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2014年5月 2日 (金)

第40回京都映画サミット「にっぽんの青春映画」大会

第40回京都映画サミット
「にっぽんの青春映画」大会
無事終了!

今回17時スタートと設定しましたが・・・

17時に誰も来ず!
(゚∇゚|||)

みんないつものように20時とまちがえてんのかなー
と思てたら・・・

金沢で仕事終わってから京都に来るから遅れると言っていたF氏が意外に早く到着
一番手

そして19時頃に
中国人女子二人組みが・・・

うーむ
この時間ってことは
20時からって思ってたわけじゃないよねー
って言ったら

てへっ(*´v゚*)ゞ

だってー(;・∀・)

やっぱ20時からに戻そうかなぁー
(´;ω;`)

さて、そんなこんなで
最初に観たのは

「十八歳、海へ」

もとが短編小説なので
話はたいしてない
自殺ごっこを繰り返す男女が最後に死んじゃうだけ

でも
音楽と映像のリンクがなかなかいいし
なんと言っても
森下愛子がカワイイ
うえに脱ぎ惜しみなし
しかも体もキレイ
という魅力に牽引され
そのうちまた観たいかも?な
いい感じの映画にはなっている

監督は
70年代日活の青春映画と言えばこの人
てな感じの藤田敏八で
野良猫ロックシリーズや秋吉久美子3部作、八月の濡れた砂等々
数々の名作を撮られている
一方
俳優としても活躍されていたが
1997年肺癌のために他界された
 
 
 
「スパルタの海」

死人・逮捕者が出て一世を風靡した戸塚ヨットスクールの活動をドキュメントした小説の映画化
公開直前に戸塚校長の逮捕でお蔵入り
もう二度と観れないかと思っていたら
突然のDVD化!
なにやら戸塚ヨットスクール支援者がお金集めて権利を買い取りDVD化したらしい!
えらい!
しかも特典で現在の戸塚校長のおしゃべり付
すばらしい!
ツボわかってますなー
各映画会社は見習いなさい!

せっかく日本は発禁というシステムがない自由な国なんやから
ほんま大人の事情でお蔵入りとかやめてほしいです

そして
どうせ宣伝映画で映画としては面白くないかも…とか思ってたら

なかなか面白いじゃないですか!
ヽ(*≧ε≦*)

冒頭の金属バットを振り回すガキを取り押さえる戸塚校長らのシーンから
ハートを鷲づかみ!

んーんー
そういう時代だったなぁー
金属バットで両親殴り殺す事件とかあったしー

そして、伊東四郎、いい演技です
いい味出してます
戸塚校長に見えて来ます!

全体的に殴る蹴るで、むちゃくちゃなんですけど
それを一切隠さない心構えがすばらしい
しかも、戸塚校長
「映画の暴力描写は実際よりだいぶ控えめでしたー」なんてコメント!
(=゚ω゚=;)
あんた、どんだけ…

ラストは変に青春映画みたいなさわやかーな終わり方で
戸塚校長(伊東四郎)に似合わねぇー( ̄Д ̄;;
ビミョーに痛い感じでしたが
それはそれでこの映画の味かと…

この映画、日本人は一度見とくべき映画だと思います
実際こういう事件があって
死人や逮捕者が出たが
現在も戸塚ヨットスクールは存在し
現在も預けられる生徒がたくさんいる現実
これは知っとくべきですね

ちなみに伊東四郎氏の他に石原慎太郎氏などが
戸塚ヨットスクールを支援する会の主要メンバーです

意外にいるんですねぇー

まぁ体罰というだけで全否定する人もいますが
親子が殺し合いをしたり
家族集団自殺したり
するよりは
はるかにマシだと思いますし

死人が出ようが逮捕者が出ようが
戸塚ヨットスクールが悪いのではなく
戸塚ヨットスクールを必要とする社会が悪いのあって
そこを間違えて
戸塚ヨットスクールばかりを批判してると
世の中はなんらよくならないと思います
 
 
 
「赤ちょうちん」

こちらも監督は藤田敏八

話もヒロインが病んでいくだけでたいした話はない
音楽と映像で当時の青春を淡々と語る感じ
ベティーブルーみたいなもん?

