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2012年3月19日 (月)

第15回京都映画サミット「刑罰ムービー大会」

第15回京都映画サミット
「刑罰ムービー大会」
無事終了いたしました

今回見た映画は

【日本代表】

 徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑

牧口雄二監督

世界に刑罰映画が幾多あれど
見世物小屋精神に最ものっとった作品はコレだろう

形態は刑罰モノや実録モノにありがちな二話構成

一話目は長崎奉行がキリシタン弾圧で行う拷問オンパレードで
ストーリーより
いかに拷問を魅せるかに熱い情熱がとことん注がれている
ヨーロッパエロス系映画のような平和な音楽が流れながらの凄惨な拷問・処刑のギャップがすばらしい
長崎奉行汐路章のイカレタ演技も最高!
見世物小屋的な刑罰映画の世界最高峰はまさしくコレだ!
ラストもふんわりハッピーエンドでアメリカ人も納得!

二話目は足抜け女郎と男の末路を描くまさに川谷拓三のためのストーリー
拷問映画としてはちょっともの足りないがドラマ的な見ごたえは一話目よりある
ラストは「北斗の拳」でも出てきた竹ノコギリの刑で締めくくられる
 
 
 
 徳川女刑罰史

石井輝男監督

ある奉行所の役人が回想する形の三話オムニバス構成で
江戸時代の実録的刑罰話が進んでいく

冒頭はこの手の映画定番の
学術っぽい解説の後ろで拷問・処刑のハイライトラッシュ
けっこうここでお腹いっぱい
でもお話が始まると意外にドラマ重視なのです
がっかりしたような、ほっとしたような・・・

一話目は病気の兄のために身体を売った妹の
近親相姦・刑罰話
ラストは逆さ磔で溺死させられるのだが・・・地味
冒頭のラッシュが強烈なだけにインパクトに欠ける

二話目は嫉妬で尼僧と僧を拷問惨殺する尼僧の話
まぁそこそこですが
どうも禿げ頭の尼僧は萌えない・・・のです

でも、ドジョウの刑はアイデアだなぁー
ドジョウ豆腐からの発想だろうけど
感服しました

三話目はいれずみ師が本物の苦悶の表情を追求する話
これが一番面白かった
芸術家の行き着く先はこうでないとね
これが次の「徳川いれずみ師責め地獄」の下敷きになったっぽいですね
小池朝雄も似たようないれずみ師の役やし

ラストの方は長崎に移動して白人女性拷問に移って行くんやけど
白人おねーさんが水車にくくり付けられ
そのままザブザブ水の中につけられるガンバリがすごかった
他の白人女優さんと同じギャラなのかなー

上の「牛裂きの刑」で川谷拓三も水車刑をやっていたが女性がやるとさらにすごく見える
 
 
 
 徳川いれずみ師責め地獄

「徳川女刑罰史」の第三話いれずみ師の話のウケがよかったのかどうかはわからないが
小池朝雄と吉田輝雄が扮するいれずみ師の対決と一生を今度は一本丸々を使って描いてあります

冒頭は定番の処刑ハイライトラッシュなんやけど、その後の導入がいい!
墓あばきをする女が死体から取り出したのが貞操帯の鍵!
このツカミはうまい!( Д) ゚ ゚

全体的に刑罰よりドラマ重視なんやけど
いれずみ対決も白粉彫りに蛍光彫りとアイデア満載やし
けっこうドラマ部分も凝ってて引き込まれるねぇ

そしてやっぱり石井輝男が撮る裸はエロくないんですなぁ
芸術だからなのか
撮り方に愛があるからなのか・・・

それから今回女優さんで目立ったのが
ハニー・レーヌちゃんです
実はこの娘「徳川女刑罰史」にも出てるのですが
そのときはそんなにその他大勢という感じで目立たなかったんですよね
で、今回
悪徳白人商人の娘で復讐のためいれずみ師に刺青を入れられる役なんですが
それがかわいい!
調べてみると当時グラビア誌やファッション誌で大活躍していた16歳
えー16歳!
16歳のため現在は写真集等の復刻もないようです
んー残念
ヤフオクでポスターを見つけたのでその画像を
1
実は日本人らしいです
言われてみれば宮崎あおいちゃんっぽいですね
 
