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2010年11月の5件の記事

2010年11月27日 (土)

授業で映画三択

毎年、何らかの映画を授業で2時間とって見せているのだが
今年はなんとなく
三択から生徒に選ばせて見ることにした

用意した三つの映画は

「ストレイトストーリー」
デビットリンチ監督
おじいちゃんがトラクターでとろとろ旅をするロードムービー
丁度、授業で高齢化社会のところをやっていたので入れてみた

「ファーストミッション」
サモハンキンポー監督、ジャッキーチェン主演
知的障害の兄をテーマにした笑いありアクションありの感動物語
去年は全部のクラスでこれを見せた

「リダクテッド真実の価値」
ブライアンデパルマ監督
イラクで起こった米兵による強姦殺人事件を似非ドキュメンタリーとして再現した映画
なかなか雰囲気はりアルでよいが映画的面白さはなく中味は暗い

今、三つのクラスを受け持っているのだが
面白いことに多数決をとると
みごとに分かれた
それぞれ上の三つの映画をひとつづつ見ることになったのだ

さて
その三つの映画に対しての生徒の反応を簡単に書こう

「ストレイトストーリー」
寝ている生徒多数・・・
ストーリーに起伏や刺激がないからなぁ・・・
あまり高校生に向いていないことがわかった

「リダクテッド真実の価値」
朝一の授業だったのだが
いきなり、どよーんとした暗い空気になっていた
特に妊婦が撃たれるシーン
15歳の女の子が強姦⇒殺されるシーンは暗い気持ちになったようだ

「ファーストミッション」
全編、けっこう笑いが起きていた
若かりし日のジャッキーの動きのすごさに驚いていたが
ジャッキーが人を殺していたのにも驚いていた
なんだかんだ言って
やっぱりこの映画が一番見易いかも

笑いも涙も詰まってて
問題提起もしっかりやってるし

ほんとうはもっとマニアックなラインナップも見せたい気がするが
授業の一環やから
ある程度の縛りはあるやんね

何かしら得るようなものがあるというか・・・
社会的問題提起のあるというか・・・

ただ学校のイベントで見る映画は「ハリーポッター」らしいから
そこまで考えることもないのかもしれんけど

誰が選んだんやろ・・・
ハリーポッターなんかわざわざ学校で見せんでも勝手に見に行くんちゃうの・・・
意味ねー

あと
テレビが小さいから字幕やと後の人が見えんので
吹替えが入ってないといかんし

エロが入ってるとやっぱいかんし
グロもまずい
(リダクテッドはけっこうグロいところもあったが・・・)
バイオレンスも・・・
(ジャッキーのカンフー程度はいいだろうと勝手に解釈)

けっこう限られてくるね

さて、来年はどんな三択にしようかなぁ・・・

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2010年11月22日 (月)

最近見てるテレビなど

BR-HDDの録画機が我が家に導入されたので
最近テレビをよく見るようになってしまった

予約しておくと毎週勝手に録画してくれるのは便利だ

見ている番組は

①水戸黄門
夕食時におかんが見ているので
なんとなく見てる
助さん角さんの等の入替えで、また時代劇として劣化した

②たけしのテレビタックル
ここ5年ぐらい、全く面白くないのだが惰性で見ている
初期の政治だけじゃなく何でもネタにしていた頃の方がおもしろかった

③なんでも鑑定団(現行放送)
テレビ大阪なので半年後には見れなくなる
これは困った
何かとけっこう勉強になるので、骨董屋には必須の番組なのだ
再放送は1年遅れぐらいやし・・・

④ガイアの夜明け
テレビ大阪で鑑定団の続きにやっている
日経系ドキュメンタリー
そのときの題材によるが、けっこう面白いときもある
BSで一週遅れぐらいで再放送やってるんで、アナログ放送終了後もたいして問題はない

⑤なんでも鑑定団(再放送)
こちらはBSでやっているので、これからも見れるが1年遅れだ

⑥鑑定団がおもしろくなる骨董講座
BS鑑定団の続きでやっている
まぁまぁ面白い

⑦SPEC ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~
堤幸彦がかんでるケイゾクっぽいドラマ
この手のドラマ好きなんですよね

