍は少ない
一番の活躍は
やはりフランスから招へいされたサンドラジュリアン
なかなかおいしい役である
この映画が彼女のフィルモの中で最も充実した映画っぽい映画な気がする
予告編の撮影に臨む姿を見た感じ
着物コスプレ~処刑まで
本人もノリノリだったのではないかと思う
そして一番スゲー
って思ったのは
女のハラキリ
しかも十文字切りっぽい
ヾ(.;.;゚Д゚)ノ
もう外人のハート鷲づかみやろーねぇー
さて
次回は今回できなかった
子連れ狼大会かな!
(≧∇≦)
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