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2013年4月 3日 (水)

クロネコさん来京おさらい映画サミット

第一日目

「ファスター・プッシーキャット キル!キル!」

ラスメイヤー監督の代表作
もう観るのは五回目ぐらい

まず何と言ってもタイトルがキャッチー過ぎる
そしてオープニングもキャッチー過ぎる
途中中だるみ間はちょっとあるけど

とりあえずこの時代に
この選曲センス
このカメラワーク
この編集センス

すばらし過ぎる…( ´;ω;`)
 
 
 
「フィメール・トラブル」

ピンクフラミンゴに続くジョンウォーターズ監督第二作
同じくどうでもいいようなストーリーのお下品オシャレ映画
ピンクフラミンゴよりパワーは落ちている気もしますけど
へその緒食いちぎりシーンを筆頭にキャッチーなシーンが多々あります

正直ストーリーはどうでもいいような話なので
ジョンウォーターズ&ディバインのくだらない世界を楽しむ映画ですね

ピンクフラミンゴに出てた役者さんがまた色々と出てます
 
 
 
「ブラッド・フィースト 血の祝祭日2」

H.G.ルイス監督が30年ぶりに撮った映画
いちおー「血の祝祭日」の続編

女神像が違うけど…

悪趣味なスプラッターは映画界の技術が上がったこともあって
よりいい感じに
(ただ目玉はホンモノを使ってないのでクオリティが激しくダウン)

でもおじいちゃんになったからか話のテンポがとろくなって
映画全体的にはイマイチかも

珍しく字幕と吹替が全く同じ訳なんだけど
吹替がドヘタ過ぎて
観るときは必ず吹替で観る、吹替好きの僕が
仕方なしに字幕で観た
 
 
 
「2001人の狂宴」

H.G.ルイス「2000人の狂人」のリメイク
タランティーノの弟子的存在のイーライロスが製作
元映画のタイトル曲をちゃんと使ったり
明るく人体破壊等々
何かとリスペクトは感じるが
根本的に勘違いしている

元映画は終始狂気じみた明るさなのが逆に気持ち悪さを倍増しているのだが
リメイクはやたらと現代ホラー的音楽・演出を入れてしまって怖い雰囲気を出そうとして
明るい気持ち悪さはぶち壊しになっている

また子供が殺す事に気を使ってか
もともと子供だったキャラが青年になっているところもガッカリ

リスペクトを感じるがゆえに
残念なリメイクであった
 
 
 
「パンドラ・ピークス」

ラスメイヤー最後の作品で
ラスメイヤーが自身を振り返るっぽい内容だが
ひたすら巨乳
ひたすらパンドラピークス

本人も自分の経歴とかはどうでもいいみたいなんで
観る方もどうでもよくて
会話の後ろに流しておくのに実にいい内容だ
 
 
 
二日目

「ファインダー・キーパーズ・ラヴァーズ・ウィーパーズ」

冒頭はキャッチーだし
ラストあたりも面白い
途中の水中性交シーンもめちゃいい!

あの編集はラスメイヤーしかできんわ!

でも
その他のからみシーンの中だるみ間がこの上ない映画
(´ρ`)
カットして50分ぐらいにしたら
何回も観たくなるぐらいの名作になりそう
 
 
 
「クライ・ベイビー」

ジョンウォーターズ風「グリース」
ジョニーデップの出世作でもある

端々にジョンウォーターズ風味はあるものの
大手に金出してもらってるだけに以外にまとも
こんな映画も撮れるんだなぁ…

まぁそれゆえ
突き抜け感もなく、どっちつかずで中途半端な感じで
面白いかといわれるとビミョーなところ…

ジョニーデップもまだタダのイケメンで
まだいい味は出て来てない感じ

トレイシーローズ嬢がカワイイ
 
 
 
「ブラック・スネイク」

巨乳以外にラスメイヤーっぽさが全然ない真面目な黒人奴隷問題映画で
虐げられる黒人奴隷がついに爆発して白人を惨殺するという定番

音楽も普通になり
出演人数も多く
低予算ながら雰囲気も大作っぽくなっている

「ヤコペッティの残酷大陸」(1971)よりは遅いものの
「マンディンゴ」(1975)やドラマ「ルーツ」(1977)より早く
1972年にすでにこれを作っていたのはさすがだし
それなりによくできていると思うが
個人的にはラスメイヤーっぽいノリがなく終始重いのが残念
まぁ扱ってるテーマがテーマだけに仕方ないのかもしれないけど…

オープニングの鞭ビシッってのと
ラストの黒人と白人(必ずどちらかが巨乳女性)が手を取り合って走っていくシーンは
とてもよかったです
 
 
 
「マンディンゴ」

タランティーノの「ジャンゴ 繋がれざる者」の予習のために観る

黒人奴隷の輸入が禁止されたあと流行った
アメリカ国内の黒人牧場の話

健康で体のがっしりしたいい血統の黒人種をマンディンゴといい
種馬として高額な金額で取引していたらしい

まぁこれをテーマにしたってのはすごいなとは思うんですけど
当時の限界なのか
白人にもいい人がいる感を出してたり
黒人女性の流産原因が奥さんの虐待が直の原因でなく階段落ち事故が原因とか
何かとぬるい

しかも文芸っぽさを出したいがためか
エログロが、あるべき場面にない

ぬるい、ぬる過ぎる…

黒人少年人間湯たんぽとか黒人少年蝋燭立てとかはいいんですけどね…

やはり黒人奴隷映画の最高峰は「ヤコペッティの残酷大陸」(1971)

黒人奴隷映画の全てはこれから始まった気がする
 
 
 
「続荒野の用心棒」

これもタランティーノの「ジャンゴ 繋がれざる者」の予習のため

冒頭の主題歌はタラちゃんのジャンゴにも使われているが
この主題歌がすでにいいね
主題歌流れる中、棺桶引き摺る主人公がつかみとしてバッチリ

しかも
棺桶の中の最終兵器は意外に前半早くに使われちゃって
これで間が持つのか…と思いきや
しっかり持たせてくれて
ラストの「手がグチャグチャになった主人公どうなるの?」
まで、何かと至れり尽くせり楽しませてくれるんですよー

んーよくできた映画だ

死人が累計200人ぐらい出るのもすごい

小林清志氏のフランコネロもいいねぇ~
 
 
 
三日目
朝から映画館に観に行って来ました
「ジャンゴ 繋がれざる者」

三時間という長丁場でしたが
全く長く感じないぐらい
面白かった

いつものタラちゃんダラダラ会話もなく
サクサクと盛りたくさんの三時間
なかなか脚本もよくできてる

タラちゃん得意の残酷描写も効果を挙げて
マカロニっぽさ全開

そしてこれまたお得意の
ブラックスプロイテーション映画テイストを入れているのも
いい方向に成功してると思う

ただ残念なのは
マンディンゴの黒人子供人間湯たんぽシーン等
もうちょっと奴隷描写を色々きちんと入れてほしかったのと

ジャンゴって言うからには
ガトリングガンを使うシーンが欲しかったし
ラストあたりで主人公の手がグチャグチャになってほしかった

んー残念

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京都映画サミット」カテゴリの記事

コメント

お疲れさまでした。
とても楽しかったっす(^o^)/
 

○ 「ファスター・プッシーキャット キル!キル!」・・・☆☆☆☆
 
何か色々な意味で新しさは感じましたね。コレ。
タイトルかっこいいです。
 
○ 「フィメール・トラブル」・・・☆☆☆☆+ 
 
個人的には思ったより面白かったです。
皆様もそこそこ楽しまれたようでホッ(^^;)
 
○ 「ブラッド・フィースト 血の祝祭日2」・・・☆☆☆
 
かな~り微妙でしたねー(^^;)
殺人鬼のキャラがオリジナルより明らかに弱いのが
残念でした。
 
○ 「2001人の狂宴」・・・☆☆☆☆
 
そこそこ健闘ですね。
各処刑シーンは趣向を凝らしていて結構なお手前でした。
元気なロバート・イングランド見れて良かったです。
 
○ 「パンドラ・ピークス」・・・☆☆☆+
 
パンドラピークス(の胸)への「愛」が感じられてグーでした。
物悲しいパンドラピークスちゃんの半生のセルフナレーションも
微妙過ぎて◎
 
○ 「ファインダー・キーパーズ・ラヴァーズ・ウィーパーズ」
 
ヤバイ、全く覚えていない。。(;゚д゚)
と思ったら私の出席前にやっていたのですね。
 
○ 「クライ・ベイビー」・・・☆☆☆☆+
 
作りも演出も予想以上にしっかりしていて良かったです。
もう一回じっくり観たいですねコレ(^o^)
 
○ 「ブラック・スネイク」・・・☆☆☆+
 
私が言うのも何ですが、中盤までのラス・メイヤーっぽく無さが
凄く奇妙な印象を残しますねー。確かにラストは◎でした。
 
○ 「マンディンゴ」・・・☆☆☆☆
 
"人間湯たんぽ"のシーンは評価ですな。
映像が重厚で文芸色強いですね。
 
○ 「続荒野の用心棒」・・・☆☆☆☆+
 
色々勉強になる映画でした。ガトリング砲の構造無視の
無茶振りとか。ラストは☆☆☆☆☆でした( ̄∇ ̄)

○ 「ジャンゴ 繋がれざる者」・・・採点は拙ブログで!