⑧プリズンブレイク
アメリカドラマ的行き当たりばったり無理矢理な展開に腹が立ちまくりなのだが
続きが気になって惰性で見ている

ツインピークスのとき気付いたんだが
どうやら
アメリカのドラマはどうも最初の数回しかシナリオを考えてないようだ
人気がなければすぐ打ち切りになるので考えない
続きはヒットしてから考えるのだろう

それゆえ
後付けな設定が多く、矛盾も多い

ストーリーにからめにくくなった人間はどんどん殺す
どんどん新たな事件を起こして
どんどん新たな登場人物を出して
建て増し建て増しのいびつな構成

いいかげんアメリカドラマは時間の無駄だと思うのだが
続きが気になるようにうまく作ってあるところが憎らしい

⑨秘密
東野圭吾 志田未来 佐々木蔵之介 本仮屋ユイカ
ここいら辺の人たちが気になって見てみたらけっこう面白い
役もはまってる
今後ドロドロとした展開になりそうで・・・

⑩必殺仕事人Ⅴ激闘編
昔も見てたけど
やっぱり何回でも見たくなるね必殺シリーズは
個人的にはより古い時期の方が好き

⑪灼眼のシャナ
前から少し気になっていたので再放送を見ている
しかし今のところあまり面白くない
シャナのツンデレとソフトエロに萌えるだけのアニメにしか見えない

⑫仮面ライダーOOO
正直、デキが悪いと思う
ストーリーがありがち過ぎてあまり面白くない

⑬ハートキャッチプリキュア
仮面ライダーOOOの数倍面白い
妖精さんがカワイイ
心の種はウンチ
動画の使い回しが超ウマイ

⑭たかじんのそこまで言って委員会
大阪ならではの言いたい邦題がよろしい番組

⑮龍馬伝
キャストの魅力でなんとか見ているが、これは酷い
とりあえず脚本がクソ過ぎ

歴史感覚が全く感じられないし
人物も出来事も薄っぺらになぞっただけ
話しのつながりが矛盾だらけ
意味なく龍馬ばかりいい人ぶるし
そんな流れじゃ人間は動かんやろって場面が多過ぎ
現代ホームドラマしか書けへんにゃったらひきうけんなっちゅーねん
自分のアホさ
歴史感覚や想像力のなさを露呈させて永久保存して恥ずかしくないんかな
まったく

司馬遼太郎でさえ「竜馬が行く」と題して
龍馬ではなく竜馬にしたのは、ほとんどが創作で真実と違うからわざわざそうしたと言っていたのに
この内容で「龍馬伝」はないやろ、「伝」ってなぁ・・・
しかも「フィクションであり実際の人物とは関係ありません」のテロップも入らない
みんなが真実と思ってしまったらどうすんねん
ほんま
いーかげんにせーよ

あと、藤沢周平原作映画「たそがれ清兵衛」以降
やたらとセットや着物を汚すのが流行っているが

龍馬伝・・・汚し過ぎやろ!ヽ(`Д´)ノ
はらったらとれそうな着物についた土とか・・・なんぼなんでもパッパとはらうやろ!
廊下に落ちまくってる枯葉・・・掃除するやろ!
坂本家も顔に泥塗り過ぎ!拭くって!

江戸時代
世界一清潔な都市やったんやで江戸は
おまえら江戸時代をなめてんのか!

おフランスの貴族がちゃんとトイレに行く習慣がなくてベルサイユ宮殿のあちこちの廊下にウンコしまくってた時代に
江戸では一般庶民までちゃんと便所でウンコしてたんやっちゅーの

⑯古代少女隊ドグーンⅤ
井口昇が携わるオタク向けドラマ
けっこう映画好きの人のツボをついた演出が多く楽しい
グラビア系のおねーちゃんが半裸で活躍するドラマなので見ていると家族に白い眼で見られがちなのが難点だが・・・
そういや
映画「ハイキックガール」で主演?した武田梨奈(⇒ブログ)ちゃんが出てるのがビックリ
彼女は空手がかなりできてアクションもできる
日本アクション系女優の期待の星なのだ

