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2010年8月23日 (月)

日本に保守はいるのか?

最近、「行動する保守」「ネット保守」「プチ保守」「ポチ保守」等々
政治家から一般人にいたるまで保守を名乗る人たちが増えているようですが
しかし
その中にどれだけほんとうの保守がいるのかは実に疑わしい

まぁ「ポチ保守」は小林よしのり氏の造語で
保守を名乗りながらただ単に反共親米な自分の身がかわいいだけの
ある意味、親米売国なCIA工作員みたいな
アメリカの飼い犬ポチみたいな人たちのことなんで
当然、保守から外すのがあたり前として

その他の保守の人たちについてですが
ほとんどの保守人たちの視線の範囲は戦前ぐらいまでなんですよね
戦前にもいい価値観はあった
それだけの感覚で語ってる保守の人がほとんどだと思います

しかしですね
日本は開国して文明開化したときに
かなりの日本的価値観を捨て、西洋・キリスト教的価値観に切り替えてしまっているわけです
ゆえに真の保守を言うなら
江戸時代まで価値観を持って行かないといけないわけです

それがわかっている人がいったい何人いることだろうか・・・

例えば家族制度ですが
夫は働いて妻は家庭を守る・男尊女卑
なんていうのが日本のもともとの形態と思われがちですが
実際は違います
そんなものは明治頃に入って来た西洋的価値観に過ぎない

老舗と言われる旅館や商家に残る「おかみさん」という制度を見ればわかりますが
共働きで内政の実権は女性が握っている場合が普通です
そして男性は対外的な交渉やら何やらをするわけです

財産やなんやらを管理する権限も妻にありました
離縁する時にはごっそり持って行かれたそうです
明治憲法では財産は全て家長のものということになりましたが、これは西洋化の後付け価値観です

農家にしても家族はみんな働き手です
妻はもちろん子供・ジジババまでみんな畑仕事をしてました
家事も妻のみがすることではなく
子供も当然分担していたし
夫は薪割りや家の補修やら力のいる仕事を主に分担していたのです
全ての仕事を全員で分担していたのです

サラリーマンであった侍家庭は「夫は仕事、妻は家を守る」という固定的な制度であったと思いますが
一般人のサラリーマン(務め人)家庭では女性が働いている場合も多数あり
そういう固定的な感覚ではなく稼げるものが稼ぎ
手の空いたものが家事をするという合理的な感覚であったと思われます

また、江戸時代は愛人がOKでした
それを一夫一婦制にしたのはキリスト教的価値観に合わせたからです
ゆえに
保守の人が愛人等に対して性の乱れ・道徳観がない等批判的なことを言うのはちゃんちゃらおかしいです

あんたはキリスト教保守か?ちゅーの

動物的に見れば一夫多妻制度は非常に子供をたくさん作れる合理的な形態であるし
現在でもこの形態をとっている国もあります
それを非文明的などと思うのはまさしくキリスト教的価値観に頭をやられている証拠です
そこには意識していなくても「西洋文化が最高でその他の文化は下等」という思い込みどこかにあるということなのです

現在、後継ぎ問題で天皇制の存続が危うくなっているのも
側室がいないからです
少なくとも天皇家には側室が必要ではないでしょうか
保守はまず側室解禁を叫ぶべきです

女性団体も夫婦別姓なんて差別的制度を目指す前に多夫多妻制度でも目指せばいいのに
(夫婦別姓が差別的な理由は過去記事日本統治時代のベストセラー「タクチ本」を読んで下さい)

本妻・愛人1号・2号とランク分けがされていることが差別的だと思う人がいるかもしれませんが
これは家督・財産争いをなくすための合理的制度でもあります
現代においては財産分与権が平等にあり過ぎて肉親どうしで骨肉の争いになることも稀ではありません
それを防ぐ制度
かつ財産を受け継ぐ代わり、家・墓・親(愛人含む)の面倒は財産を受け継ぐものが見るという

現代においては財産だけ要求して親も墓も家も面倒はみない人が増えていることを考えると
実に社会的にも合理的な制度であったと思います

次に性に関してですが
江戸時代はもっとオープンで深いものでした
ところがいつしか性はタブーな雰囲気に・・・

書物や映像の性器に黒塗りしたり、モザイクかけだしたのはキリスト教的価値観からです
ゆえに、保守の人は「成人以上の書物や映像の性器にモザイクをかけることを撤廃すること」を主張しなくてはいけません!

