第五回京都映画サミット「鬼六ナイト」
昨夜、無事「第五回京都映画サミット」(別名「鬼六ナイト」)が終了致しました
雨だったせいか
団鬼六がダメだったのか
弱冠、参加者は少なめでした
さて今回見た映画ですが
とりあえずメンバーが揃っていなかったので
まず間彩氏が持って来た
ジャックヒル監督作品
「Swinging Cheerleaders」を流しながら談笑
↓こちらが裏の直筆サイン
(画像、間彩氏のブログより転載)
うーん、けっこうドラマ重視な内容
海外版ビデオで字幕なしやったんで、面白さがいまいちわからなかったですね
キッチリ作ってある感じはしましたが・・・
エロはソフトめでした
間彩氏曰く
学園エッチコメディのハシリだそうで
これがそこそこヒットして、それ以降
「グローイングアップ」「ポーキーズ」「ザカンニング」等々が作られたということらしいです
女囚モノという一大ジャンルを作り、再び学園エッチコメディというジャンルを作ったジャックヒルのパイオニアさは偉大ですなぁ
パイオニアばっかりやっているせいで、後に真似して作ってる人たちよりヒットを飛ばせてないのがちょっと可哀想ですけど・・・
そして次はついに本題に入りました
「美教師地獄責め」
鬼六原作だけあって、ストーリーはめちゃしっかりしてまして
67 分というお手軽な時間ということももありますが
最後までまったく飽きずに見られました
映画的クオリティも思ったより高いですね
女の怨みは怖い・・・
しかし、思ったより笑えるシーンが多かったです
変なセンスの服装の不良たち
裸に防具付けての剣道対決
縛った後の巨乳への連続ビンタ
浣腸→水槽の中での脱糞(めちゃアート的でした)
ラストも蝶々の飛ぶほんわかした状態で
罠にはめた一味の女生徒と手を取り合って終わるし
なんじゃそりゃー!!!
いやーアート的・シュールなものを求めてたんでしょうね・・・
ぶははははは・・・
鬼六氏自身「緋牡丹博徒」ファンで、女任侠モノシリーズは藤純子を縛りたい欲求から書いたと語っている通り
基本「緋牡丹博徒」です
違うのは主人公が一旦捕まって責めシーンが挟み込まれるところぐらいです
谷ナオミの引退記念作品だけあって
全てに渡ってめちゃ気合いが入ってますね
SMの女王と言われるだけあって、もとから谷ナオミ作品は何か他の作品よりワンランク映画的クオリティが高いのですが
その中でも突出して高いんじゃないでしょうか
引退するぐらいですから、やや、谷ナオミも歳がいったかなという感じもありますが
肌はまだモチモチピチピチしていて縛りがよく合います
殺陣も演技もすばらしいし
いや、ほんまよくできています
また、俳優陣もなかなかよくって
「緋牡丹博徒」での健さんや菅原文太にあたる、主人公を助ける一匹狼の渡世人を山本昌平ってのも面白い
この人、悪顔で悪役ばっかりのイメージしかありませんから
宮下順子は特別出演でちょっとしか出ませんし、脱ぎもしませんが、なかなかの存在感を出しています
あとですね、主題の音楽が石井輝男監督の「怪談昇り竜」と全く同じやったんですけど・・・
まぁ同系列のダイニチ配給の映画とはいえ、それをそのまま使うとは・・・
「新妻地獄」
やはり鬼六氏原作だけあってストーリーがいい・・・と思ったら
設定しか使われていないみたいですね
徐々に過去の事実が明るみになってくる
ある意味サスペンス仕立てのストーリー運びは脚本家の人が考えたのでしょうか・・・
兎に角、なかなか最後まで緊張感のある展開で、飽きさせない作りになっております
谷ナオミは相変わらず存在感があり
彼女が出ているだけで映画のクオリティをワンランク上げてくれる感じがします
今回、縛られるのは責め絵師のもとでモデルをやるときだけですが、けっこう色々なバージョンの縛り・責めが出て来るので、それだけでも見応えがあります
また
真性M女として出て来る東てる美も常に縛られてゴロゴロ転がされ、足蹴にされ陵辱され、なかなかよい味を出しております
ただ、残念なことに監督の技量がまだ足りてない感が少々あり
過去と現在のいったり来たりが唐突過ぎてわかりづらい(わかるけど)
過去に旦那が変わった原因なども映像で語り切れていない(わかるけど)
ラストが抽象的過ぎる(わかるけど)
という部分はあるのですが、それでもやっぱり十分☆5ですわ
「花と蛇」杉本彩ver.
谷ナオミ等の日活ロマンポルノシリーズをいくつか見てからこれを見たら・・・
あまりのクオリティーの低さにガッカリです・・・(ーー;)
石井隆監督はもう終わった人なのかもしれません
全ての演出が陳腐で、くだらなく、醒めまくりです
映像がデジタルデジタルしていることもあってか、クオリティは昼ドラ並みです
俳優陣は意味なく豪華で、めちゃめちゃもったいないですね
監督はSMというものが全くわかっていないのかもしれません
特典映像に収録されていた撮影現場を訪れた鬼六氏も明らかひいておられました
正直「杉本彩の体当たり濡れ場」という価値しかない映画ですね
あ、石橋蓮司の変態老人演技はすばらしかったですね
唯一、超光ってました
野村宏伸とか遠藤憲一は必要なかったですね
存在感が薄く、無名の俳優さんで十分でした
「花と蛇2」
前作があまりにもくだらなかったんで、見るのやめました
2作目があれよりクオリティが落ちているとしたら・・・
見る価値なしです
さて、一通り見て思いました
日活ロマンポルノ
やはり映画的クオリティ高いです
今回の女性参加者の意見
「ポルノだからとかの理由で、ハナから見る対象から外している人、は人生損してますよね」
全くその通りだと思います
そのうち「第2回鬼六ナイト」を開催したく思うので
そのときはどんどん女性の方も参加して下さい
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント