ロンドンオリンピック海老沼逆転判定事件
「柔道の根幹にかかわる」海老沼が巻き込まれたお粗末過ぎる判定 男子66キロ級で銅メダルを獲得した海老沼匡(22=パーク24)。準々決勝のチョ・ジュンホ(韓国)戦で前代未聞の旗判定やり直しに巻き込まれた。延長を含めた8分間で決着がつかず、旗判定はチョ・ジュンホの勝利を意味する青3本。場内はブーイングが起こり、騒然となった。延長1分22秒に海老沼の小内巻き込みを有効としたエディソン・ミナカワ主審(ブラジル)の判定について、ジュリー(審判委員)がキャンセルを指示していた。ただ有効ではなくても、それに近いポイントなのは事実で、判定は海老沼との判断が予想されたからだ。
そこに再びジュリー団が登場。バルコス審判主任理事は「準々決勝を担当した3人のジュリーは“白(海老沼)が正しい判断”とし、判定を変えるように助言した」と明かした。その指示に従って、やり直しの旗判定で勝敗は覆った。
柔道関係者も「聞いたことがない」という旗判定のやり直し。日本代表の吉村和郎チームリーダーは「そもそも韓国(チョ・ジュンホ)に上がることがおかしい」と最初の判定を批判しつつ「判定が覆るなんて見たことがない」とあきれ返った。
海老沼は、3位決定戦でも「一本」と判定された相手の技が「技あり」に変更になるなど、審判に翻ろうされた1日になった。勝者も敗者も後味が悪い五輪という大舞台での失態に、ある関係者は「柔道の根幹にかかわる問題」と怒りをあらわにした。
(2012年7月30日スポニチ)
試合映像を見た感じ
素人目(いちおう十数年柔道やってましたけど)には
確かに
チョジュンホは
腕関節を極めるような危険な内股や巻き込み的な背負い投げが多く
かなりダーティーなプレイ
一瞬反則負けかと思うような場面もあった
対して海老沼はいまいち攻めあぐねている感じではあったが
延長戦の小内刈りがいい感じで決まった
まぁ日本の普通の柔道だと完全に「有効」をとられる範囲だが
JUDOでは背中がついていないといけないらしく
有効にはならなかった
これは仕方ない
JUDOなんだから
でもこんとき
小内刈りが有効まではいかずともポイントになっていいはずだが
ポイントゼロってのは・・・
しかもそんとき
有効を主張したのが主審のエディソン・ミナカワだという
自分が技を有効とまで思った選手になぜ旗を上げないのかのか疑問だったが
なんと、同じスポニチにこんな記事が・・・
ミナカワ主審 南米では有名だった「あの人は日本人に上げない」
◇ロンドン五輪柔道海老沼の準々決勝を裁いたミナカワ主審について、南米で柔道を指導するある日本人コーチは「あの人は、旗判定になると日本人に上げないことで有名」と明かした。
名前だけを見れば日系ブラジル人とも思えるが、南米では日本人嫌いで知られているそうで、判定に影響した可能性がある。以前から国際試合では判定は日本が不利と言われているが、延長の導入で最近は旗判定自体が減っていた。(2012年7月30日スポニチ)
まさか
まさか
有効は出しても日本人には旗は上げないってことか?