江戸時代(明治ぐらいまではあった)は性器を模った置物や根付、裏返すと性器があるお多福さん人形とか、男根の形をした大黒さん、春画、春画のお猪口、等々がありました
エロ漫画やエロアニメなんかは世界でほぼ日本にしかない文化なので、ここいらへんはこの江戸時代の影響が残っているのかもしれません
また信仰の対象としての男根もいたるところに飾られていました
参考⇒多賀神社
そういうものを隠すものとして飾らなくなったのもキリスト教的価値観からです
保守の人は男根の根付ストラップを携帯にぶらさげなくてはいけません!
保守の人はエロ漫画・エロアニメを守らなければなりません!

また、江戸時代、売春は法的に認められ管理されていました
これが禁止されたのもキリスト教的価値観からです
現在の日本ではは建前では禁止となっていますが事実上存在しています
結果、ないことになっているので売春婦の労働権等は全く守られないままになっています
ドイツではきちんと売春が法律で認められていて、法律によって労働権等々色々守られているようですが・・・
ゆえに、保守の人は「売春の合法化・法律化」を主張しなくてはいけません

ついでに売春に関してですが
江戸時代には男娼というものがかなりオープンに存在しました
織田信長が森蘭丸とやっていた
豊臣秀吉が石田三成とやっていた
なんてのは有名な話で、男色というものが文化人のたしなみのひとつだったのです

東海道中膝栗毛には「アレ見やれ。どれもいい奴だ。捲き端折りで豪勢に尻がならんだは、なんのことはねえ、葭町新道の陰間茶屋の陰間の土用干しというもんだ」(陰間=男娼)という弥次さんの台詞が出て来まして、男娼が普通一般的であったことがわかりますし
そもそも、弥次さん喜多さんはゲイカップルで、弥次は女房持ちでありつつ男娼の喜多を居候させているという設定なのです
つまり男色というものはただ単に男しか愛せないという西洋的・限定的なゲイではなく文化的性的嗜好のひとつとして存在したということなのです
魅力があれば男でも女でも関係ないと・・・

また
井原西鶴は「男色大鑑」という男色ものばかりを集めた説話集を書いています

日本でボーイズラブものが流行る土壌にはこういった文化の流れもあるのかもとか思います

ゆえに、保守の人たちは同性愛禁止のキリスト教的価値観に縛られず
高校生ぐらいの日本史では上のような男色文化についても教えるようにすべきであり
現代でも男色をOKとする雰囲気を作り上げなければならないと思います

ただし、同性愛結婚を認めるとかとは違います
男色・女色はあくまでも嗜みのひとつであり
国の宝である子供を作れる男女で家庭を持つことは優遇されなければいけません
弥次さんもちゃんと妻がいます

まぁとりあえず
キリスト教的価値観を振りかざして「保守ほしゅ」言うなっちゅーんです
日本をなめてるとしか思えません

日本神話から勉強しなおせっちゅーんです

日本神話ではよく男性器・女性器の話が出て来ます
ちゅーか高校生の日本史では日本神話の性器の話も正確に教えろっちゅーの

ちゅーわけで
もう一度問う
「おまいら、ほんまに保守か?」

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

どうもお邪魔します。
   
日本の保守政党は金丸信と小沢一郎が暗躍しだして
から根本的におかしくなったものと思われますが
最近はネットでも騒がれているようですが(前からか?)
遡っていくと敗戦時における日本男児が激減してしまった
ドサクサに紛れて相当に悪質な"何か"が盛大に仕込まれて
60余年を過ぎたここ数年に毒々しいまでの悪の大輪の花を
咲かせてしまったようですね。
 
まあとりあえず、政権を"奪った"元野党の方々の想像を
絶する無能ぶりと権力への無法の限りの執着ぶりと
過去の日本に対する無知と評価の出鱈目ぶりとかが
ここ一年程度で日本国民に露呈したのは100歩譲って
良いことだったのかもしれません。。と言える未来を
作らないといけませんね。
   
>日本をなめてるとしか思えません
 
『舐めている』のでしょう。そのおかげでご飯を食べて
批判的精神に富む真面目な人々の浄財を騙し獲って
貯蓄に励んできたのですし。
 
元野党と万年野党の諸氏には私はこの度は心の底から
ガッカリしてしまいました。そして長年の彼等の言動の
"?"がすっかり解ってしまいましたよ。完璧に確信犯だったのですね。。
もう貴方達には何も頼まない。期待しない。信じない(ーー;)
 
 
>日本統治時代のベストセラー「タクチ本」
http://banbutsusozobo.air-nifty.com/tensyu/2010/07/post-d27c.html
こちらの記事は素晴らしい内容だと思いました。
国籍を問わずに今の"日本の恣意的な混乱"を憂う人は
必読の記事ですね。外務省の人間は全員精読した上で
"関係各国"の言葉にきちんと訳して配布すべし!!です。

本当に元寇以来かというほどの未曾有の国難ですね。
日本男児としては何気に萌えな状況(←?)ですが( ̄ー+ ̄)
 
火事と喧嘩は江戸の華!って喧嘩じゃなくて戦争ですらなくて
正真正銘の『侵略』ですけどね。。(ーー;)

 

投稿: kuroneko | 2010年8月24日 (火) 午前 01時27分

さっそくのコメントどうもです_(._.)_

>敗戦時における日本男児が激減してしまった
安全なところから命令だけ出してた無能な上層部
敵前逃亡した兵・寝返った兵
そのあたりが生き残ったメインで
志のある人、才能ある人、多くの日本男児が死んでしまったでしょうね
太平洋戦争後半には何かにつけて有能な人材が皆無な状態やったらしいですからね
しかし
水木しげる氏が生き残ったのはよかった
日本の宝です

>過去の日本に対する無知と評価の出鱈目ぶり
このあたりはかなりの日本人がそうですよね、右も左も・・・
朝鮮人も
とりあえず現代の感覚でしか当時を見ることができない人が多過ぎです
イメージする力が貧困なんでしょうね

>ここ一年程度で日本国民に露呈したのは
ネットが発達して色々な情報が共有できるようになったり
朝鮮の新聞が読めるようになったりしたのは大きいですよね
けっこう朝鮮日報がタクチ本みたいに、意図はしてないんでしょうけどいい報道やってくれるので楽しいですね

>素晴らしい内容だと思いました
ありがとうございます
「こちらの記事【は】」が気になりますが・・・(^_^;)
とりあえず
創氏改名・ハングルあたりには
僕なりに答えが出たので
多くの人に読んでいただいて、そのイメージを共有していただきたく思います

>元寇以来かというほどの未曾有の国難
現代はとにかく情報戦ですね
情報戦で勝てば相手の領土も奪える
まさに今、世界は戦争状態ですね

そんな中、一日本人として何ができるのか・・・

ブログ書くぐらいしか・・・

投稿: 万物創造房店主 | 2010年8月24日 (火) 午後 07時51分

本日の京都新聞朝刊に女装男子の記事が載ってました
(ネット版では見つけられませんでしたので引用リンクなしで、ちゅーか京都新聞のHP記事が見にくい)
アキバ系女装バー「NEWTYPE」から始まって
最終的に江戸時代の女装文化にまで触れているところが今回の僕の記事と同じ方向性でした

正直、戦後教育に洗脳されたジジババどもは揃ってアメリカ的サヨク脳
保守を名乗るものもほとんどがその範囲です
そういう50、60、70代あたりが政財界の中心にいること自体が今の日本最悪な状態を作り出していると思われます
今時の若者の方が実はよっぽど日本的なものの価値が分かっていて保守的なのかもと思う今日この頃であります

ちゅーわけで
今日から私は「真保守江戸派」を名乗りたく思います
さぁアキバ系のみなさんも今日から「真保守江戸派」を名乗りましょう!

投稿: 万物創造房店主 | 2010年8月25日 (水) 午後 03時18分

>水木しげる氏が生き残ったのはよかった
>日本の宝です

この人のとんでもない素晴らしさは
太平洋戦争の末期に戦争にとられて
万年二等兵として"天皇陛下の名の下に"
苛め抜かれたのにシステムの本質を理解して
戦後も天皇制や天皇のといった一筋縄では
いかない問題に首をつっこまなかったことですね。
「総員玉砕せよ」
「水木しげるのコミック昭和史」
日本人必読の書です。
何回読んでも新しい発見があります。
「ゲゲゲの女房」はほんのちょっとしか見ていませんが
人気の秘密の一つは水木しげる役の向井理が
恐らく上記の本を読んだ上で演じていると
思われる節が確実にあることですね。
「戦争で片腕を無くした一人の男」を自分なりに
消化して演じている感じがします。
向井理は靖国神社にも「自分の考え」で
参拝しています。今の若者は中高年や老人達より
遥かに思考しているし礼儀もありますね。
気の毒なくらいです。
 
