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2012年2月 6日 (月)

第14回京都映画サミット「女任侠ムービー」

第14回京都映画サミット
「女任侠ムービー大会」
無事終了いたしました

今回見た映画は

「緋牡丹博徒 花札勝負」

緋牡丹博徒シリーズ第三作で
加藤泰監督三部作の一作目
この三部作は話がつながっているわけではないが
ここに出てくる盲目の女の子が「お竜参上」で大きくなって出てくるというシリーズを股にかけた話しのつながりが微妙にあったりするのである

今回のゲストは高倉健
主役ではないのでお竜さんより登場は少ないものの
登場するたびに映画の雰囲気を締めてくれる感じで、いやーやっぱオーラがありますなー
お竜さんと健さんの微妙な恋模様→カチコミの実にいい!ぐっと来ます

雰囲気を締めると言えば
登場はさらに少ないものの若山富三郎の熊虎親分もやはり出てくると締まります

やはり役者さんは個性とオーラです
 
 
 
「緋牡丹博徒 お竜参上」

こちらは緋牡丹博徒シリーズ最高傑作と言われる六作目で
加藤泰監督三部作の二作目

今回のゲストは菅原文太
健さんに負けず劣らず
いい恋模様→カチコミを魅せてくれます

相変わらず加藤泰監督の思い切った浮世絵的構図の画面は美しいし
演出もいい
敵の悪さ・憎たらしさも申し分なくラストのカタルシスも十分

僕の中ではこの緋牡丹博徒の二作は仁侠映画の中でも一、二を争う二本ですね
 
 
 
「不良姐御伝 猪の鹿お蝶」

実は何個か前のサミットでも一回見たのだが
おさらいのため観賞
池玲子主演の任侠映画第一作で
監督はこういう映画を撮らせると右に出るものは石井輝男ぐらいの鈴木則文
やっぱりうまい、面白い
風呂場で襲われて後の雪の中の血まみれ全裸殺陣は
池玲子しかできない・池玲子のための・池玲子ベスト殺陣
これを見るだけでも価値がある

共演はあのスウェーデンポルノ女優クリスチーナリンドバーグで
ちゃんとこちらも脱ぎがあります

ストーリーはなんか修羅雪姫っぽいですな・・・ 
 
 
  
「やさぐれ姐御伝総括リンチ」

精神病院描写がまずいのか
なかなかDVD化されなかった
池玲子主演女任侠映画猪鹿お蝶シリーズ第二段

一作目と監督が変わって全くテイストが違うのも逆にいい感じです

そして、石井輝男監督だけあって
冒頭の「何故だか脱げて行く全裸殺陣」でのツカミがめちゃうまい!
ぐいぐい石井輝男&池玲子ワールドへ引き込んでくれます
前作の風呂から雪の庭へ殺陣と並んで
池玲子しかできない・池玲子のための・池玲子ベスト殺陣ですな

ほんとうに神戸?と思うぐらいやさぐれた街と関西弁
オシャレ?な原色系の画面
かっこいいジャズロックBGM
下品なギャグ
ラストの盛り上がる?総括リンチ

石井輝男風味満載
見所いっぱいの娯楽の幕の内弁当みたいな映画です
 
 
 
「銀蝶渡り鳥」

梶芽依子主演の銀蝶渡り鳥シリーズ第一作
女任侠モノの舞台は明治・大正時代のものが多いがコレは昭和高度成長期
なので
かなり全体のテイストが違います
梶芽依子もホステスのオシャレな格好での登場が多く
女任侠っぽい和服での登場はわりと少ない

賭場での博打対決の代わりにビリヤード対決だったり
全体的に当時の世相に合わせたオシャレアレンジがほどこしてあります

話の内容も
ムショ帰りの梶芽依子の苦悩だったりとわりと昼ドラ的
思ったほど殺伐としたシーンもなく
緋牡丹博徒の安倍徹みたいな、むちゃくちゃ悪い感じの悪役がいないので
カチコミシーンはかっこいいのに
悪を倒したときのカタルシスみたいなものはちょっと低めな感じで残念

脇を固める渡瀬恒彦や梅宮辰夫はいい味出してるんやけどね

そういや突然ステージで歌ってた五木ひろしにはビックリ
めちゃ若い!
 
 
 
「緋ぢりめん博徒」

「ポスト藤純子オーディション」で5千人の中から選ばれた中村英子主演
団鬼六原案
石井輝男監督
菅原文太・池玲子その他豪華キャストで作られたわりに
できはイマイチな映画

主役の中村英子は確かに藤純子的な顔立ちをしているが
演技もいまいちで、オーラもなく、全てにおいて薄い
それに加え
女座頭市を演じる藤浩子も「ポスト藤純子オーディション」で選ばれた新人女優
流れ星のお蘭を演じる松平純子もポスト藤純子を期待された新人女優
ということで

ポスト藤純子を作り上げようとした時に一人に絞らず
それら全員に見せ場を作ろうとしたあまり
結局、全員の印象が全て薄い散漫な映画になってしまっている

新人女優たちは演技も殺陣もヘタでスクリーン映えしないし
特に盲目役の娘は目明きにしか見えない、あれは荷が重すぎやろ・・・

そんなわけで
主要キャラのうち、ただ一人の脱ぎ要員池玲子や菅原文太の方が出番が少ないわりに
主役あたりの4人を完全に食ってしまっている

団鬼六っぽさも拷問シーンにちょびっとあるだけで、ほとんどないし
(やっぱり鬼六の女任侠モノ映画では「縄と肌」が最高傑作ですかな)
映画会社に安全範囲で撮らされたのか石井輝男らしさもほとんどない

石井輝男監督作品の中ではかなり駄作な方の映画ですなー

続編が作られてないところを見ると当時もヒットしなかったのでしょうな・・・

そして、ポスト藤純子計画は頓挫したのでしょうな・・・

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