Σ( ̄ロ ̄lll)
これがほんとうだとしたら
よく審判になれたものだ・・・
ま、そんなことないと思うけど
しかし
まぁなんちゅーか
柔道の審判はかなり難しいんですよね
瞬時に見抜く才能と経験がいる
今までも世界大会で審判のいいかげんな誤審が何回もあって
それを補うためにジュリー制度ができたのだが
ここまで覆ると
審判の資質や
審判がほんとうにいるのかも怪しくなってくる
ちなみにジュリー制度導入のきっかけとなったのはシドニー五輪100kg超級決勝での誤審
シドニー五輪100kg超級決勝で、フランスのダビド・ドゥイエと対戦した際に、ドゥイエが内股を仕掛けてきたのに対して篠原は内股すかしで返した。これに対して、主審と副審の一人はドゥイエの技を有効とした。もう一方の副審は篠原の技を一本と宣告した。山下泰裕選手団監督は、審判委員から審判団の再協議を申し出られたにもかかわらず、フランス語の分からない山下はそれに気づかず試合の継続を許してしまった。結局、試合時間が過ぎてドゥイエの優勢勝ちとなった。試合後、山下泰裕選手団監督及び日本選手一同が猛抗議したが、判定は覆らなかった。日本でのNHKテレビ解説も「今のは間違いなく篠原の一本。誤審だ」と絶叫した。この結果に対して、日本では、柔道関係者、マスコミともに誤審と断定して審判を批判した。全日本柔道連盟にも抗議が殺到し、中には主審を務めたクレイグ・モナガンやニュージーランド柔道連盟(主審の出身国)に脅迫まがいの電子メールを送りつける者までいた。篠原は「自分が弱いから負けた」とそれ以上言明せず、潔く引き下がった。
五輪終了後、国際柔道連盟は、この試合のビデオを分析した。その結果、篠原もドゥイエも技が完全ではないと国際柔道連盟理事会は判断し、問題の場面では両者にポイントを与えるべきではなかったと結論付け、篠原の内股透かしを無効としたことではなく、ドゥイエの内股を有効としたことについて誤審と認めた。だが、試合場から審判が離れた後は判定は覆らないという国際柔道連盟試合審判規定第19条によりドゥイエの優勝は覆らなかった。
この事件以後、国際柔道連盟では、誤審防止や判定の難しいケースに備えてビデオ判定を導入し、ルールの徹底と試合判定の明確化に力を入れるようになった。又、現在のジュリー制度のきっかけとなった試合でもある
韓国では
「私が負けたと思ったが、判定が覆り、申し訳ないと思う」という海老沼選手のコメントに対して
海老沼選手が負けを認めているのだから誤審だ
という論調があるが
これはシドニー五輪のときに篠原は「自分が弱いから負けた」という発言と同種で
日本人の美徳というか
悪癖というか
潔く負けを認めるサムライ的精神の現れであって
心から負けたと思っているわけではないので
気をつけていただきたい
自分がもっと圧倒的に強ければ
誰にも文句が付けられない勝ち方をするはずで
それができていない時点で
自分はすでに負けているという感じ
そもそも
ほんまの柔道は他人との勝ち負けは重要ではない
自分に勝ったか負けたかである
それが「道」たるゆえんである
いくら買っても見苦しい勝ち方は負けなのである
今のオリンピックの柔道の試合は
ほとんどが見苦しい
自分も倒れ込んでの巻き込み型の技も多く
レスリングのように
とりあえず倒して相手の背中を地面に付ければいいような
そんな感じである
そんなんだったら
もう柔術という名前に戻して
相手をとりあえず倒す・殺すことが目的の競技にすればいいのに
柔道は投げながらも相手の安全を最優先に考え
相手が受身を取りやすく、ダメージを少なく、キレイに投げるのが基本である
そして、投げられる側も
「投げられた」と思ったら
変に背中から落ちないように身体をくねらせるのではなく
キレイに背中から受身をとって投げられる
そういう潔さ
お互いの信頼・尊敬・美学
があってこそ「道」なのである
また、審判がジャパンマネーに買収された
という論調もよく見かけるが
たぶん日本は世界でも有数のスポーツに金をケチっている国であり
それはありえない
金をとっても生涯食うのに困らないようなお金ももらえないし
国家プロジェクトで選手を育成したりもしない
スポンサーがついているような選手はいいが
選手によっては渡航費も自前だったり
全て選手自身やその応援している人たちの支援で成り立っている
韓国のほうがよほど潤沢な資金で
国家を上げて選手を育成してるし
金をかけてしっかりと工作している
ネットを徘徊してたらこんなのを見つけました
| 固定リンク
「スポーツ」カテゴリの記事
- 薙刀道の試合を見に行って来ましたヽ(´▽`)/(2012.09.03)
- 今さらはじめての五輪サポート施設「マルチサポート・ハウス」(2012.08.02)
- ロンドンオリンピック海老沼逆転判定事件(2012.07.30)
- 北京五輪が終わった・・・(2008.08.26)
- 天下一武術大会開催!\(`O´θ/アチョー!(2006.03.31)
コメント
韓国炎上中のようです
【「日本メディアも判定を批判」 あまりにひどい韓国「こじつけ」報道】
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/jcast-141163/1.htm
映像を見る限りブーイングは日本人だけでなく、会場全体から出ていたようなので
会場の多くの人が「海老沼が勝った」ように見えたのだと思う
サッカーでも炎上
スイス代表選手追放に成功!
【スイス五輪代表サッカー選手、韓国人への侮辱発言で帰国処分=韓国】
http://news.nifty.com/cs/world/worldalldetail/sech-20120731-20120731_00018/1.htm
ちなみにツイッターには「韓国選手はキチガイ」と書き込んだらしいです
いやー
韓国人はネットを使いこなしてるなぁー(◎´∀`)ノ
投稿: 万物創造房店主 | 2012年7月31日 (火) 午後 02時56分