第36回京都映画サミット「遊郭遊女映画」大会
第36回京都映画サミット
「遊郭遊女映画」大会
無事終了いたしましたー
「SAYURI」
うーむ…(´ρ`)
ツッコミ所満載ですなー
まずなんと言っても
さゆりが芸名なのにびびった
元の名前かと思ってたのに
元の名前は千代でデビューした舞妓名がさゆりって
なんか違うしー
おねーさん(豆葉)の名前との関連性も皆無
うーむ…(´ρ`)
相変わらずアメリカ人
中国と日本の違いがわかってないしー
まーでも昔よりはマシかなー
日本っぽい割合は昔よりは増えてる気がする
主要キャストが中国人なのも日本人が見ると違和感アリアリなのだが
白人にとってはなんもわからないんだろうなー
本編観るとき、英語か日本語吹替か迷ったけど
勘違いが面白そうなので英語を選択
ときどき唐突にヘタな日本語を使うところが笑えた
でもなんで「アリガトー」と言うときと「サンキュー」って言うときがあるのかが謎
話はありがちでつまんないですね
この薄っぺらい話で145分はちょっと長過ぎだと思う…
とりあえず大後寿々花ちゃんとチャンツイイーがかわいいのと
映像がきれいだからなんとか見れるけどねー
「にっぽんぱらだいす」
「SAYURI」でいうと後半部分、日本が敗戦してアメリカに占領された頃~昭和33年の売春防止法成立までの売春街を喜怒哀楽からめ、なんとなく描く映画
題材的には興味深いが
話がそれほど面白くもなく、ヒロインに魅力が欠けるので、あまり感情移入できないまま予定調和なラスト
んーなんだかなー(゚ー゚;
加賀まりこが主役だったりしたら、また一味変わったかもしれないけど
残念ながら出番は少ない
ジャケにはでかでかと載ってるけど…
菅原文太、長門勇なんかも、ちょびっとだけの出演
でも、変にこういう濃い人らをちまちま出してるせいで、主要キャストの薄さが際立ってしまっている気もする
んーなんだかなー(゚ー゚;
「玉割り人ゆき」
そこそこのお色気
そこそこの残酷描写
で
そこそこの面白さ
設定的にはいくらでも面白くなりそうなのだが
こういうのはやっぱり小池一夫原作でないとダメですな
どっかで見たような、ありがちな範囲内で終わってる
潤ますみの冷たそうな顔もヒロインに合ってるし
川谷拓三なんてむちゃくちゃがんばってるのに
残念
撮影当時の京都の島原の情景がちょくちょく出てくるのはなかなかいいけど…
「玉割り人ゆき 西の廓夕月楼」
前回の少し濃い部分がまるっきりなくなって
川谷拓三もちょろっとしか出なくて(前回死んだからあたりまえか…)
アナーキストたちも出なくなって
エロのある昼ドラみたくなりました
たいしておもしろくないですね…(;ω;)
牧口監督に「牛裂きの刑」を越える映画はないのか…
「サンダカン八番娼館 望郷」
色々ツッコミ所はあるものの
今回観た中で一番映画として面白かった
なんと言ってもヒロインの
歳いってからを演じる田中絹代と
若かりし頃を演じる高橋洋子の演技のうまさバランスがすばらしい
高橋洋子が歳いって田中絹代になることに違和感が全くないだけでなく
ローティーンの高橋洋子と三十路の高橋洋子にも全く違和感がない
同じときの同じ人間なのにちゃんと成長して変わった感が出ている
うーんすごい(=゚ω゚=;)
ググってみると
「旅の重さ」のヒロインやったー!ヾ(.;.;゚Д゚)ノ
顔が地味なんで忘れてましたー
しかしー
ラストの唐突な旧日本軍が現地人&娼館街ごと皆殺しシークエンスはドン引きましたしー
結婚・出産・敗戦・逃亡という、これから面白くなりそうな満州エピソードが語りではしょられて終わるのも残念
お母さんが自分の再婚のために子供捨てたのにやたら優しい人に描かれてたり
兄もご飯の食い方キタネーの笑われただけでキレるDQNなくせに、妹売り飛ばしたくせに
自分の足鎌で刺して足不自由になっていい人風なのもムカツク
ロクデモない人間やから妹が帰って来たときああいう仕打ちができるんやろーに…
栗原小巻がムカデやハサミムシがゾロゾロいる床で寝たり
ぜってーそこまでやってねーだろーみたいな演出も…
まー何かと演出面でひっかかるところが多々ありますが
当時映画化に際し色々な方々に納得してもらえるにしたらそうなったのかなーと
苦労のあとなのだなーということにしときます
ヽ(´▽`)/ははははは…
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