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2010年6月10日 (木)

鬼龍院花子の生涯

この前テレビで
観月ありさのドラマ版「鬼龍院花子の生涯」を見た

しかし、あまりにも物足りなさを感じたので
久々に映画版「鬼龍院花子の生涯」

を引っ張り出してきて見たのだが、やっぱりこっちの方が百倍いい

まぁテレビ版は予算や放送時の倫理的な縛りもあると思うが、どうも極道な雰囲気が出ておらず
トレンディドラマのようにきれいにまとめられ過ぎていた感じがした

役者陣も有名所を使ってるわりに映画版より全て落ちる

ドラマ版の高橋英樹ではどうしても優しい雰囲気が勝ってしまって、侠客を気取っているが切れやすく、実際はその器でない鬼政と呼ばれる人物にはちょっと難しい気がした
やはり映画版仲代達也の極道さはすばらしい、まさにハマリ役、これに勝るのはなかなか大変なのでは?というか、今こういう極道をできる人はいるのか?

夏目雅子もブルーリボン賞をとっただけあって、観月ありさとは比べ物にならないいい演技をしている
特にラストのカチコミ前の鬼政とのやりとりは仲代達也の演技と相俟って涙なくしては見れない(ドラマでは手下が全員見送るという薄っぺらな感じだった)
有名になった「なめたらいかんぜよ!」の台詞もやっぱり夏目雅子の方が様になってる
原作にない台詞(原作ではこっそり盗むらしい)を、あの全く同じような演出でやらせるのは、まぁ話題作りもあるのだろうが、観月ありさに酷なのでは・・・

夏目雅子はちょうど「西遊記」を見ていた世代なんで三蔵法師役ばかりが印象に残っているが
改めて見るとほんまにいい役者である

当初彼女のヌードシーンはスタントを立てる予定で、彼女自身にその必要はなかったが、「他の出演者の女優さんが何人か脱いでいるのに、自分だけ脱がないのはおかしい。私も脱いで演技します」と本人は希望していた。そのため事務所の大反対を受けたが、説得に説得を重ね、本人がヌードになった。

というエピソードも、まさにこれぞプロ意識って感じ
脂が乗って来たときの病気、27歳での急逝はあまりにも惜しまれる

また、映画版はドラマ版より子供時代が長くとってあり、松江の子供時代を演じる仙道敦子もなかなかよい
この子供時代があるから大人になってからの松江がよくわかるんですよね
優しいだけの人間じゃないって・・・
つるとの一歩もひかない殴り合いシーンなんかもよかった

岩下志麻の鬼政嫁も当然ながらすばらしいし
(この人以上にヤクザの妻をできる人が今いるだろうか・・・)
刺青見せて鬼政を誘惑する敵対するヤクザの妻、夏木マリもよかった

ま、ほんま映画版は俳優陣がすべてハマリ役と言っていいほどいい

花子役には見栄え的に批判もあるようだが
山出し娘と言われる「つる」から生まれた子供だけにあんな感じが正しいと思う
器量も素行もよくないけど実の娘だからカワイイ
そういうことなんじゃないでしょうか
ドラマの宮本真希はちょっときれいすぎる

また、ドラマ版は鬼政より女たちにスポットを当てたとか書いてあったが
どう見ても映画版の方が女の情念みたいなのがよく描けている
特に歌とつる・その他の愛人の関係なんか映画の方をみないとよくわからない
ここでもテレビでは倫理的にどうとかいう枠があったのかもしれないけど、ドラマ版はメインに据えたものすらさっぱりできてないんだから話にならない

さらに、映画版はこういう雰囲気が大得意の五社英雄だけあってカメラワークもいいし、セットもこだわって作ってあり、雰囲気バツグン

これはちょっとやそっとじゃ超えられませんわ

まぁそんなわけで、ドラマ版はきれいなファンタジーを見たい人向け、映画版はリアルなホンモノを見たい人向けな感じ

当然、ホンモノにしかホンモノの感動はありません

映画版、みんな見ようね!

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