 
>「こちらの記事【は】」が気になります
こちらの記事『も』でした(^^;)
正直に、非常によくまとまっていてウィットも多分に
あって向こう岸の"誠意ある方々"ならきっと
大きく同意してくれると思いますマジで。
 
>まさに今、世界は戦争状態ですね
私は被害者意識一切抜きで『日本』が
完全に標的にされていると思います。
あらゆる点で一民族にまともな形で統治されて
文化も充分に残っていて培った美意識も継承されて
いて長い歴史を有する国って規模としては実は
日本に匹敵する国なんて残っていないのじゃない
ですかね。だから何としてでも貶めたいのでしょうね。
無能さん達の気持ちはよく解ります。嫉妬する
しかやることがない。他に脳味噌を使う術を
知らないわけですね。
 
>今日から「真保守江戸派」を名乗りましょう!
\(^。^)/
 

投稿: kuroneko | 2010年8月26日 (木) 午前 01時03分

>一筋縄ではいかない問題に首をつっこまなかった
そうですね
多くの人が戦後の価値観を持ち込んで、当時から~を分かっていたように自分を美化して書く(描く)人がたくさんいるなか
誠実になぞっている描き方がよいですね
変に何かを煽ろうとかいう思惑もないし
当時の雰囲気が非常によくわかる感じです

>「総員玉砕せよ」
コレは持ってないんですよ
そのうち買おうとは思ってるんですけど

あと
「カランコロン漂泊記」ってのもありますよ
エッセイ風にそのとき思ったことを短編漫画と文章で書いてあるもので、従軍慰安婦や小林よしのり氏の「戦争論」について触れてあるものもあり、面白いです

>「ゲゲゲの女房」はほんのちょっとしか
僕も同じくほんのちょっとです(^_^;)

>こちらの記事『も』でした(^^;)
おありがとうございます_(._.)_

>日本に匹敵する国なんて残っていない
まさにそこですね
とりあえず世界にエンペラーといえる地位の人ははもう日本の天皇しかいないし
2670年続いている王朝も超レアですからね
結局、現代はルーツとアイデンティティの時代ですから
みんなニセでも王族の名字がほしいし
ニセでも輝かしい歴史が欲しいんでしょうね

投稿: 万物創造房店主 | 2010年8月26日 (木) 午後 05時46分

>「総員玉砕せよ」
これは水木しげるの作品の中でも
最高傑作だとよく言われているようです。
私もそう思います。
オープニングの無骨な点描の迫力と
ラストの無常。
是非ご一読ください(^-^)
 
>「カランコロン漂泊記」
面白そうですね。そのうち読んでみます。
 

>みんなニセでも王族の名字がほしいし
>ニセでも輝かしい歴史が欲しいんでしょうね
 
っつ。。。か結局は金と『保身』ですよね。
他国の輝かしい歴史をまるで自分の物のように
振りかざして且つ嘘で塗り固めた犯罪を他国の
人間の死者の責任にしては当事者でも何でも
ないのに金を巻き上げる。。
動機も何もないですね。金、金、金、金。。。
 
ここ100年間の間に我々日本人が世界中に
提供した金とインフラを正確に把握したら
日本人だけじゃなくて世界中が唖然とするんじゃ
ないですかね。余りにもトンデモナク凄すぎて。
 
隣りの小国のインフラと文化の基盤を全て
無償で提供して隣の大国が世界第二位の
経済大国になるお膳立てを"全て"してあげて
太平洋の向こう側の大国の戦争資金を提供し続けて
経済の失策の尻拭いもしてあげて発展途上国に
欧米のように搾取もしないでこちらも資金と
インフラを湯水のように提供し続けて、、

「金返せ」の一言も世界に言わずに
やってもいない、ありもしない犯罪に謝罪し続け
金を巻き上げられ国土を荒らされ、、
自分の国は借金漬けで馬鹿達に占領されて
それでも文句を言わずに働き続ける。。
 
開国して僅か140年ちょっと。
これを『凄い』と言わずして何を凄いといいましょうや。
(^-^;)

せめて
大切に残して伝えていきたいものですね。
かつてこの列島には『日本人』がいたということを。

投稿: kuroneko | 2010年8月27日 (金) 午前 12時29分

>「総員玉砕せよ」
早速、楽天ブックスで注文しました

>かつてこの列島には『日本人』がいた
まだ、いるはずですよ
見えないけど日本中に
今日、今敏監督の遺書を読んでいてそう思いました

投稿: 万物創造房店主 | 2010年8月27日 (金) 午後 01時37分

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