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2010年3月24日 (水)

連休移動法案の恐怖

この前テレビを見ていたら
国土交通省副大臣の清美ちゃんが
うれしそうに「連休移動法案」なるものを発表していた

これは「日本を5つの地域ブロックに分け、5月のゴールデンウィークと秋のシルバーウィークを、それぞれのブロック毎に入れ替えで連休を取る」というもの

ひとつの理由としては観光客を分散させての経済効果をうたっていたが
はっきり言って
そんなものはほんの一部の人にしか恩恵はない
それより多くの人への弊害の方が多い

例えば京都の場合、観光が主要産業のひとつであるので恩恵がありそうだが
実際はほとんどないと思われる
それは何故かというと
京都は春先から梅雨前、秋から年末は平日休日に関わらず常に宿がいっぱいなのである
ついでにいうと祇園祭や大文字等のイベントの前後も休日平日に関わらずいっぱいである
ゴールデンウィークがずれたとしても観光客数はほとんどかわらないだろう
また、京都では5月のゴールデンウィークにはお祭が多いが
これは観光客を呼ぶためというよりは
お祭りをする人間が休みをとれるからという部分が多い
つまりお祭りは地域の人のためのものであり、地域から出て仕事している人たちも集まれるゴールデンウィークがもっとも効率がいいので、そこでお祭りをしているのだ
ゴールデンウィークを移動することはこういった地域の祭文化の破壊にもつながる

また、
もうひとつの理由として「日本人は働き過ぎだから休んだ方がいい」というものがあったが
これもどうだろうか

日本中に会社がある大きな企業は分散して休むということはできないし
中小企業でも全国と取引があれば休めない
全国一斉に休むからこそ休めるという部分を全く考慮に入れてないように思われる
特に交代要員のいない中小企業は休みが全くとれないという状況に陥りかねない
まさに中小企業いじめの悪法である

それに連休が続けば続くほど観光産業の人たちは逆に休めない
特に僕みたいな自営業なんて僕が休み=店が休みだから
現在でもほぼ365日休みなしな状態である

だいたい日本人が働き過ぎというのも怪しいものだ
よくある記事はこんな感じ↓だが

「やっぱり日本人は働きすぎなのでは?――日本を含めた11カ国中、日本人の有給休暇平均取得率が最低であることが分かった。」→元記事

ここで気を付けないといけないのが
なぜ「日本人が働き過ぎ」と結論付けるのに休日でなく有給休暇を比べているのかということである
それはたぶん休日を比べると「日本人が働き過ぎ」と言えないからである

日本の祝日は年間15日なのだが
世界の国の休日数を見てみると、アメリカ10日、イギリス9日、ドイツ8日、フランス11日、イタリア12日、カナダ10日、ロシア18日、中国19日、韓国14日となっている。

ロシア、韓国、中国の祝日が多いのは、新年や旧正月などの祝日を3日から1週間と取っているからであり、日本でも正月三が日や年末、お盆という国民全体で休む日を祝日と考えると、日本は20日を超える祝日のある国になる

そして、経済協力開発機構(OECD)の調査によると

2005年(2006年以降は全加盟国のデータが出揃っていない)の日本の年間の平均労働時間は1775時間でアメリカ(1795時間)よりすでに短い
加盟国の中で、年間の平均労働時間が最も長い国は韓国(2354時間)であり、2位はギリシャ(2053時間)である
その他、チェコ(2002時間)、ポーランド(1994時間)、ハンガリー(1994時間)、トルコ(1918時間)、イタリア(1819時間)、メキシコ(1909時間)等々
進んでそうな北欧でもデンマーク(1564時間)、フィンランド(1666時間)、スゥエーデン(1607時間)で
最短オランダの(1375時間)にはとうてい及ばず似たり寄ったりである

決して日本人が働き過ぎとは言えないのである

だいたい日本はキリスト教圏ともともとの仕事に対する価値観が違う
キリスト教では神が与えた罰として労働があり、なるべく労働しないことがよいとされるが
日本では仕事を神が与えた技能、尊いものと考える
それゆえ働くことが美徳とされるのである

「日本人は働き過ぎだから休め」?
ほっといてくれって感じである

たしかに過労死等の問題はある
そのあたりは何らかの改善策をとる必要がある
しかし労働を奪った老人が生き甲斐がなくなりボケてしまう現状を見ると
日本人に労働は一生それなりに必要なのである
それが日本人の文化であり、価値観である
定年まで働いて、あとは遊んで暮らすという欧米的な生き方は日本人には合わないのである

韓国人や中国人が日本人より一生懸命働いている中で、「日本人は働き過ぎでもっと休まなければならない」という強迫観念で一生懸命休む日本人は滑稽でしかない
ヨーロッパの市場は中韓にかなり食われてしまっているが、そのあたりの原因のひとつはここらへんにあるのかもしれない

話しはだいぶ反れたが
とりあえず日本人は決して働き過ぎではないということである

さて、この日本に不利益ばかりが起こりそうなこの法案
何故、提出されたのだろうか
それには副大臣の清美ちゃんが社民党であることを考えるとよくわかる

社民党はもともと子供の日などを性イメージの固定化を計る男女差別の悪しき習慣の日としている他
天皇制にも反対してる関係上、みどりの日(昭和天皇誕生日)、秋分の日(秋季皇霊祭
)等の皇室に関する祝日をなくしたい意向があると思われる

見ての通り「祝日」という字は「祝う日」という意味で
その日その日にそれぞれ意味があって祝うのである
それを何の関係もなく移動することはまさしく文化破壊である

基本、社民の人たちは古い制度や文化・習慣を悪習としてなくしたい人たちであり
ある意味、趣旨一貫しているとも言えるのではあるが
この案に官僚や民主も賛成というのがわけわからん
まぁ結局、文化や伝統をある程度でも守ろうっていう人がもう中央にはいないのかもしれない

そして、悪法なのはハッピーマンデーにしても同じことである
ハッピーマンデーで連休が増えると言うが、実際は木曜日や火曜日にひとつ置きで休みがある方が、有給休暇をとって連休にして休みやすいのではないだろうか?
また、教師としては月曜日の授業ばかりぬけて、結局、補習しなければならないなど、弊害の方が目立つ
一応、文化的破壊の少ない祝日を選んであるようだが
今すぐにでもやめてほしいものである

結論
この連休移動法案は日本の経済活動を低下させ、国力を削ぎ、文化を破壊する、日本沈没法案である
ちゅーことですわ

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コメント

どうやら今回の法案で「ハッピーマンデー制度」は廃止する方向らしいですね
こちらには賛成です

投稿: 万物創造房店主 | 2010年3月24日 (水) 午後 05時24分

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