第二回京都映画サミット「見てない映画を好き放題見まくる」
昨日行われた第2回映画サミットですが
風邪ひきで欠席三人
家庭の事情で欠席一人
そのお友達も欠席
という感じで
めちゃ小人数に・・・(^_^;)
しかも
風邪ひきの欠席のひとりが「ミミズバーガー」「ギニーピッグ」を見たい!
と言って
いわゆる今回の主賓的人物だったので
急遽お題を変更
「見てない映画を好き放題見まくる」に変更されました(^.^)/
そんなわけで今回見たのは
石井輝男監督「地獄」
「イタリアンチェーンソー」
「ハイテンション」
「マーダーライドショー」
「不良姐御伝 猪の鹿お蝶」
です
ではひとつづつ
簡単な解説と感想を
【石井輝男監督「地獄」】
石井輝男監督が99年に撮った作品
名前を少し変えた、明らか宮崎勤やオウム真理教な人たちが地獄に落ちて地獄の拷問にかけられる様を、事件の再現をからめて映像化という感じ
ただ、全体的に説教臭くなっており、映画的面白さはあまりない
地獄のローテクスプラッターももうちょっと気合入れてほしかった
それと
宮崎事件は蛇足ではなかったかと思う
オウム事件だけで作った方がすっきりしてまとまりができそう
あと
サティアンのゴキブリとネズミがすばらしかった
のと
丹波哲郎のクレジットがあるのにいつになったら出て来るのだろうと思ったら、ラストで忘八武士道の明日死能(あしたしのう)として出てきて、鬼を切りまくってくれるというファンサービスが
心に残りました
【イタリアンチェーンソー】
普通にヒロインが活躍するスラッシャー系映画かと思いきや
殺人鬼と被害者が同等の立ち位置で殺し合う珍しい映画
殺人鬼ファミリーもどんどん殺されていきます
でも
殺人鬼があっさりころされちゃうんで
あまり緊張感はありません
ローテクスプラッターなのはいい感じなのですけどね・・・
タイトルはテキサスチェーンソーにあやかったもので、内容をあまり表してないです
チェーンソーは数分しか活躍しなかったですね
銃が活躍するのも、この手の映画ではいかがなものかと・・・
子供のエピソードはあまりストーリーと関係なかったですね
ただ単にアレな子供を出したかっただけっぽいです
【ハイテンション】
フランス製スラッシャー映画
アレクサンドルアジャ監督の出世作ということで注目しておりまして
この度やっと見れました
監督さん自体、かなりこの手の映画を見ておられるようで
定石を踏みつつも新しい感じの演出でなかなか面白かったです
CGを使わないローテクスプラッターもなかなかよかった
ただ、オチはちょっと無理矢理感がありましたね
夢オチに近いぐらいのガッカリ感です
もうちょっと伏線みたいなのをしっかり作ってないと
ちょっと納得いかないですね
【マーダーライドショー】
今やホラー映画界重鎮監督と化したロブゾンビのデビュー作
マニアをニヤリとさせるネタが端々に散りばめられたスラッシャー系コメディ
なかなかノリがよく面白いが
怖さやドキドキはあまりなく
ゴア度も意外に低め
【不良姐御伝 猪の鹿お蝶】
石井輝男監督の「やさぐれ姐御伝 総括リンチ」と対になる
池玲子主演の女ヤクザ映画
鈴木則文監督だけあって、なかなか色の濃い、ベタやけどかっこいい演出が光っている
石井輝男監督のだんだん着物が脱げていく殺陣もすばらしかったが、今回、風呂に入っているときに襲われたお蝶さんの殺陣もなかなかかっこいい
雪の中を血まみれになりながら全裸で走りまわり、斬りまくり、転げまわる池玲子が死ぬほどかっこいい
さらに今回
ダブル主役ともいえる外国からのスパイという役でクリスチーナリンドバーグが出ております
殺陣とかアクションとかはしませんが、それなりにいい役です
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コメント
というわけで
三月中旬(12日か19日)ぐらいに
第三回京都映画サミットを行いまして
今回、キープしておいた「ミミズバーガー等グロ注意」を再び議題にしたく思います
みなさん予定あけといて下さい!
投稿: 万物創造房店主 | 2011年2月16日 (水) 午後 05時32分