自分には全体に意外なパーツの置き方と攻め方でした。
面白かったですねーo(^o^)o短い冬季のシーンはやはり
冬を舞台にした秀作マカロニウエスタン
「殺しが静かにやって来る」(1968)へのオマージュだそうです。
しかし、昨今のデカプー君はどーしてあーなのかなー(^^;)
 
 
無事に楽しく日程を消化できました。
店主さん、サミット参加の皆さん、
ありがとうございましたm(_ _)m
 
最長で来年の夏に。
最短で、、、?
またお会いしましょー
\(^^)/

投稿: kuroneko | 2013年4月 4日 (木) 午前 01時11分

>「殺しが静かにやって来る」
やっぱりそうですか
あとでジャケを観たら雪景色だったんで
これかなーと思ってたんです

これも観てから行ったらよかったですねぇ…

>最長で来年の夏に
舞妓ちゃんビアガーデンですね
行きましょう!

投稿: 万物創造房店主 | 2013年4月 4日 (木) 午後 04時40分

>昨今のデカプー君はどーしてあーなのかなー(^^;)
先ほど栗塚さんが来られて映画の話をしていて
「ジャンゴ」の話になったとき
 
「デカプーくんが今までで一番よかった
彼に助演賞あげりゃいいのに」
 
と言っておられました

僕もまぁあれはあれでよかった気もします

僕としては
サミュエル・L・ジャクソンがダントツ助演でしたけど

どちらにしても
クリストフ・ヴァルツ
はないですね

投稿: 万物創造房店主 | 2013年4月 4日 (木) 午後 11時52分

>舞妓ちゃんビアガーデンですね
行きましょう!
 
御意!\(^^)/
  
栗塚さん、遭遇したいですねー
映画サミットへの出席はないですか?(^^;)

「新選組!」(2004)の最終回で山本耕治版土方を
暖かく迎えるシーンはマジで泣いたなー
「ありがとうございました」ってご本人に言いたいすねー
 
デカプー君はもっと「弱さ」を持った役がいいかもですね。
敵役のような(ジャンゴ)、盟友のような(インセプション)役は
消化不良が残ります。
 
>サミュエル・L・ジャクソンがダントツ助演でしたけど
 
ですねー場数を踏んできた勝利でしたね。
デカプーを操る黒幕としてもっとマトリックス並みに
無茶しても良かったすね(^o^)最期はあっさり風味でしたな。
 
>クリストフ・ヴァルツはないですね
 
結構、複雑な内面を出していて私は良かったかな。
助演まではないにしても。主役のジェイミー・フォックスの
魅力とオーラの強さは郡を抜いていましたな。
次回作「ホワイトハウス・ダウン」で合衆国大統領やってますね。
ローランド・エメリッヒだから内容は余り期待できないすが(^^;)

 
>「殺しが静かにやって来る」
 
「ジャンゴ」の内容自体にはほとんど関与していないので
ノープロブレムかと。今後いつでもサミットで観たらよいかと思います。
純粋に良い作品ですよ。ラストかなり好きですね
「続・荒野の用心棒」とテイスティング似ていると思ったら両方とも
セルジオ・コルブッチ監督作品なのですな。

投稿: kuroneko | 2013年4月 5日 (金) 午前 01時01分

>デカプー君は
デカプーくんは悪さが足りませんでした
脚本も悪いと思うんですけど
ドクターがいきなり射殺するのに共感できない

>デカプーを操る黒幕として
そうですねこっちも、もうちょっと悪さがほしかった

>最期はあっさり風味でしたな。
僕はけっこう最後のジャンゴに撃たれて
あうーっ!
いてーっ!
みたいな演技も好きでした

デカプーくんみたいに一発でズドンより
ステキなやられ方です

投稿: 万物創造房店主 | 2013年4月 6日 (土) 午後 09時48分

>あうーっ!
いてーっ!
 
想像するにこのシーンの撮影現場は、爆笑だったのでは
ないでしょうか。サミュエル・L・ジャクソンは"ビッチ"な役を
やらせると上手いですね。観ていて後腐れが無い(^^;)
「ジャングル・フィーバー」(1991)でも救い難くて救いたくもない
しょうもない人間を上手く演じています(カンヌで助演男優賞を受賞)。 
ところで、まるで今回のサミットに連動するが如く
ジョン・ウォーターズ監督作品
「シリアル・ママ」(1994)
がDVD化されるようです。
早速予約しました(blu-rayじゃない方)。

http://news.goo.ne.jp/article/crankin/entertainment/crankin-2408110.html

もし次回のサミット参加までエントリーされなければ
観ましょー(^o^)

投稿: kuroneko | 2013年4月 7日 (日) 午前 12時58分

>「シリアル・ママ」(1994)
なんと
これもジョンウォーターズやったんですね

うーむ、しかし

僕の記憶によると
コレ
設定以外はあんまり面白くなかった気が…

キャサリンターナーはいい味出してるんですけど

そして

ビデオあるかも…(^_^;)

投稿: 万物創造房店主 | 2013年4月 8日 (月) 午後 08時29分

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