そしてやはり魅力はヒロインの秋吉久美子
カワイイうえに脱ぎ惜しみなし
しかも体もキレイ
という
森下愛子とほぼ同じ感想だが…
;:゙;`(゚∀゚)`;:゙

いやでも、こっちの方が病んでいくさまがなかなか気持ち悪くていいですね
秋吉久美子の演技がいいのか
森下愛子ではこういう味は出せなかったでしょーなー

やけに印象に残る変な鶏肉オチもいい感じ

また脇を固める俳優さんもなかなかよくって
アパートの管理人さん樹木希林もいい味出してるし
長門裕之、河原崎長一郎なんかもいい
まぁさして重要なキャラってわけでもないんですけど…
兎に角いいんですよ

この後
「妹」「バージンブルース」と秋吉久美子三部作が作られるんやけど
一番印象に残るのはこの一作目かなぁ…
 
 
 
というわけで
今回三本と
いつもよりは少なめでした

今後、時間設定どーするかなー
(;´д`)

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京都映画サミット」カテゴリの記事

コメント

>17時に誰も来ず!
(゚∇゚|||)
 
17時だと16時までには所要を済ませないといけないので
なかなか難しいかもしんないすね-(^o^;)
19時開始だといいかもしんないすね。
 
>「スパルタの海」
 
今は無きシアターN渋谷で上映していて
伊東四郎の熱演ぶりが伝わってきて
「面白いオーラ」出てました。すげー観にいきたかった
のですがやはり観ておきべきでした(ーー;)
 
>戸塚ヨットスクールを必要とする社会が悪いのあって
そこを間違えて
 
・預ける親御さんは色々な訳ありの事情で預ける(=託す)
・預かる側は訳ありのお子さんを預かる(=委任される)
・批判する人は自分の子供を預けるわけではないし預かる側でもない
(=リスクゼロ)

という構図をよく抑えて考えていく必要がありますね。
戸塚宏はこの構造を自分で理解した上での行動なので
それなりに一定の支持者がいるのでしょう。
発言も筋は通っていると思いました。


>「赤ちょうちん」

>まぁさして重要なキャラってわけでもないんですけど…
兎に角いいんですよ

コレ、映画でメチャクチャ重要すよね。
繰り返し観たい映画ってほぼ必ずこの要素があります。
最近観た 森崎東監督の「時代屋の女房」(1983)は
渡瀬恒彦, 夏目雅子のコンビも良かったけど
津川雅彦,大坂志郎等が良い味を出していて関心しました。

投稿: kuroneko | 2014年5月 3日 (土) 午後 12時35分

>19時開始だといいかもしんないすね。
やはり
20時~朝まで
に戻します

帰る人が多かったりしたら
その時々適当に終わる感じで
 
 
 
>やはり観ておきべきでした(ーー;)
ですねー
特典映像の戸塚校長のお話は
そのイベントのときのものな感じです
 
なかなか面白そうでした
 
 
 
>発言も筋は通っていると思いました。
方法のいい悪いは別にして
あの信念の強さには感服しますね

やはり発言も行動もあそこまで一貫して筋が通っていると
人間として信用できる感がありますね
 
現在に至っても世の中から親殺しがなくなる気配が全くないので
戸塚ヨットスクールはまだまだ必要ですねぇ…
 
 
 
>コレ、映画でメチャクチャ重要すよね。
そう、脇をケチっちゃダメってことですね

投稿: 万物創造房 | 2014年5月 5日 (月) 午後 08時09分

よのなかがびみょう~すぎ~は そうとおもって~ 映画かっちゃったひと~ すごすぎ~ なんか あどれなりん~ いただいといた~ おおもうけ~ ふ~

投稿: mumu | 2014年5月15日 (木) 午前 05時14分

予想外に
戸塚ヨットスクール映画
面白かったっすよー

色々な意味でー

まぁ僕はレンタル落ち300円で買ったんですけどー

しかし
戸塚校長の信念の強さはほんま尊敬に値しますねぇー
どんなにマスコミや世間に叩かれても
嫌がらせうけても
逮捕されても
全く曲がりません

なかなか
こんな人いませんなー

あどれなりんたっぷりいただけると思います

投稿: 万物創造房店主 | 2014年5月15日 (木) 午後 09時40分

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