台湾映画「賽徳克巴莱(セデック・バレ)」日本公開は?
賽徳克巴莱(セデック・バレ)は
1930年に日本統治下の台湾で起こった「霧社事件」を描いた作品

「霧社事件」について詳しくはwikiを
1930年の台湾で、日本からの抑圧に耐え切れずに蜂起した原住民と日本兵らの血で血を洗う攻防戦を描いた歴史大作。中国のジョン・ウー監督がプロデューサーを務め、ウェイ・ダーション監督がメガフォンを執っている。 ベネチアでは上映時間150分のインターナショナル・バージョンで公開されたが、台湾では約4時間を前編・後編に分けて上映。9日に公開された前編は、初日興行収入1,088万台湾ドル(約2,810万円)を叩き出し、台湾映画の過去最高成績を記録する好スタートを切っている。
製作が「南京1937」
を製作したジョンウーってところが気になる
ただの日帝プロテーション映画で終わってるかもしれん
まぁそれでもいいじゃーないの
反日だってだけで流通しないってのも日本の恥
ブルースリー反日映画「ドラゴン怒りの鉄拳」だって普通に売ってるし
反日子供洗脳映画「オーシャンズ」なんて文部省推薦で子供500円で見れたんやでー
それ考えたら
DVDぐらい出してくれてもいいのに…
ちなみに
日本人化した先住民族・高山初子(台湾名はオビン・タダオ)役としてビビアンスーが出てたり

他にもキム兄や河原さぶが出ているようです
観たいなー
ただ「霧社事件」を描くのは難しいよね
今の感覚ではかなり理解しがたい
すると結局はただのわかりやすい抗日で終わってしまう
この映画もたぶん…
暴動の直接の原因といわれているのが
1930年10月7日に日本人巡査が原住民の若者を殴打した事件である。その日、巡査は同僚を伴って移動中に、村で行われていた結婚式の酒宴の場を通りかかった。巡査を宴に招き入れようとモーナ・ルダオ(霧社セデック族村落の一つマヘボ社のリーダー)の長男、タダオ・モーナが巡査の手を取ったところ、巡査は宴会の不潔を嫌うあまりステッキでタダオを叩いた。侮辱を受けたと感じたタダオは巡査を殴打した。この殴打事件について警察からの報復をおそれた人々が、特にモーナ・ルダオは警察の処罰によって地位を失うことを恐れ、暴動を画策したと言われている。
ということで
根底には
近代化と近代化を嫌う勢力との確執
日本人による台湾人差別
がある
近代化勢力には日本人だけでなく台湾人も含まれ
台湾人も「近代化すべき」派と「昔ながらの生活をすべき」派に分かれていたし
近代化派が多数派であったため
反近代化勢力は文化的な破壊や既得権益の破壊に危機感をつのらせていた
このあたりが現代台湾人にうまく描けるだろうか
しかも
ジョンウー製作で…
そして事件は
10月27日、霧社セデック族マヘボ社の頭目モーナ・ルダオを中心とした6つの社(村)の壮丁300人ほどが[2]、まず霧社各地の駐在所を襲った後に霧社公学校の運動会を襲撃した。襲撃では日本人のみが狙われ、約140人が殺害された。
でスタートが切られるわけだが
この襲撃がひどい
ほとんどが女・子供・赤ちゃん・老人

まさに「セルビアンフィルム」状態
武器を持たない弱いものをまず狙うこの襲撃がどれだけきちんと描かれているのだろうか
特に小学校の運動会襲撃は
何の罪もない小学生が何十人も台湾人の男どもに惨殺され
首を狩られている
正直、これをきちんと描けていれば
どんなに日本人に差別意識があるように
どんなに悪く描こうとも
軍の出動は仕方のないことのようにしかとれないだろう
しかしジョンウーだからな…
日本人は男だけちょろっと殺されるだけかもね
しかも民間人じゃなく警察官とか軍人とか
また、結局ジャングル戦では日本兵はボロ負けで
実際、討伐を成功させたのは近代化台湾人軍だったので
台湾人vs台湾人も描かなければならないのだけど
そもそも台湾人とひと括りにするのもおかしくて
部族ごとに思想信条も違うし、利権既得権益も違うし
台湾人という概念は希薄で部族が違えば外人であり敵である場合もあり
日本人を利用した部族間抗争の側面もある
それを描けてるとはとうてい思えないけど
やっぱり見てみたいね
京都みなみ会館やってくれない?
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