⑰Cool Japan
日本のCollを探す番組
外国人の違った目線がわかって面白い

⑱剣客商売
これもおかんが見てるのでなんとなく見てる
しかし
水戸黄門に比べるとかなりデキがいい
渡部篤郎もけっこうがんばって殺陣をしている

その他
ニュースやドキュメンタリーもよく見るし
テレビ映画もたまに見る

かなりテレビ漬けになってきたなぁ・・・
BR-HDD録画機が悪い!
番組表でボタン ポチって押すだけで予約して録れちゃうんだもの

最近、DVDやVHSの映画を見る時間がない
どーもテレビを見過ぎのようだ

うーん困った

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2010年11月13日 (土)

SDカード死亡そして復旧・・・

携帯に入れていたSDカードが突然死亡した

携帯で写真を撮っていたら
さっきまで撮影できていたのに
(撮影保存場所はSDカードに指定)
急に
「このカードはフォーマットされていません、フォーマットしますか?」
と表示が・・・

入れたままで接触が悪くなるとも思えないが、とりあえず抜いて刺してみた
でもやはり
「このカードはフォーマットされていません、フォーマットしますか?」

仕方がないので、撮影保存場所を本体に変え、その場はしのいだ

さて、家に帰って
とりあえずパソコンにSDカードを刺してみた

しかし、どのパソコンに刺しても
フォーマットされていないと出て来る

うーんまずい(-_-;)
プログラムやエミュやMP3やムービーなどは入れなおせばいいが
このSDカードの中には数々の今までの撮影写真が入ったままになっている
しかも全くバックアップしていない・・・

こういうときはとりあえず

そう!

ファイル復旧ソフトだ!

これは1回消去したデータを解析して、残っていれば取り出すというソフト
廃棄したパソコンやハードディスクから消去したはずのデータが流出するのは、たいがいこの手のソフトを使って復活させたものだ

簡単に言えば
パソコンでファイルを消去しても、実際は消去という札が貼られた状態になっているだけで、実際には残っている
その後、新しくファイルを書き込んでいくと消去の札が貼られたファイルに上書きされて実際に消えるわけだが
それまでの間なら札を強制的に剥がしてもとのファイルを復旧することができるのだ

さて、ファイル復旧ソフトをいくつか試してみた・・・

しかし
どれもSDカード自体がフォーマットされていない、読めないと言ってくる・・・

これは困った

意を決してクイックフォーマットを試みる
普通のフォーマットと違い、クイックフォーマットは一部だけをフォーマットするやり方なので、データは壊れないはずだ

しかし何回やってもクイックフォーマット中に途中で止まる

今度はXPのパソコンに刺しフォーマットを試みると
クイックフォーマットの選択肢がない・・・

もう方法はないし、消えても仕方ないと思いながらボタンをポチッと押すと
フォーマットが意外に早く終わった
これはクイックフォーマットか?
しかも、きちんと行えたよう

でも、もしかしてFAT32でクイックフォーマットしちゃったのかな・・・まぁいいけど

フォーマットにはFAT16とFAT32がありまして
昔のウインドウズはFAT16フォーマット、新しいめのウインドウズはFAT32フォーマットを使っております
これらは上位互換になっておりまして
新しいウインドウズはFAT16もFAT32も読めますが
昔のウインドウズはFAT16しか読めません

基本、SDカードはFAT16です
そして、SDHCカードはFAT32です

おーやたー(^.^)/

と思ってドライブを開いてみると
開きましたー

でも、みごとにまっちろけ、全部ファイルありませーん
まーこれは想定内
というかフォーマットしたんであたり前田のクラッカーです

さーここでファイル復旧ソフト発動です
色々試してみました

〇ドライブが未だ読めないもの
〇ファイルが全く復活しないもの
〇少しのファイルだけ復活したが、全く使えないファイルしかなかったもの

等々
色々性能差がありましたが
ついにみつけました

これは実にいい~♪(パパンダ風)

ファイル復旧ソフト「DiskDigger」
ダウンロードページ

このソフトはかなり細かいファイルまで復旧できました
写真は一部データが壊れいていたものもありますが
ほぼ全部復旧できました
携帯で撮影したムービーやMP3も復旧できました

ただひとつ難点はですね
もともとこのソフトはシェアウェアで
フリーソフトver.は制限があるのです

多量のファイルを一気に復活できず
ひとつづつしかできません
しかも
ひとつファイルを復活させるのに5秒待ってからクリックしないといけないのです

5秒まってクリック
5秒まってクリック
5秒まってクリック・・・

何回繰り返したでしょうか・・・
睡魔との戦いでした

でも仕方ないです
これ以上のソフト
今のところ発見してないし・・・(-_-;)

とりあえず今回の教訓

①一枚500円の3流メーカーのSDは信用できない
使い始めてまだ半年しかたってません
もっと前から使っているサンディスクの同じく2GのSDは今までこんなことありませんでした
消えると困るデータがある場合は一流メーカーのSDを使いましょう!

②常にバックアップはとりましょう
これはパソコンでも何でも基本なんですが
結局、めんどくさくってやらないままになっちゃうんですよね
わかってるんですけど・・・

③ファイル復旧にはdiskdigger
こいつはマジで強力です
サルベージ商売にも使えそうですね

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2010年11月10日 (水)

尖閣ビデオ、ついに流出元が判明・・・

【海保職員「流出に関与した」自ら名乗り出る 尖閣ビデオ流出】 Senkaku

 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を撮影したビデオ映像がインターネット上に流出した事件で、第5管区海上保安本部(神戸市中央区)の男性海上保安官が「自分が映像を流出させた」と上司に名乗り出ていたことが10日、分かった。警視庁捜査1課は同日午後にも海上保安官を、国家公務員法(守秘義務)違反の疑いなどで事情聴取する。

関係者によると、海上保安官は巡視船の乗組員で、神戸海上保安部に所属。警視庁では海上保安官が航海からの寄港を待って聴取を行う。

 検察当局は9日、映像が投稿された動画サイト「ユーチューブ」を運営する検索大手「グーグル」から、インターネット上の「住所」に当たるIPアドレスなど投稿者に関する記録を押収。警視庁でアドレスの分析を進めたところ、神戸市中心部のネットカフェから投稿されていた可能性が高いことが判明。海保が実施した内部調査結果に関する資料の任意提出を受けていた。

 映像は4日、インターネットの動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」で公開された。海保の巡視船「よなくに」「みずき」に中国漁船が衝突した場面や漁船が違法操業している場面を撮影したもので、約2分半~11分半の計6本、合計で約44分間あった。

 映像の投稿者名は「sengoku38」となっており、4日にユーチューブのアカウントを登録。5日に自ら映像を削除したが、コピーされた映像がネット上に多数拡散している。

 海上保安庁や検察当局のこれまでの調査などで、映像の長さや挿入された字幕などから、映像は石垣海保が証拠資料として数時間あるとされるオリジナル映像を編集、那覇地検に提出した十数種類の映像のうちの一つと判明。

 海上保安庁は8日、被疑者不詳の国家公務員法違反の疑いなどで、東京地検と警視庁に刑事告発していた。
11月10日(水)13時9分 産経新聞


正直
44分の動画が流出した現在も
国会議員にだけ、しかも6分の動画しか公開をしていない政府の方が異常で
戦前の大本営発表並の情報統制

文民統制や国民の知る権利はどうなったんだ
今の政権は自分たちは国民たちより優秀で賢い
国民は馬鹿だから見せたら判断を誤る
だから自分たちだけ見ればいいと思っているのか?

戦中に置きかえると
新聞までもが連日「日本大勝利」を発表していたときに
「実は日本の戦況は思わしくない」と言った人間を徹底的に探し出し抹殺しようとしている状態

本人は自分の利益のためではなく
世の中のためを思い、危険を顧みず行った行為である
自分だけがかわいい日本人が多い中、それだけの人間がどれだけいる?
やり方によくなかった部分はあるだろうが
貴重な人材である

こんな尖閣ビデオより遥かに重大な公安機密文書が流出した件の犯人は捕まえられないくせに
この事件に限って、力入れすぎだろ
こんな機密価値のないビデオ、不問にしてやれよ

今までも散々winnyで警察情報やらが流出してきたが、今まで逮捕や罰を与えたなんて聞いたことないぞ

さすがに2007年にイージス艦の特別防衛秘密が漏洩した問題では有罪になっているが
これは明らか中国人妻を含むスパイ活動なうえ、超機密部分やからあたり前

元天皇陛下侍従の残した「富田メモ」流出時もたいして秘匿義務はたいして問題にされなかったし
安部さんのときの年金問題発覚等、官僚も、ときの政権をダメージを与えるために内部情報をしょっちゅう流出させて秘匿義務違反をしている
しかも失敗の責任はとらず、その失敗修正をネタにさらに予算をとり、ダブルウハウハ状態
失敗した方がおいしいシステムでどうやってまともな官僚組織が生まれるんだろう
狩るんなら、まずそっちを狩れ

まぁwinnyはウイルスに感染したことによる流出ということになっているので、盗まれたということになり
本人は罪には問われないのかもしれない
今回もwinnyで流せばよかったのに・・・

しかし

ええかげん10時間全部を公開しろよ
公開しないということは
「海に落ちた海保の人を中国人が銛で突こうとしてるシーン」や
「漁船に乗り込んだ海保の人が捕まって縛られ海に捨てられるシーン」が本当にあるということなのか?

シーシェパードは捕鯨船襲ってはテレビ番組まで作って高視聴率と金稼いでるっちゅーのに
ちょっとは見習え
海保も海猿やってるだけじゃなくてドキュメンタリー作っちゃいな

韓国なんて年間500件ほど中国船拿捕して罰金とってるのに、なんで日本はやらないのだろう?

ロシアなんて北方領土を違法占拠しているくせに入って来た日本漁船は銃撃、船員も容赦なく殺している

法を犯してない(政府は北方領土は日本の領土と言っているんですから領海侵犯にはなりません)自国民が殺されても文句は言わないで
領海侵犯したうえ公務執行妨害の中国人船長には超法規的好待遇ですか・・・

都合の悪いときは全く法を守らず
都合のいいときだけ厳格に法を守らせようとする

日本がまともな法治国家になる日もまだまだ遠いですな

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2010年11月 2日 (火)

NHK BS2 「ロック誕生~ニッポンROCK40年~」

昨日から
70年代創世期の日本のロックバンドのドキュメンタリー番組がBS2で放送されています

日本のロック音楽の草創期を貴重な映像と証言でつづる6本シリーズ。
1970年代日本音楽シーンに登場した変革者達の生(ライブ)な姿を追う。2008年に公開された映画「ロック誕生」のほか、番組が新たに発掘した貴重なライブ映像をふんだんに構成。伝説の70年代が甦る。
(NHKより)

Rocktan
映画「ロック誕生」についてはコチラをどうぞ

放送予定を見ると

11月 1日(月)午後10:30~11:00 第1話
「70年代ニッポンROCKの夜明け」
フラワー・トラベリン・バンド73年京都でのサイケなステージ。75年ハワイ米軍基地のフェスに登場した「外道」。孤独にロックを追い続ける遠藤賢司等が登場。
【出演】ミッキー・カーチス、近田春夫、小倉エージ、加納秀人 ほか

11月 2日(火)午後10:30~11:00 第2話
「“日本語ロック論争”ROCKのメジャー化」
日本語ロック、はっぴいえんどの貴重映像の他、日本プログレッシブロックの先駆者、四人囃子、チャー、ゴダイゴ等の名ライブを紹介。
【出演】タケカワユキヒデ、小倉エージ、森園勝敏 ほか

11月 3日(水)午後10:30~11:00 第3話
「多様化するニッポンROCK」
存在感で圧倒したハルヲフォン、個性派イエロー、クリエイション、ティンパンアレイ、シンセを駆使したニューウェイブのファーイーストファミリーバンド等の貴重映像が登場。
【出演】近田春夫、石坂敬一、村兼明洋 ほか

11月 8日(月)午後10:30~11:00 第4話
「70年代・ロックの目撃者たち」
RCサクセション、ジョニー・ルイス&チャーの秘蔵ライブ映像。スタイリッシュなサディスティックミカバンド。反骨に徹した頭脳警察は71年三里塚幻野祭の模様を紹介。
【出演】鋤田正義、増渕英紀、井出情児 ほか

11月 9日(火)午後10:30~11:00 第5話
「うねりを上げたローカル・ロックウェイブ」
紫、コンディショングリーンの沖縄ロックの貴重映像から福岡のサンハウス。めんたんぴん等が主催した石川夕焼け祭りのライブ映像で構成。他に、大阪の憂歌団が登場。
【出演】ジョージ紫、鮎川誠、佐々木忠平 ほか

11月10日(水)午後10:30~11:00 第6話
「70年代ロックの金字塔!ワンステップフェスティバル」
74年の記録フィルムを中心に、外道、イエロー、上田正樹、つのだひろ、クリエイション等の興奮のライブ映像の数々。
【出演】佐藤三郎、石坂敬一、加納秀人(外道) ほか


となっております

第1回はフラワートラベリンバンド、外道、クリエーションなどが出ていまして
貴重っぽい映像がたくさん出てきましたが
映像と音があっているものが少なかったのが残念でした
スタジオ録音の音を映像に被せているのでしょう

外道なんかはほぼライブアルバムしか出していないので
映像にあった音源があったのでしょう
きちんと絵に合ってました

フラワートラベリンバンドは内田裕也氏プロデュースのハードロックバンドです
最近は事業仕分けでやたらと見る内田裕也氏にげんなりしてしまうのですが
一応、氏は日本のロック創世期を作った一人として有名なお方なんどす

ただ、僕はミッキーカーチス派なんですよ
一時、日本語ロック論争なんてのがあったらしくて
内田裕也は英語じゃないとロックはかっこ悪い派
ミッキーカーチスは日本語で歌ってこそ日本のロック派

外道も日本語スリーピースバンドなんで後者ですね

【日本語ロック論争】  いまきくと意外にも思えるが、当時の日本のニューロックは英語で歌うミュージシャン(内田裕也、FTB、ザ・モップスなど)が主流であり、日本語はロックのメロディに乗らないというのが定説で、英語で歌って海外で成功することが彼らの目標であった。『ロック誕生』のインタビューで中村とうよう(音楽評論家)が話すように、英語派=内田裕也と日本語派=ミッキー・カーティスの間には、大きな考え方の違いがあった。そして、これが公の場で論争になったのが「日本語ロック論争」と呼ばれるものである。  「日本のロック情況はどこまで来たか」(「ニューミュージック・マガジン」’71年5月号)の座談会を読むと、同誌のレコード賞を2年連続で岡林信康、早川義夫、はっぴいえんど、遠藤賢司などの日本語ロック派が総なめにし、英語派=内田裕也が不満に思ったのがきっかけで論争がはじまったらしい。座談会の出席者のうち内田裕也、福田一郎、折田育造、中村とうようが英語派寄り、ミッキー・カーティス、大滝詠一、松本隆が日本語派だ。

 『ロック誕生』でも「はいからはくち」の貴重なライヴ映像が見られるが、はっぴいえんどの作詞家であった松本隆は、一枚目のアルバム『はっぴいえんど』で「肺から吐く血/ハイカラ白痴」のような両義語の技法などを駆使して、日本語ロックの独自の世界を切りひらいていった。当初、作曲担当の大瀧詠一と細野晴臣は音楽性を重視するがために、ロックに日本語の詞をつけることに反対していたというのだから、おもしろい。
 内田裕也は、はっぴいえんどの「春よ来い」という曲は歌詞とメロディとリズムのバランスが悪く、「日本語とロックの結びつきに成功したとは思わない」と音楽的に批判している。内田の「フラワー・トラヴェリン・バンドやザ・モップスについてどう思うのか」という問いに対し、松本隆は「ぼくたちは、人のバンドが英語で歌おうと日本語で歌おうとかまわないと思うし、音楽についても趣味の問題だから」とクールにかわしている。
(金子遊氏記事より)


正直、フラワートラベリンバンドやクリエイションの英語歌は、発音が悪く、かっこわるいです

僕自身も曲を作るときは日本語で作りますし
音楽ってのは何語で作っても誰にでも伝わるのが音楽だと思うので
基本、何語で作ってもいいと思うのですが
やはり日本人なら日本語ですよね

そんなわけで僕の中の内田裕也とフラワートラベリンバンドの評価は低めです
一枚目のアルバムなんか劣化コピーばっかりでめちゃがっかりでしたし

クリエイションはやっぱり「スピニングトゥホールド」ですね
プロレス見てた人にとっては
テリーファンクとドリーファンクジュニアの入場テーマとして知ってる人は多いと思います
この曲は、他のクリエイションの曲より、ほんまケタ違いにかっこいいです

さて第二夜は
はっぴいえんど、四人囃子、チャー、ゴダイゴ等
これまた僕好みのバンドが出るらしいので楽しみです

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