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2012年10月28日 (日)

第22回京都映画サミット「梶芽衣子ムービー」

第22回京都映画サミット「梶芽衣子ムービー」
無事終了いたしました。

今回は
朝からシネマカフェベシベジに行っていた
(もしくはやっていた)
のもあり
すでにちょっと疲れめだったので
映画4本流したところで終了いたしました。

さていっこめは
「修羅雪姫」

この作品は「リベンジムービー大会」のときに観たのだが

まだ、間彩氏が到着していなかったのもあって
二作目を観るにあたってのおさらいとして観た

やはり梶芽衣子はそこにいるだけで違う
オーラというか雰囲気というか何というか

別に殺陣はそんなにうまいわけではないし
演技がすごいうまいわけでもない
(語弊があるかもしれないが)

もうなんか修羅雪姫そのものなんですよね

血しぶきを浴びながら
一人また一人と復讐を遂げていく修羅雪姫が
兎に角、美しく、かっこいい
 
 
 
そして次は
「修羅雪姫 怨み恋歌」

修羅雪姫の続編

続編にありがちだが
やはり少々パワーダウン

定番悪役、安部徹を越える極悪非道な岸田森
修羅雪姫を助ける原田芳雄や伊丹十三が
それぞれいい味を出しているが
その分、梶芽衣子の見せ場がやたら少ない

復讐も終わっちゃったので
そのあたりの殺伐感・緊張感もなく
それなりのストーリーはあるものの
なんだか修羅雪姫である必要もないような感じ

冒頭の海岸のシーンの波の使い方がめちゃかっこいいし
ラストあたりの殺陣やカタルシスもいい感じなんだけど
全体的には何かと残念な感じ

まぁ一作目以上を期待しちゃって
こっちがハードルを上げすぎている
っていうこともあるかもしれないけど…
 
 
 
三作め
「女囚さそり701号」

当時はジャックヒル監督の「残酷女刑務所」を皮切りに世界的に女囚ムービーが流行っていた時期で
世界各国で女囚ムービーが作られていましたが
そんな中
日本を代表する女囚ムービーがこの「さそり」シリーズです

しかも世界のどの女囚ムービーと比べても
圧倒的に面白く、独特です
世界女囚ムービーランキングを作っても
トップ10、いや、ナンバー1に輝くぐらいの映画です

これがデビュー作の伊藤俊也監督のアイデア満載の気合の入った独特の演出もすばらしいし
俳優陣もいいキャラが揃っている

主人公を助ける女囚、他の映画では主役も務める扇ひろこもさすがに存在感バツグンだし
逆に主人公を狙うグループの渡辺やよいや三原葉子もとてもいい味を出している
(個人的には室田日出男の地味に変な看守が一番好きかも)

またこの作品は、目でものを云う「梶芽衣子」が開眼した作品でもあると思う
自ら台詞をほとんどしゃべらないという足枷をつけたことで
「怪談昇り龍」や「銀蝶」の梶芽衣子とは明らか違う
何か別の領域に到達した感がある
その後の「修羅雪姫」や「ジーンズブルース」の梶芽衣子の土台を作り上げた
そういう意味でも貴重な映画ですね
 
 
 
「怪談昇り竜」

石井輝男監督の代表作のひとつ

海外評価が高く、海外ではとっくの昔にDVD化されているものの
見世物小屋、せむし、めくら、人肉
色々と揃っているので
もう日本では発売されないかと思っていたら
廉価版、デジタルリマスターという
すばらしい仕様で発売されたヽ(´▽`)/

内容は
怪談+任侠+座頭市+土方巽
という
石井輝男お得意のごちゃ混ぜ感満開な娯楽映画

ここまで色々な要素を無理矢理詰め込んで
作品として成り立たせられるのは石井輝男だけじゃないだろうか…

冒頭の雨の中のカチコミからグイグイとひきつけます
梶芽依子を頭とする5人の竜の刺青が合体する仕掛けがかっこいいですね

ある人が「だからって強くなるわけでもないよね」とか言ってたけど
違うんです
「一人でも欠けたら竜が完成しなくなる」
という思いが
よりその一人を強くするのです

暗黒舞踏家 土方巽は相変わらず独特の雰囲気を醸し出していて
こういう役(気が狂った殺人鬼変人せむし)をやらせたら右に出るものはいないなーというか
土方巽のために作られた役なんだろうね

土方巽を映画上で使いこなす石井輝男の才能に改めて感服

梶芽衣子はさそり前なので
やはりまだぷっくりとしていて可愛さが残り
まだ目で語るまでは行き着いていない感じ、殺陣もそれなり
ホキ徳田の女座頭市もがんばっているが
やはり勝新には遠く及ばず
ゆえにラストの二人の対決はやや盛り上がりに欠けますが
(セットはめちゃ盛り上がってますが…)
まぁそれなりにうまくまとめてあります

まぁストーリーもあってないようなものでツッコミ所も多々ありますが
あんまり固い頭で考えず
どっぷり石井輝男ワールドを楽しむための映画であります

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