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2012年9月30日 (日)

第21回京都映画サミット 「日活ロマンポルノ」大会

第21回京都映画サミット
「日活ロマンポルノ」大会
無事終了いたしました

まず、19時から
神泉苑の観月祭に行き
癒し系らしき歌踊りを見
龍頭船に乗って月見団子とお抹茶を頂きました

そのあと万物創造房裏掘り炬燵スペースに移動
とりあえず面子が揃うまで
「ザッツ・ロマンポルノ 女神たちの微笑」

をダラダラと流し談笑

これはロマンポルノの中から78作品をピックアップし
そのダイジェストを流しながら、撮影風景やちょっとした解説を付け
ザッとロマンポルノのエキスといえる部分を観ることのできる
88年に作られたザ・ベスト的な映画

音楽もナレーションも字体も
その時代の雰囲気で
今作られたドキュメンタリーでは出せない感があり
なかなかよい

ダラダラ流すには最適な映画
 
 
 
そして面子が揃ったので

今回まず見たのは
「ピンクのカーテン」

なんつーか
今では定番の妹萌えです

ストーリー的にはたいした話はないけれど
兎に角、美保純がいい
美人というわけではないけれど
天然なかわいさがとてもいい
身体も中肉でちょうどいい感じにキレイで

AVにあまりかわいい娘がいなかった時代だし
アイドル並みの娘が脱いで大胆な濡れ場までやっちゃう
これは社会現象になっても仕方ないなーと思った

お兄ちゃん役の人もなかなかの演技派で
今回は情けない役だけど
「天使のはらわた赤い淫画」では全く違った役柄を演じてて格好よかったのです
両方を見比べるとより面白いかも
 
 
 
「生贄婦人」

やはり谷ナオミが出てるだけで映画の品質がワンランク上がる

もちっとした白い肌、めちゃ縄が似合います
谷ナオミ以上の縛られ女優は世界を探してもどこにもいないでしょうし
これからも未来永劫出て来ない気がします
まぁ何にしろ
団鬼六=谷ナオミ作品にハズレはないですな

話は鬼六節満開の無茶苦茶な話で
やはり金持ち婦人を調教するというだけなのだが
そこに、女児、心中カップルが絡んできてめちゃカオスで面白い

女児がさらったオジサンが忘れられなくて山の奥まで来て探し当てるパワーにもビビッた!
女はコエー
それがこの映画のテーマでした…

女児誘拐事件がよく起こる昨今、廃盤のままにならないか心配な超名作です
 
 
 
「恋人たちは濡れた」

京都みなみ会館の日活ロマンポルノ特集のチラシはこの映画の写真を使っていた
つまりイチオシってことなんでしょう
海外にまでカルトな人気のある神代辰巳監督
日本では特に女子に人気がある気がします

なんつーか淡々としたオシャレ系青春映画ですね
僕はこういうのいいとは思うけど
それほど面白いとは思えないのですねー

逃げる主人公、悲壮な面持ちでひたすら追いかける映画館主人の嫁
意味なく続く若者の砂浜馬跳び
ブスの土だらけの汚い尻
唐突な終焉
心に残るシーンは多々ありますので名作ではあるんでしょうけど
 
 
 
「花と蛇」

小沼勝、谷ナオミ、坂本長利という「生贄婦人」と同じラインナップで
同じ方向性かと思いきや全く違った
谷ナオミ、坂本長利に焦点が当てられるのではなく
主人公は調教を頼まれたド素人ED調教師の誠

幼少の頃、母のため黒人アメリカ兵を射殺した記憶に悩まされる主人公が
忌まわしい記憶と母親から脱却するまでの成長を描く

変な選曲センスやメイド萌え
ゲリラ撮影で撮ったっぽい
縄で縛ったままの公園散歩シーン
電話ボックスシーン
あらゆる場面がシュールでめちゃ面白い

ある意味、鬼六ワールドはぶち壊しにしてしまったかもしれないが
映画としてはめちゃ面白いので
これはこれでいい!
 
 
 
「天使のはらわた赤い淫画」

「天使のはらわた 赤い教室」の方が何かとよく取り上げられるので
コチラはあまり期待せずに見たが
今日観た中で一番ぐらいの傑作だった( Д) ゚ ゚

天使のはらわたシリーズは
基本ヒロインは名美で、相手は村木なのですが
毎回、シチュエーションも違い、監督も違うので全くの別物

今回、監督は2011年に残念ながらお亡くなりになった池田敏春で
いやースゲーです

赤にこだわった演出・ライティングなのに
赤ライトをあえて使わずコタツのヒーターで照らすというコタツライティング
コタツにこだわったコタツプレーがすばらしい

展開もテンポ良く、全く無駄のない演出
今の映画がグダグダのだらしない映画に見えちゃいます

ヒロイン名美の泉じゅんはかわいいし、堕ちて行くいい味を出しているうえ
相手役ストーカーの村木も「ピンクのカーテン」おにいちゃん役の阿部雅彦がいい演技でめちゃカッコイイ

女子高生惨殺死姦シーンもパワーありますね
ジェイソン名美です、いや並みです

終わりもいいねぇー
日活ロマンポルノ中、1,2を争うほどの名作ですね

久々に二回目観たいと思った映画でした
 
 
 
「天使のはらわた赤い教室」

なかなか冒頭の劇中劇ならぬ映画中映画がかっこよくて
引き込まれるのですが
途中で中だるみ感がありますね

俳優陣、水原ゆう紀、蟹江敬三等々はいい味出してますし
テクノっぽい不思議な音楽もすごくいい味出してて
サントラがほしいぐらい
でも
やはり傑作「天使のはらわた 赤い淫画」を見たあとに見てしまったので
どうしてもワンランク下に見えてしまいました

映した鏡を歪ませたりの映画「血を吸うカメラ」的ホラー演出もよかったですけど
それが効果的に生かされていたかどうかは微妙なところ

全体的にもうひとひねり何かがほしかったですね
 
 
 
ちゅー感じで
今回のサミット終了いたしましたが
まだまだ、日活ロマンポルノ
掘れていない名作がザクザクあると思います

いつかまた第二段を・・・

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