 
 
【西洋代表】
 残酷!女刑罰史

ドイツ産の刑罰映画で今回唯一のハズレ
全く面白くない
題材は欧州定番の魔女狩りで期待させるのですが
変にドラマを重視してるわりにストーリーは
魔女の言いがかりをつけ拷問→白状→処刑
の繰り返しばっかり
拷問や処刑のアイデアも貧弱
エロも中途半端
褒めるべきところが何もない

アウシュビッツで色々アイデアに溢れる拷問をしたように言われるドイツ人
嘘なんじゃないの?

ま、すぐれた機械を作るドイツ人も
拷問アイデアはアジアに勝てないんだなーって印象でした

他の国が作ったナチプロテーションの方がよっぽど面白いです
 
 
 
【香港代表】
 女淫姦禁王朝

おもしろい!
今回、香港B級帝王バリーウォンは製作だけなんですけど
端々からバリーウォン臭が噴出してるので、絶対それだけじゃないっぽい
ストーリーもなかなか面白く
秘密裏に男性器を切らずに宦官になった主人公を語り部としておいて
清朝皇帝と強い権力を持つ悪の宦官との確執や
ヒロイン侍女と皇帝の恋
定番な内容ではありますがなかなかドラマ部分も楽しめます
それから
やっぱりヒロインのイヴォンヌヤンはかわいい!
ミスアジアパシィフィックだけあります

印象に残ったシーンは

皇后にダルマ状態にされ樽に入れられた先帝の妾のシーン
この前見た「キャタピラー」よりダルマSFXがよくできていました

主人公が秘密で付き合っていた侍女が水車刑にかけられるシーン
やっぱり中国でも水車刑は定番なんだなー
でも、括り付けられる向きが違い、こっちの方が大変そうでした

ヒロインが売春宿に売られて女主人が秘技を披露するシーン
中国の性技術の深さがよくわかりました;:゙;`(゚∀゚)`;:゙

ラスト悪の宦官が主人公の放った刺客に襲われるシーン
刺客が無敵拳の使い手でパンチするとやられた人の骨が飛び出す飛び出す
んーバリーウォンっぽい!(゚▽゚*)
 
 
 
 女淫地獄絵巻

やはりコレもおもしろい!
こちらも、香港B級帝王バリーウォンは製作だけなんですけど
やっぱり端々からバリーウォン臭が噴出してるので、絶対それだけじゃないっぽい

しかも天下の「ゴールデンハーベスト」レーベルだったりして
なんだか「女淫姦禁王朝」より金がかかってる感じもしてきます

ストーリーは法廷劇ですね
夫殺しの罪に陥れられたヒロインが証拠を捏造され拷問にかけられどんどん追い詰められていく姿が回想を交えて描かれます
何しろ真犯人が裁判官の息子なのでどうしようもありません
どんどん酷い展開になっていきます
そしてハッピーエンド!
あまりの酷さに溜まっていたストレスが一挙に開放されカタルシス抜群
んー実によくできている

拷問もなかなかよくできていて、ほんまにあったっぽい感じがいいです
日本人が共産党軍等に戦時中によくかけられていたという
木を組んでの「生首宙吊り」拷問も再現されていてよかったです

そして、その裁判劇の間に挟みこまれる回想もすごいっす
発想がただものじゃーありません
あれだけ良く考え付いて、よくストーリーに収めたもんだと思います

最も印象に残ったのは
ユエンウーピンを越える激しいワイヤーアクションを駆使して森で性交対決をする男女仙人です
これこそ香港ならでは
無駄に金と手間がかかっていてスゲーのひとことでした

やはりバリーウォンはすばらしい!

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