第24回京都映画サミット「年末クリスマスムービー」大会
第24回京都映画サミット「年末クリスマスムービー」
無事終了いたしました
いつものサミットメンバーに加え
今回は東京から参加された方もおられて
久々に新鮮な感じに
さて一本目は
「東京ゴッドファーザーズ」
最もアニメ映画界で僕が注目していた監督であったが
若くして亡くなられ
もう次の作品は観られないことになってしまった
今敏監督作品
ホームレス三人のところへ捨てられた赤ん坊が来たところから始まる
奇跡系ハートフルコメディで
今監督作品の中でも一、二を争う面白さなのだが
台詞や画面の隅々に出るサインをたどると
複線や語られなかったエンディングがわかるようになっており
小ネタも含みそうとう集中して観ないとこの面白さはわからないような気がする
そういった意味で
このサミットのように色々と話しながら観る映画としては向かなかったようだ
僕は何回も観てわかっているが
はたして他のみなさんに面白さは伝わったのか…
「ストレンジデイズ」
最近では「ハートロッカー」を撮った
キャメロンの嫁 キャスリン・ビグロー監督
ハートロッカーがアカデミー賞をとって大ヒットしたときにこの映画のDVDも再販されるかと思ったら
全くされない
けっこう面白いのに何故なのだろう?
設定は近未来、と言っても1999年の年末
ミレニアムである
主人公が脳に直結して人の体験を録画できる機械とその違法ソフトを売るブローカーで
殺人鬼のスナッフソフト、要人暗殺シーンの録画されたソフトを手に入れたところから
大きな事件に巻き込まれていくという感じで
脚本のキャメロンやりたい放題なB級SF感満載の設定がすでに熱いが
話もどんでん返しアリ、過去の曰くアリで面白く
総時間が145 分なのに全く最後まで飽きない
しかもエロ・グロ・バイオレンス全て揃ってます
そして女性監督だけあって
ヒロインがいいです
情けない主人公よりカッコイイです、目立ちます
主人公の元恋人歌手(ジュリエット・ルイス)は
歌手シーン、エロシーン満載で、ファンはPVとして買ってもいいくらい
相変わらず独特の雰囲気でカッコイイ
そして
私設シークレットサービスの友人(アンジェラ・バセット)はめちゃ強い
銃撃、格闘、アクションバシバシで主人公のピンチを幾度となく助けてくれます
パムグリア的で
このあたりはブラックスプロテイションムービーの要素を入れてありますな
2000年になって終わるラストもいいねぇー
「実録三億円事件時効成立」
石井輝男監督です
映画としてはちゃんとしてるし
音楽もかっこいいんですけど
内容が三億円事件を独自犯人視点でたどるだけなんで…
地味で起伏のない映画です
事件発生当時だとみんな興味持って見れたんでしょうけど
色々検証された今となっては
話に新鮮味もないし、なんだかうそ臭くもある
残念映画でした
「サンタが殺しにやって来る」
役者さんもキチガイ演技がうまく
映画としては意外にきちっとしてて
音楽もなかなか不気味でいい味出してます
ただ、展開が残念過ぎるっ!
ひたすら期待しない方向へ進みます
まー予想外でいいんですけどね
いや、でも限度ってものが…
子供の惨殺はどこへやら~
(決して子供が惨殺されるところを見たいわけではありませんです)
そしてラストはそれかよ~(ToT)
すんごく心に残る映画でした…
「聖し血の夜」
屋敷モノのゴシックホラー的でもあり
犯人探しのジャーロ的でもあり
ストーリーがありがちな分、若干かったるい部分があるものの
なかなかよくできた映画でした
特に精神病患者の集団脱獄シーンはなかなかの気持ち悪さ
画面の気持ち悪さのパワーはゾンビを越えます
ボヤボヤの画質の悪さが逆に怖い!
「サンタクロースはゲス野郎」
リュックベッソンがセレクトしたらしい映画のビデオ
フランスでは超有名なコメディらしいが
日本人には・・・笑えない・・・
オープニングとエンディングはオシャレでいい感じだったが
あとはひたすら笑えないフレンチギャグの垂れ流し・・・
いやーつらいなー
これのアメリカリメイクが
らしい
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